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桂林・陽朔で電動バイクを2日間レンタル①難易度や乗り心地は?70km走行した乗車体験記

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前回の記事では、中国の電動バイク(電動自行車)について、法律上無免許で乗れること、そして車両の種類や安心して借りるためのポイントを詳しく解説しました。

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今回は、実際に桂林・陽朔エリアで電動バイクをレンタルし、2日間で70~80kmほど走行した体験をレポートします。

なぜ電動バイク

私は中国旅行では普段、自転車を利用することが多いです。特にハローバイク(哈啰单车)のような乗り捨て型のシェアサイクルは、スマホアプリで簡単に利用でき、街中の移動に非常に便利です。

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しかし、今回訪れた陽朔エリアは状況が異なりました。

まず、陽朔周辺は起伏が多く、美しいカルスト地形が広がる一方で、坂道が至る所にあります。普通の自転車では体力的にかなり厳しい地形です。さらに、陽朔の観光エリアでは、大都市のような乗り捨て型レンタルサイクル網が十分に発達していませんでした。桂林市内にはシェアサイクルはあるものの、郊外の観光スポットまで行くと返却場所がなく、結局同じ場所に戻ってこなければならないのです。

これらの理由から、思い切って電動バイクを利用することにしました。電動バイクなら坂道も楽々で、航続距離も十分あり、2日間にわたる広範囲の観光に対応できると考えたのです。

陽朔西街のレンタルショップで手続き

レンタルショップは、陽朔の中心部である西街の近くにありました。ちゃきちゃきとしたおばちゃんと、メカニカルな作業を担当する爺さんが営むこじんまりとした店で、店先には数台の電動バイクが並んでいます。店主のおばちゃんは中国語と極めて簡単な英単語しか話せないため、ある程度の中国語力が必要です。とはいえ、ジェスチャーや翻訳アプリを駆使すれば、なんとかコミュニケーションは取れるでしょう。

私は2日間にわたって合計70~80kmほど走りたい旨を伝えました。目的地として遇龍河(ユーロン河)の上流エリアや、周辺の村落を巡る予定であることを説明すると、おばちゃんは「それならこのバイクで十分だよ」と、店内から一台を選んでくれました。

車両の説明と動作確認

こちらが私の旅の相棒として選ばれた電動バイク

爺さんが選んだバイクを店の前に出し、丁寧に動作確認をしてくれました。おばちゃんが操作説明を担当し、右手のグリップを回すとアクセルになること、左手のレバーがブレーキであること、ライトのスイッチの位置などを実演しながら説明してくれます。基本的な操作は原付バイクとほとんど変わりません。

特に強調されたのが「アクセルはゆっくり回すように」という点でした。おばちゃんは何度も何度もこの点を繰り返し、私の手を取ってゆっくりとグリップを回す動作を教えてくれました。電動モーターは回転を上げた瞬間に最大トルクが発生するため、急にアクセルを開けると予想以上に加速してしまい、転倒の危険があるのです。

ここで告白しますが、実は私は生まれて一度も原付バイクに乗ったことがありませんでした。つまり、陽朔での電動バイクが実質的なデビュー戦となるわけです。おばちゃんの説明を聞きながら、内心かなり緊張していましたが、シンプルな操作系統を見て、なんとかなるだろうと思い直しました。

複数日レンタルと宿泊の交渉

通常、電動バイクのレンタルは1日単位で行われます。複数日にわたって借りたい場合でも、毎晩店に返しに来る必要があるとのことでした。これはバッテリー容量に限りがあるため、夜の間は店で充電する必要があるからです。

しかし、私は遇龍河方面の遠方にある民宿で一泊する予定でした。往復するのは時間の無駄ですし、せっかくの夕暮れ時や朝の風景を楽しみたいという思いもありました。そこで、バイクも一泊させてもらえないかと交渉してみることにしました。

事前に民宿に連絡を取り、電動バイクの充電ができるか確認していました。民宿のオーナーからは「問題ない」という返事をもらっていたので、その旨をおばちゃんに伝えました。おばちゃんは少し考えた後、「わかった、それなら大丈夫だ」と了承してくれました。

料金とデポジット

料金は1日30元で、2日間の合計60元(約1,200円)でした。中国の物価を考えても、かなり安いと感じました。デポジットは1日あたり100元とのことで、2日間で合計200元(約4,000円)を預けました。このデポジットは返却時に全額返金されます。

支払いはWeChatペイで行いました。中国では現金を使う機会がほとんどなく、QRコード決済が主流です。おばちゃんのQRコードをスキャンして金額を入力し、決済完了です。

緊急連絡先の電話番号が記載された返却カードも受け取りました。万が一バイクが故障したり、事故に遭ったりした場合は、この番号に連絡するよう説明されました。

ヘルメットについて

ヘルメットについても借りることにしました。おばちゃんは「必要か?」と聞いてきましたが、安全のために借りることにしました。レンタル料は無料で、デポジットに含まれているとのことでした。

興味深いことに、陽朔エリアではヘルメットをして電動バイクに乗っている人はほとんど見かけませんでした。地元の人も観光客も、大半がノーヘルメットで走行しています。法律上はヘルメット着用が義務付けられている地域も多いのですが、実際の運用は緩く、取り締まりもほとんど行われていないようです。

とはいえ、慣れない土地で初めて電動バイクに乗る以上、安全第一と考えてヘルメットを装着することにしました。

慎重に発進

すべての手続きが終わり、いよいよ出発です。おばちゃんがキーを手渡してくれ、「気をつけてね」と見送ってくれました。キーを差し込んで回すと、小さなモーター音とともにディスプレイが点灯しました。バッテリー残量は満タンを示しています。

店の前は狭い路地で、人通りも多い場所です。おばちゃんの「アクセルはゆっくり」という言葉を思い出しながら、恐る恐る右手のグリップをわずかに回しました。するとバイクはスムーズに動き出し、予想以上に静かで滑らかな走り出しに少し驚きました。

最初の数百メートルは緊張の連続でしたが、徐々に操作に慣れてきました。アクセルワークとブレーキのタイミング、車体のバランス感覚など、体が徐々に覚えていく感覚がありました。

西街を抜けて十里画廊へ


西街周辺の混雑したエリアを抜け、早速南下して十里画廊方面へ向かいました。十里画廊は陽朔の代表的な観光ルートで、約10kmにわたって続く美しい田園風景と奇岩群が楽しめるエリアです。幹線道路を走ることもできますが、少し道をそれて田舎道の方へ入ってみることにしました。

舗装された細い道を進むと、観光客の姿はほとんど見えなくなり、地元の農村の風景が広がっていきます。緑豊かな田んぼの間を縫うように走り、時折すれ違う地元の人が電動バイクに乗った外国人を珍しそうに見ています。

電動バイクの快適さを実感したのはこの瞬間でした。風を感じながら景色を楽しみ、好きなペースで走ることができます。気になる場所があれば立ち止まり、写真を撮ったり、地元の人と会話したりする自由があります。これは公共交通機関やツアーバスでは味わえない体験でした。

次回予告

今回は電動バイクのレンタル手続きから、初めての走行、そして十里画廊方面への出発までをお伝えしました。次回の記事では、田舎道を走り抜けて感じた陽朔の魅力、遇龍河エリアでの体験、民宿での充電の様子、そして2日目の走行について詳しくレポートします。

電動バイクでの陽朔観光は、想像以上に快適で自由度の高い体験となりました。続きをお楽しみに!

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