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アナキン・スカイウォーカーの家「Ksar Hadada」 - 南チュニジアのベルベル要塞ホテルで寝泊まりしてみた①準備編

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チュニジア南部の名物として知られる、美しい要塞建築「クサール(Ksar)」。これらのベルベル人が築いた伝統的な要塞型穀倉庫は、もともと穀物の貯蔵と外敵からの防御を目的として山間部に建設されたものです。現在では多くが廃墟となっていますが、なんと一部のクサールはホテルとして開放されており、実際に宿泊することができるのです!

特にスター・ウォーズファンにとっては堪らない話で、映画のロケ地として使われたクサールに泊まれば、まさにアナキン・スカイウォーカーパドメ・アミダラと同じ空間で夜を過ごすことができます。しかしスター・ウォーズファンだけでなく、地域の伝統文化や民族建築に興味がある旅行者にとっても、実際に現地の人々が何百年も前に築いた特徴的な住居の中で眠るという体験は、他では決して味わえない貴重なものです。

本記事では、実際の予約・宿泊体験を踏まえ、これからクサールへの宿泊をしてみたい、と考えている方々向けにレポートをお届けします。

予約の壁:オンラインでは見つからない幻の宿

さて、いざクサール宿泊を計画してみると、大きな問題に直面しました。ExpediaやBooking.comといった一般的な宿泊予約サイトを検索しても、クサールホテルは全くヒットしないのです。「泊まれるクサールがある」という情報は耳にしていたものの、どのOTAで探しても予約可能なクサールが見つからない…。

さらに調査を進めると、残念な現実が見えてきました。かつてはホテルとして営業していたクサールの多くが、政府の規制強化や経営難、設備の老朽化などを理由に営業を停止してしまっているのです。観光地として有名になったクサールでも、実際には宿泊客を受け入れていないケースが少なくありません。

直接予約で道は開けた

それでも諦めずに調べ続けたところ、現在でもいくつかのクサールが宿泊客を受け入れていることが判明しました。ただし、OTA(オンライン旅行代理店)を通した予約は不可能で、宿泊希望者はメールやWhatsAppで直接クサールの管理者とコンタクトを取る必要があります。まさに秘境の宿という感じですね。

ネットの海を探索し続けた末候補に上がった複数のクサール。それぞれに魅力があり、建築様式や立地、雰囲気も異なります。今回は車でのタイトな日程での旅行だったため、ルート上のアクセスの良さも重要な判断材料でした。

最終決定:アナキンの家「Ksar Hadada」

スターウォーズファンなら記憶に残っているかも?ドアの周りが白く縁どられた、特徴的なデザインのクサール。

様々な要素を比較検討した結果、最終的にKsar Hadadaに宿泊することを決定しました。決め手となったのは以下の点です:

料金の安さ: ハーフボード(朝食・夕食付き)で一人135TND(約7,000円)という破格の料金設定。この価格で伝統的なクサールに泊まり、地元料理まで楽しめるのは信じられないコストパフォーマンスです。

スター・ウォーズの聖地: 何といってもここは映画「スター・ウォーズ エピソード1」でアナキン・スカイウォーカーの家として撮影された場所。同行者がスター・ウォーズの大ファンだったこともあり、「せっかくなら映画ゆかりの場所に泊まろう」という結論に至りました。

立地とアクセス: ゴムラッセンエリアに立地し、メドニンとタタウィンをつなぐ中間地点ということも有り、前後の旅程を立てやすく他の観光地との周遊にも便利なでした。

予約はWhatsAppを通じてクサールと直接やり取りを行い、無事に宿泊の確約を取ることができました。現地の人とのやり取りはフランス語が中心で、翻訳アプリの助けも借りながらのコミュニケーションでしたが、とても親切に対応してくれました。

クサール宿泊の注意点とアドバイス

さて、クサールでの宿泊を検討している方に、事前に知っておいていただきたい重要なポイントがあります。

交通手段はレンタカーがおすすめ: クサールの多くは山間部や辺境の地に位置しており、公共交通機関でのアクセスは非常に限定的です。特に夕方以降はバスなどの運行が一切ない可能性が高いため、ツアーを利用せずクサール宿泊を計画するならレンタカーの利用をおすすめします。ちなみにチュニジアはかなりレンタカーフレンドリーな環境なので、海外運転の経験が浅い方でもそこまで気負いせずに利用できると思います。

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インフラの制約を理解する: クサールホテルは伝統的な建築物を活用しているため、現代的な設備には期待しすぎないことが大切です。エアコンが設置されていなかったり、あっても十分に機能しなかったりする場合があります。また、地域によっては水道水が塩分を含んでいてしょっぱく感じることもあります。

しかし、これらは「不便」ではなく「味わい」だと考えてください。何百年も前の建築技術で造られた空間で、当時の人々と同じような環境を体験できるのは、むしろ貴重な機会です。ガチのクサール体験を楽しむなら、これくらいの「スパルタン」な環境は覚悟の上で挑みましょう。

まとめ

次回は、実際にKsar Hadadaにチェックインしてからの様子を詳しくレポートします。アナキンの家の内部はどうなっているのか、食事はどんな感じなのか、そしてクサールで迎える夜はどれほど美しいのか…。お楽しみに!

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