スペインといえば、美味しい生ハムが有名です。そして、その本場であるバルセロナ空港には、生ハムを手軽に購入できる「生ハム自販機」が設置されているのをご存じでしょうか？この記事では、そのユニークな自販機について、実際にどんな商品が売られているのか、どんな味がするのか、そしてお値段はどのくらいなのかを徹底解説します。バルセロナでのトランジットや旅行の際に、スペインの味を手軽に楽しみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
バルセロナ空港について
バルセロナの玄関口となるバルセロナ＝エル・プラット空港は、スペイン国内外から多くの観光客が訪れる主要な空港です。特に、国際線の利用が多いTerminal 1は、多彩なショップや飲食店が立ち並び、トランジット中でも楽しめる施設が充実しています。その中でも特に注目を集めているのが「生ハム自販機」です。この自販機は、スペイングルメの代表格である生ハムを、旅行者が気軽に購入できる便利なスポットとして人気です。
Terminal 1内ゲートE付近に鎮座する生ハム自販機
さて、この度バルセロナ空港でのトランジット時間を活用して空港内を歩いていると、Terminal 1内、ゲートEエリアで生ハム自販機を発見しました。
スタイリッシュなデザインの自販機が目に飛び込んできます。通常の自動販売機とは一味違い、高級感漂うパッケージがずらりと並んでおり、観光客やグルメ好きにはたまらない光景。深夜トランジットの場合、飲食店もほとんど閉まっており非常に寂しい空間が広がっていますが、生ハム自販機は安心の24時間営業。ゴーストタウンのような空港内を滾々と照らしてくれています。
なんちゃって生ハムから本格ハムまで幅広い品ぞろえ
自販機で購入できる商品は多岐にわたります。まず、手軽に楽しめる生ハム入りサンドイッチや、生ハム＆オリーブの缶詰など、軽食としてぴったりなものが揃っています。さらに、スペインの定番グルメであるチョリソーもあります。そして、目を引くのが、25ユーロもする高級ハモン・イベリコです。成城石井のハモンセラーノとは比較にならないほど高いですね。これらの商品は、単なるおやつや軽食というよりも、本格的なスペインの味わいを堪能できるものばかり。
ハモン・イベリコ・チップスとスモーク・ドライ・ビーフを購入
筆者も、せっかくなら高級なハモン・イベリコ（100%）を食べてみたかったのですが、正直25ユーロという値段には少し躊躇してしまいました。そのため、今回はもう少し手が届きやすい「ハモン・イベリコ・チップス」と「スモーク・ドライ・ビーフ」を選んでみました。どちらもユニークで、ちょっとしたおつまみや、機内での軽食にぴったりです。
まず試したのはハモン・イベリコ・チップス。値段は2.5ユーロ、と格安なアイテム。見た目は普通のポテトチップスと変わりませんが、食べてみるとその違いは一目瞭然。イベリコ豚特有の濃厚な旨味がしっかりと染みついており、まさに「超高級ポテチ」といえる味わいです。塩味も強く、疲れた体に染み渡ります。旅の途中に食べるには最適で、一度食べたら止まらなくなる美味しさでした。
次に試したのはスモーク・ドライ・ビーフです。こちらは9.8ユーロで、生ハムの中では格安な一品。これは予想以上に美味しく、特にそのサシの入り方が特徴的でした。すき焼きのような、柔らかくジューシーな食感があり、少し血生臭さも感じるのが逆に良いアクセントとなっています。この独特のコクと風味は、ただのスナックを超えた、本格的なグルメ体験といえるでしょう。手が止まらない美味しさで、あっという間に食べ切ってしまいました。
生ハム自販機の利用方法
ちなみに生ハム自販機はクレジットカードか、ユーロ硬貨を使用して利用することが可能です。タッチ決済にも対応しているので、対応カードを持っている場合はよりスムーズに購入することができます。スペイン旅行で余ったお金で、最後に旅の思い出として生ハムを買うのも有りかもしれませんね（なお、生ハムなどの肉製品は無許可で日本に持ち込めないのでご注意を！）
いかがでしたでしょうか？
バルセロナ空港の生ハム自販機は、トランジットや待ち時間中にスペインの味を手軽に楽しめる素晴らしい選択肢です。生ハムやスペインの伝統的な食材を自販機で手軽に購入できる体験は、他の空港ではなかなか味わえないユニークなものです。次回バルセロナを訪れる際には、ぜひ一度この自販機を試してみて、スペインのグルメを堪能してみてください。
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