旅行の計画を立てる際、格安航空券を見つけることは大きな魅力です。今回、Googleフライトで東京から札幌への直行便を検索したところ、Kiwi.comを通じた購入が正規料金よりも安いことが分かりました。しかし、その安さ故に少し不安を感じました。Kiwi.comがなぜ航空会社の正規料金よりも安い価格を提供できるのか、そしてそのメカニズムについても触れながら、その体験をレビューします。
1. Kiwi.comとは?
Kiwi.comはチェコ共和国に本拠を置くオンライン旅行代理店で、複数の航空会社や交通手段を組み合わせて最適な旅行プランを提供することを掲げています。独自の検索アルゴリズムを駆使し、世界中のフライトを比較して最安値を提供することが特徴です。
2. なぜ正規料金より安いのか?
Kiwi.comが正規料金よりも安い価格を提供できる理由は、旅行代理店として航空会社からまとめてチケットを購入し、割引価格で提供することが可能だからだと考えられます。これにより、航空会社の公式サイトでは見つけられない特別料金が提示されることがあります。また、余った座席を安く提供することもあるため、結果的に非常に安い価格での販売が実現しています。
3. 予約プロセス
今回実際に筆者自身Kiwiを使用して航空券の予約をしてみました。Googleフライトで希望の航空券を検索したところ、Kiwi.comが提示する価格が他のサイトよりも安かったため、これを選択した形となります。
予約自体はシンプルで、サイトの指示に従って進むだけで完了しました。しかし、予約の過程で何度も保険オプションの購入を促され、そのたびに不安を煽るような書き方がされており、これには少々不安を感じました。特に旅行予約に慣れていない人にとっては、思わず必要のないオプションを購入してしまい、結果的に正規料金より高くなる可能性があります。
4. 航空券発券までの流れ
Kiwi.comを含む旅行代理店経由でのフライト予約では、購入後ただちに航空券が発行されるわけではありません。というのも、購入を受けて初めて代理店側でフライト照会が行われ、準備が整ってからやっと航空券(予約照会番号)が発行される、という2段階ステップを取るためです。今回は予約完了後およそ3時間程度で予約照会番号が発行され、無事航空会社側の予約システムでも認識されておりましたが、渡航日までの余裕が無い場合はこの2段階ステップによって生じるラグに対して不安を感じることになるかもしれませんね。
また予約変更やキャンセルの際の対応が遅いという評判もあり、これは利用者にとって大きなデメリットとなります。これはやむを得ない話ですが、旅行代理店を通している以上、例え航空会社側の原因によってトラブルが生じたとしても、やりとりは全て代理店を通して行わなければなりません。多くのレビューで、返金手続きやカスタマーサポートの対応に時間がかかるとの報告があるので、万が一の際のリスクについては覚悟した方が良いかもしれません。フライト当日に変更やキャンセルが発生した場合、Kiwi.comのカスタマーサポートが迅速に対応してくれるかどうかは、今回の体験では検証できませんでした。
6. 長所と短所
さて、実体験を元にKiwi.comの主な長所をまとめると、概ね以下のような点が挙げられます:
低価格
多様なフライトオプション
一方、短所としては:
カスタマーサポートの対応が遅いことがある
返金や変更手続きが煩雑
保険オプションの勧誘が過剰
特に保険オプションについては、不必要なオプションを購入しないよう注意が必要です。予約慣れしていない人は、不安を煽る書き方に惑わされ、結果的に正規料金よりも高額な航空券を購入してしまう可能性があるので、要注意。
結論
Kiwi.comは、予算を抑えたい旅行者にとって魅力的な選択肢です。特に、予約に問題が発生しない場合は、その安さと利便性を享受できます。しかし、フライトの変更やキャンセルが予想される場合は、他の信頼性の高い予約サイトを検討する方が無難かもしれません。
旅行計画の際には、価格だけでなくサポートの質も重要な要素となるため、利用者のレビューを参考にしながら慎重に選ぶことをお勧めします。
追記(2024年6月19日):これから代理店航空券を予約する方は必ずお読みください!
その後も繰り返し代理店航空券を利用していたところ、とある条件下で致命的なトラブルが発生することが発覚しました。下記の記事で詳細を解説しておりますので、合わせてご確認頂くよう宜しくお願い致します。
↓格安航空券予約前に必ずお読みください!
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