自家用車で羽田空港を利用する人なら、きっと一度は経験したことがある駐車場争奪戦。併設駐車場の予約を取ろうと、朝10時にスマホやパソコンの前でスタンバイ。そして開始と同時にアクセスするも、ページが重くて繋がらない間に満車...。
この悪夢のようなシステム、まるで大阪万博のチケット予約のごとし。或いはそれ以上に苛烈な争奪戦が毎日繰り広げられている現状。でも、もしかしたらこの問題を解決する裏ワザがあるかもしれません。
今回は、そんな解決策となり得る「ハネスマ」という予約代行サービスについて紹介します。
羽田空港駐車場予約の現実
羽田空港の併設駐車場は、立地も料金も申し分ないため、多くの人が利用を希望しています。空港直結で便利ですし、民間駐車場のように重いスーツケースを引いて長距離歩く必要もありません。
しかし現実は厳しく、本当に空きが出ない状況が続いている模様。毎日午前10時の予約開始と同時に、全国の旅行者・出張者が一斉にアクセスし、一瞬で満車になるケースが多いのだとか。
特に土日を挟む日程は激戦で、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始に至ってはほぼ不可能なレベルと言われています。
最もつらいのは、平日の朝10時にパソコンの前にスタンバイできない人たち。会議中のサラリーマンや、通勤中の人は、10時になったことに気づいた時にはもう満車という現実が待っています。
また、民間駐車場という選択肢もありますが、これもなかなか一筋縄ではいきません。まず、空港から距離があることが多いです。重いスーツケースを持って、さらに子連れだったりすると移動だけで疲れてしまいますよね。結局タクシーを利用することになり、最初から併設駐車場を使った方が安かったという結果になることも。
節約のつもりが、かえって高くついてしまうパターンですね。
予約代行という解決策「ハネスマ」
そんな状況に対する解決策として、「ハネスマ」という羽田空港駐車場予約代行サービスがあります。
これは、利用者に代わって予約作業を行ってくれる代行サービス。平日の朝10時に予約作業ができない人や、何度チャレンジしても取れない人に代わって、ハネスマが代わりに予約を取ってくれるというシステムです。
予約成功率
そんなハネスマの気になる予約成功率ですが、通常予約（30日以上前）で9割近く、キャンセル待ち予約でも8割程度という驚異的な成功率だそうです。
個人で挑戦する場合の成功率は、体感的には1割程度ではないでしょうか。特に土日絡みの日程なら尚更です。それが9割というのは、もう別次元の話ですね。
後払いシステム
また個人的に注目したのが、完全成果報酬制を採用している点。他の代行サービスでは先に料金を支払い、取れなかった場合は返金という流れが一般的です。
しかしハネスマは予約が成功してから支払うシステム。利用者としては安心感がありますね。
利用方法と料金
使い方は比較的シンプルです。まず羽田空港駐車場の公式サイトで会員登録を行い、車のナンバーとクレジットカード情報を登録します。
次に、ハネスマのサイトで代行の申し込みを行います。30日以上前なら通常予約、それより短期間ならキャンセル待ち予約を選択します。代行費用は通常予約が4,000円、キャンセル待ちが5,000円です。
駐車期間が1週間でも2週間でも代行費用は変わらないのも特徴です。これは駐車場代金とは別に、予約代行に対して支払う手数料となります。
予約が成功すると連絡が来て、その時点で料金を支払う流れです。銀行振込も選択できるので、クレジットカードを使いたくない方にも対応しています。
セキュリティについて
利用ステップの中で気になるのが、羽田空港駐車場のIDとパスワードを提供する必要があるという点ですよね。
ただしハネスマの説明によると、システムが自動で処理するため人間が内容を見ることはなく、クレジットカード番号などの重要情報は見えない仕様になっているとのこと。予約完了後にはパスワード変更も推奨されており、セキュリティ面での配慮はされているようです。
注意点：対象はP2とP3のみ
そんなハネスマですが、利用に当たりちょっとした注意点も。というのも、このサービスが対応しているのは現状P2とP3駐車場のみとなっています。理由として、P1は予約自体ができない、P4はP3と近いため必要性が低い、P5は台数が少なすぎる（75台）ということが挙げられています。
P2とP3はそれぞれ500〜600台の駐車が可能で、既に多くの利用者のニーズに応えられると判断されているようです。とは言え、利用者目線では対象駐車場が多いに越したことはないので、今後の拡充に期待ですね。
まとめ - 代行サービスという現実的な選択肢
羽田空港駐車場の予約問題は、もう個人の努力だけでは解決が困難なレベルに達している実情。関東中の人たちが同時にアクセスする状況では、運ゲー要素が強すぎるのが現実です。そう考えると、ハネスマのような予約代行サービスは、とても現実的な選択肢となり得ると言えます。
もちろん、代行手数料に対する考え方や、個人情報を預けることへの不安は人それぞれ。時間とストレスを考えれば決して高くない代行費用かもしれませんが、そこは個人の価値観や状況次第だと思います。毎日10時にスマホで格闘して、結局取れずに終わるという日々からは確実に解放されそうですが、その価値をどう考えるかは人それぞれですね。
個人的には、今後こういう予約代行サービスが成田空港や関西国際空港でも展開してくれたら嬉しいなと思います。空港駐車場の予約問題って、きっと羽田だけの話ではないでしょうし、全国の空港利用者が同じような悩みを抱えているはず。
いずれにせよ、すぐ使う機会があるかどうかに関わらず、このような代行サービスがあることを知っておくと、今後の羽田空港利用時の選択肢が広がるのではないでしょうか。
参考：ハネスマ公式サイト https://haneda-smart.com/
※この記事は2025年9月時点の公開情報をもとに作成しています。サービス内容や料金は変更される可能性がありますので、利用を検討される際は公式サイトで最新情報をご確認ください。
