ディズニーリゾートといえば、東京ディズニーランドやディズニーシーが思い浮かびますが、アジアには他にも、ディズニーファンにとって見逃せない楽園があります。その一つが中国・上海にある「上海ディズニーランド」です。特に、女子旅で日帰り旅行を計画している方には、上海ディズニーがぴったり。今回は、日帰りでも満喫できる上海ディズニーランドの魅力や、効率よく楽しむためのコツをご紹介します。
※中国へ渡航するためにはビザなどの要件を満たす必要があります。記事後半で詳しく触れているので、ランドの予約前に必ずチェックをしましょう!
上海ディズニーランドの基本情報
2016年にオープンした上海ディズニーランドは、アジアでは3つ目、世界では6番目のディズニーパークです。その広大な敷地には7つのテーマランドがあり、上海ならではのオリジナルアトラクションが充実しています。さらに2023年12月20日には、最新エリア「ズートピア・ランド」がオープンし、一層話題を集めています。このエリアでは、映画『ズートピア』の世界がそのまま再現されており、大小さまざまな動物たちが暮らす街を、自分も住民の一員になったかのように体感できます。
日帰りプランのポイント
そんな上海ディズニーランドを日帰りで楽しむなら、効率的な計画がカギです。まず、日本から上海までのフライトは約3〜4時間。時差はわずか1時間のため、朝早く出発し夜遅くに戻るスケジュール、もしくは前日深夜に出発したり、翌日早朝に帰ってくるようなスケジュールで丸一日遊ぶことができます。上海浦東国際空港からディズニーランドまでは、タクシーで30分ほど。電車も利用できますが、時間のロスを避けるためにも少々高くてもタクシーの利用がおすすめです。
人気アトラクションと効率的な回り方
上海ディズニーランドならではのオリジナルアトラクションは、日帰りでも外せません。まずは「トロン・ライトサイクル・パワーラン」。未来的なバイクに乗り込み、前傾姿勢で光とスピード感溢れる世界を駆け抜ける体験はここでしか味わえません。次に「パイレーツ・オブ・カリビアン:バトル・フォー・ザ・サンケン・トレジャー」。3D技術とリアルな映像が融合した迫力満点のアトラクションで、海賊たちの冒険を体感できます。
これらのアトラクションは混雑しがちで、2時間以上の待ち時間を要することも珍しくありませんが、1日の最初に並ぶのがベストかというと、決してそうではありません。効率よく楽しむためには、実はあえて1日の最後に回るのがポイントです。
上海ディズニーでは、夜には世界最大のディズニーキャッスルである「エンチャンテッド・ストーリーブック・キャッスル」を舞台に、プロジェクションマッピングとイルミネーションショーが2回行われます。1回目は19時台、2回目は21時台と、全く同じ内容が繰り返されます。そのため19時台のショーを見た後、第2部のショーが始まるタイミングで「トロン」などの人気アトラクションに向かえば、通常よりも3~5分の1程度の待ち時間でライドできることがあります。ナイトショーを楽しみつつ、混雑を避ける賢い回り方です。
ちなみに「エンチャンテッド・ストーリーブック・キャッスル」は、高さ60mを誇る世界最大のディズニーキャッスル。どの角度から撮っても絵になります。昼の姿はもちろん、夜のライトアップも見逃せません。
ズートピア・ランドの見どころ
最新エリア「ズートピア・ランド」は、まるで映画の中に入り込んだような感覚を味わえるスポットです。ジュディ・ホップスやニック・ワイルドが活躍する街の賑やかさを体感できるだけでなく、ズートピアの住民たちとの交流も楽しめます。映画ファンにはたまらないディテールが随所に散りばめられており、写真映えするスポットもたくさん。女子旅のインスタ映えポイントとしても押さえておきたいエリアです。
ちなみに、ズートピア・ランドへの入場も長蛇の列で、1時間以上の待ち時間は要覚悟。加えて、エリア内の大人気アトラクション、ホット・パースートに乗るためにはさらに90分程度の待ち時間が掛かることになるので、時間には余裕をもって挑みましょう。こちらも夜のショーの時間帯の訪問が穴場です。
上海ディズニーランドをさらに楽しむために
上海ディズニーランドは世界でも最も新しいディズニーパークの一つで、そのため混雑度も高いです。特に週末や祝日は、東京ディズニーリゾート以上に混雑することもあるため、平日に訪れるのがベターです。また、お金に余裕があれば「ディズニー・プレミアム・アクセス(DPA)」を購入するのもおすすめです。DPAを使えば、人気アトラクションの待ち時間を大幅に短縮でき、限られた時間で多くのアトラクションを楽しむことが可能です。
中国ビザ情報と裏技:トランジット特例
ところで、上海ディズニーランドに訪れる際には、中国のビザ情報も把握しておくことが重要です。コロナ禍以降、通常観光で中国に入国する場合、ビザが必要となりました。しかし、上海を含む一部の都市では、「144時間以内のトランジット滞在」が可能な特例があります。
この制度を利用すれば、第三国への乗り継ぎが条件ですが、事前にビザを取得せずに最大144時間まで上海に滞在できます。例えば、日本から上海経由で東南アジアやヨーロッパなどの第三国に向かう場合、この制度を活用して日帰りや1泊の上海観光が可能です。手続きは到着時に空港で行われるため、事前の準備は不要ですが、フライト搭乗拒否や入国拒否、長時間待機等といったトラブルを防ぐため、事前に対象条件を確認しておくと安心です。
ちなみに日帰り旅の場合は、事実上、第三国へ渡航するためのトランジット滞在として上海へ入域するのは困難なので、素直にビザをとった方が良さそうですね。
いかがでしたでしょうか?
上海ディズニーランドは、東京ディズニーランドとは一味違う新鮮な魅力が詰まった楽園です。日帰りでもしっかり楽しめるので、短い時間でもディズニーを満喫したい方におすすめです。さらに、ビザ不要のトランジット特例をうまく利用すれば、気軽に訪れることが可能です。次回の女子旅には、ぜひ上海ディズニーランドを候補に入れてみてください。今後はさらに詳しいアトラクション攻略や、人気グッズの情報をお届けしますので、お楽しみに!
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