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【台南宿泊】ガジュマルが貫くレトロ宿「神榕一四七」〜台南旅行はここ一択の理由〜

今回宿泊した神榕一四七

 

台南旅行を計画する際、どこに宿泊するかは旅の成功を左右する重要な選択です。数ある宿の中から今回私が選んだのは、台南の中心地・神農街にある「神榕一四七(シェンロンイーシーチー)」でした。この選択が、台南滞在をどれほど特別なものにしたか、宿泊体験レポートを綴りたいと思います。

神農街という旅の拠点

台南随一のお洒落ロード、神農街

今回宿泊した「神榕一四七」の最大の魅力のひとつは、その立地にあります。台南の歴史的中心部「神農街」は、台南を代表する観光スポットのひとつ。300年以上の歴史を持つこの通りは、かつて漢方薬の販売で栄えた場所で、現在は古い薬局や茶芸館、カフェ、骨董品店、雑貨店などが軒を連ねる、台南随一のフォトジェニックなエリアです。

夜は特に観光客で盛り上がる

日中は古い建物や伝統的な店構えを楽しむ観光客で賑わい、夕暮れ時から夜にかけては、赤い提灯の灯りが街を幻想的に照らし出します。その神農街の中心に位置する「神榕一四七」は、台南観光の拠点として、これ以上ない立地と言えます。部屋を一歩出れば、すぐに台南の歴史と文化が息づく街並みに溶け込むことができます。

建物を貫く神秘のガジュマル

まるでツリーハウスかのような感覚になる、大きなガジュマルの木

「神榕一四七」の名前の由来は、「神榕(神聖なガジュマル)」と住所の番地「147号」から来ています。そして、この名前通り、宿の最大の特徴は建物を縦に貫く一本の巨大なガジュマルの木です。

台湾では「榕樹(ロンシュ)」と呼ばれるガジュマルは、霊力を持つとされる神聖な木。その神聖な木が建物の中心を貫いている姿は、まるで宮崎駿のアニメに出てくるような幻想的な光景です。部屋に向かうため急な階段を上り下りするたびに、このガジュマルと挨拶を交わすような体験は、「神榕一四七」ならではの特別な思い出となりました。

階段を昇り降りする度に、申請なガジュマルパワーを浴びれます

建物と自然が共存するこの不思議な空間は、台南の長い歴史と人々の知恵、自然との共生を象徴しているようで、単なる宿泊施設以上の深い印象を残してくれます。

情緒あふれる部屋と窓の外の風景

さて、今回私が宿泊したのはクワドリプルルーム。ダブルベッドが2つ並ぶ広々とした部屋は、4人でも十分な余裕があります。室内は台湾らしいレトロな家具が配置され、どこか懐かしさを感じる温かみのある空間です。

そして何より素晴らしいのは、窓を開けた時の景色。目の前には神農街の古い建物や行き交う人々、真向かいには「府城盤古藥皇廟神佛壇」という寺院が見え、まさに台南の街に溶け込んだ体験ができます。夜になると窓から漏れる赤い灯りや賑やかな人々の声が、旅の高揚感をさらに高めてくれます。

ゲストハウスの目の前の小さなお寺は、夜になると独特の活気に満ちていました

清潔なシャワールームやアメニティも整っており、古い建物ながらも快適に過ごせる工夫がなされています。台南の歴史的な雰囲気を味わいながらも、現代的な快適さを両立しているのです。

内装も全体的にレトロでお洒落

心に残るホスピタリティ

レセプションロビーにて。階段が急だから気をつけてね、古民家だからお湯が出るのに時間がかかるよ、などといった情報を日本語メモで丁寧に案内してくれました

「神榕一四七」の魅力は、建物や立地だけではありません。オーナーさんの温かいおもてなしも、旅の思い出として強く心に残りました。

少し日本語も理解されるオーナーさんは、ゲストハウスや周辺エリアの魅力を伝えようとさまざまな情報を教えてくれるだけでなく、何気ない会話から私たちの好みを察し、思いがけず手土産を用意してくださったりと、心のこもった対応が印象的でした。

「神榕一四七」での滞在は、単に便利で快適という次元を超え、人との出会いを通じて台南という街の温かさも感じられる、心豊かな体験となりました。

台南旅行で「神榕一四七」が一択である理由

台南には様々な宿泊施設がありますが、「神榕一四七」は群を抜いて特別だと思います。絶好のロケーション、建物を貫くガジュマルという唯一無二の空間、レトロで味わいのある内装と窓から眺める神農街の風景、そしてオーナーさんの親切な対応による心温まる体験。これらすべてが揃う宿はそうそうありません。さらに、観光エリアへのアクセスの良さ、部屋の広さ、設備の充実度を考えると、コストパフォーマンスも非常に高いです。

まとめ:台南の魂に触れる特別な滞在

「神榕一四七」での滞在は、単なる「泊まる」体験ではなく、台南という街の歴史、文化、自然、そして人々の温かさに直接触れる貴重な経験となります。台南を訪れるなら、この特別な宿での滞在を強くお勧めします。

私自身、次回台南を訪れる際にも、迷うことなく「神榕一四七」を選ぶと思います。建物を貫くガジュマルの木と再会し、窓から見える神農街の夜景を眺め、オーナーさんと再び言葉を交わす日を、今から楽しみにしています。

台南旅行を計画中の方、「神榕一四七」での滞在が、きっと台南の思い出をより一層特別なものにしてくれるはずです。

物件情報

  • 電話:06-2208147
  • 住所:台南市中西区神農街147号

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