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JAL「どこかにマイル」ってお得?ハズレばかりって本当?当たりを引くための5つのコツ・裏技をご紹介【マイレージ攻略法】

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JALマイレージプログラムを利用している方なら、一度は耳にしたことがあるであろう「どこかにマイル」。この魅力的なサービスは、少ないマイル数で国内線の航空券を手に入れられる可能性があるため、多くの旅行好きの間で話題となっている一方で、同時に「ハズレばかりで使えない」という声も上がっています。果たして、「どこかにマイル」は本当にお得なのでしょうか?また、良い結果を引き当てるコツはあるのでしょうか?本記事では、「どこかにマイル」の仕組みを詳しく解説するとともに、当たりを引くための5つのコツをご紹介します。

どこかにマイルとは

「どこかにマイル」は、JALが提供する特別なマイレージサービスです。通常、特定の目的地へのフライトに必要なマイル数よりも少ないマイル数(7000マイル均一)で、4つの候補地のうちの1つへのフライトをランダムに獲得できるというものです。要するに、通常なら往復20,000マイル以上必要な目的地でも、7,000マイルで往復航空券を手に入れられる可能性があるのです(以前は6,000マイルで利用できましたが、最近7,000マイルに変更されました)。

www.jal.co.jp

このサービスの魅力は、何と言ってもその「意外性」にあります。4つのうちどの候補地の航空券に決定するのかは、渡航直前までわかりません(予約から概ね3日以内に決定連絡が届きます)。自分では選ばなかったかもしれない目的地に行くことで、新たな発見や経験ができる可能性が高まります。また、普段よりもリーズナブルに旅行を楽しめるという点も、多くの利用者を惹きつける要因となっています。

どこかにマイルに関する噂

そんな「どこかにマイル」について、さまざまなネガティブな噂が飛び交っています。特に多いのが、「ハズレばかりで使えない」というもの。確かに、希望する人気の観光地に当たる確率は決して高くありません。実際に、沖縄や奄美などの人気渡航先に対して、知名度の低いマイナー都市の空港はハズレと見なされて敬遠される傾向があります。しかし、これは本当に「ハズレ」と言えるのでしょうか?

確かに、比較的地味な候補地ばかりが表示されるどこかにマイル

実際のところ、「ハズレ」と言われる目的地にも、それぞれ独自の魅力があります。例えば、羽田、名古屋、大阪といった大都市は、どこかにマイルを利用しなくても元々少ないマイレージで利用できる便が多いため、「どこかにマイル」の対象として好まれにくい傾向にあります。しかし、これらの都市には豊富な観光資源や美味しいグルメがあり、週末の小旅行には最適です。

また高松や岡山など、一見「パッとしない」と思われがちな中四国の地方空港も「ハズレ」扱いされることがありますが、これらの地域には隠れた名所や美しい自然が数多く存在します。普段自ら航空券を買ってまで行こうと思わない場所だからこそ、この機会に訪れてみると新たな発見があるかもしれませんよね。

つまり考え方次第ですが、「どこかにマイル」で当たる目的地に「ハズレ」は存在しないと言っても過言ではありません。むしろ、予想外の場所に行けることこそが、このサービスの醍醐味なのです。

前回私が利用した際には、最終的に札幌(新千歳)に決まりました。
札幌はもともとよく行く渡航先だったので、敢えて電車で少し遠出をして小樽観光をすることにしました。

実はノープランで予約しても当たり渡航先は中々出てこない

そうは言っても、やはりせっかく利用するなら人気渡航先に行きたい!と思うのが人間の性(さが)。であれば、どうすればお目当ての渡航先を引くことができるか、アルゴリズムを知りたいですよね。

多くの人が「どこかにマイル」を利用する際、特に計画を立てずにランダムに日程を選んで申し込むことがあります。しかし、このような方法では、希望する渡航先に当たる確率は決して高くありません。なぜなら、「どこかにマイル」には、ある程度の仕組みがあるからです。

どこかにマイルの仕組み・・就航便と空席の関係

基本的に、このサービスで提示される目的地は、その時点で空席がある路線に限られます。つまり、人気の観光地や繁忙期の便は、そもそも候補として出てこない可能性が高いのです。

また、希望する出発・到着時刻によっては、そもそも運行便がない場合もあります。例えば、早朝や深夜の時間帯を指定すると、多くの路線が候補から外れてしまいます。

これらの仕組みを理解した上で、以下の5つのコツを活用することで、より満足度の高い「どこかにマイル」の利用が可能になります。

当たりを引くための5つのコツ

それでは、本題に入りましょう。これまでの話を踏まえて、一般的に「あたり」とされる渡航先を引くためにはどうすれば良いのか、いくつか攻略法を紹介します!

1. ハイシーズンは避ける

ゴールデンウィークやお盆、年末年始などのハイシーズンは、多くの路線で満席になりやすいため、「どこかにマイル」の対象となりにくくなります。そのため、普段以上にマイナー都市の空港ばかりがサジェストされる傾向に。代わりに、オフシーズンや平日を選ぶことで、より多くの選択肢が得られる可能性が高まります。

2. 時間設定はフレキシブルに

希望出発・到着時間を設定することで、選択肢が限られてします場合があります。時間帯をある程度幅広く設定することで、より多くの路線が候補として表示される可能性が高まります。特にこだわりがない場合は、「時間指定なし」で検索するのがおすすめです。

3. 目当ての路線の運行時間を調べてピンポイントで時間帯設定をする

逆に、特定の目的地を狙いたい場合は、その路線の運行時間を事前に調べて、ピンポイントで時間指定をするというのが上級者向けの攻略法。例えば、沖縄行きの便を狙う場合、沖縄行きの便が多く運航されている時間帯を集中的に指定することで、的中率が上がる可能性があります。

4. 何度も再検索をする

「どこかにマイル」の結果は、検索するたびに変わります。空席状況は刻々と変化するため、同じ条件でも時間を置いて再検索すると、異なる結果が出ることがあります。粘り強く何度も検索することで、希望の目的地に当たる確率が高まります。

同じ条件を使用して再検索をすることで、より良い候補地が表示される可能性があります。

5. どこに決まっても、全力で楽しむ

最後に、そして最も重要なのが、どこに決まっても全力で楽しむ心構えを持つことです。「どこかにマイル」の醍醐味は、予想外の場所で新たな発見をすることにあります。たとえ最初は「ハズレ」だと感じても、その土地ならではの魅力を探す努力をすることで、思いがけない素晴らしい経験ができるかもしれません。

その他の注意点

その他にも、どこかにマイルを利用する際にはいくつか注意点があります。例えば、時間指定をしない場合、往路便が遅い時間に、或いは復路便が早い時間に決まってしまい、現地滞在時間が思った以上に短くなってしまうケースも。一応、どこかにマイルのアルゴリズム上、最低6時間以上の現地滞在時間は確保してもらえるようになっていますが、空港から市街地まで距離があるような場所だと、ほとんど行って帰って終わりの旅になってしまう可能性があります。

また、どこかにマイルでは4つの候補地の中から渡航先がランダムで決まる、という性質上、いくら工夫をしてもお目当ての渡航先に行けない可能性があります。やはり一番大切なのは当たり・はずれの意識を持たず、どの渡航先に決まっても全力で楽しむことだと思います。

沖縄や奄美が候補地に入っているから当たりだ!と安心は禁物。このままだと大阪行きになってしまうかもしれません。
「どこに行きたいか」ではなく、「どこに行きたくないか」で検討するのも有効な手段かもしれません。

まとめ

JALの「どこかにマイル」は、確かに希望通りの目的地に当たる保証はありません。しかし、それは決して「ハズレ」ではなく、新たな発見の機会と捉えるべきです。本記事で紹介した5つのコツを活用することで、より満足度の高い「どこかにマイル」の利用が可能になるでしょう。

「どこかにマイル」は、単なる格安航空券の獲得手段ではありません。それは、予想外の場所で新たな発見をし、自分の視野を広げる貴重な機会なのです。「どこかにマイル」を利用する際は、どんな目的地に当たっても、その土地の魅力を最大限に楽しむ心構えを持って臨んでみてください!

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