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本物のハリーポッターの家?ロンドン郊外に実在する「ダーズリー家」撮影地を実際に訪ねてみた

ハリポタファンでなくても誰もが知る、「ダーズリー家」のリアルな姿を見に行ってきました

ハリー・ポッター」シリーズの映画に登場する「ダーズリー家」といえば、ハリーが幼少期を過ごした不幸な家として、ファンの間で印象深い場所です。物語の中で、ハリーはこの家の階段下の物置で生活を強いられ、日々虐げられていました。しかし、そんな物語の舞台が、実はロンドン郊外の一軒家として現実に存在しているのをご存じでしょうか?

今回は、そのロンドン郊外にある実在の「ダーズリー家」を実際に訪問してきましたので、その現在の様子をご紹介したいと思います。

実在するダーズリー家

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映画の中で「4番地プリベット・ドライブ」に立地する一軒家として設定されたダーズリー家は、実際にはロンドン中心部から車で1時間ほど離れた郊外の町「Martins Heron」に位置しています。このエリアは典型的なベッドタウンで、落ち着いた住宅街が広がっています。「ハリー・ポッター・スタジオ」で展示されるダーズリー家のセットは、あくまで屋内の撮影用のもので、実際に映画の第1作目で登場したダーズリー家の外観は、この実在する一軒家のものでした。

ただ、この家は観光地ではなくあくまで一般的な住宅街の中の一軒家。ネット上でもすでに多くの情報が公開されているものの、この記事では念のためプライバシーの観点から詳細な住所は伏せさせていただきます。

映画の世界へ一歩足を踏み入れる

東京のワーナーブラザーズハリーポッタースタジオツアーにて

豊島園のハリーポッタースタジオが出来上がった当初は、近所の家屋と馴染んだダーズリー家のセットが「普通の民家すぎる」と話題になりましたが、この点は実在のダーズリー家も同様。Martins Heronに到着すると、周囲は静かな住宅街が広がり、まさに「普通すぎる」雰囲気が漂っています。

Martins Heronの様子

車を近くのパーキングに停め、徒歩で目的の家へ向かいました。整然とした通りには、一見どこにでもありそうな一軒家が並んでおり、これがあの有名なダーズリー家の撮影地なのかと少し不思議な気分になります。

民家が並ぶ、ごく普通のロンドンの郊外

目的地に到着し、ついにその「ダーズリー家」とご対面。目の前には車やコンテナが置かれ、今やすっかり生活感が溢れていましたが、家の構造や窓の配置、そして周辺の景観からも、間違いなく映画で見たあのダーズリー家だと実感しました。映画のシーンを思い出しながら、その家を眺めると、まるでハリーが今でもこの家で生活しているかのような錯覚に陥ります。

ダーズリー家に到着!映画のシーンと見比べても完全一致しました。

もちろん中には入ることはできませんが、この2階の部屋にロンの車が突っ込んできたのか~等と、映画のシーンをあれこれ想像するだけでテンションが上がってきます。「ハリポタ生誕の地」などといった石碑が建っていることを想像して訪ねると面食らうほどに普通の町並みでしたが、それでもハリポタファンとしては十分な聖地であると言えますね。

映画撮影の様子

ちなみに映画の撮影時には、この家の所有者や近隣住民に対して協力費が支払われていたとのことです。その当時、映画がこれほどまでに世界的な成功を収めるとは、誰も予想していなかったのではないでしょうか。映画公開後、この静かな住宅街が一躍脚光を浴びることになり、ファンが訪れるスポットになったことで、地元の住民たちも少なからず驚いたに違いありません。

さらに興味深いのは、この家が2003年に競売に掛けられた際、売主の希望落札価格が約25万ポンド(約5000万円)だったという点です。現在の物価や不動産価格を考慮すると、東京都内で同様の価格帯で一戸建てを購入することはかなり難しくなっていますよね。ロンドン郊外の二階建て住宅、それも「ハリー・ポッターの家」というプレミアム価値がついた物件が約5000万円で購入できたというのは、非常にお得だったのではないでしょうか。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は、ロンドン郊外に実在する「ダーズリー家」を訪ね、その雰囲気をお伝えしました。しかし、ここは観光地ではなく、あくまで一般の住宅地です。訪問の際は、周囲の住民に迷惑をかけないよう、静かに、そして礼儀正しく行動することが求められます。映画の舞台を実際に目の当たりにする感動を味わいつつ、現地の雰囲気を大切にしながら、訪問を楽しんでみて下さい。

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