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【食事編】150年前の清朝官邸に泊まる!陽朔「阳朔官邸」遇龍河の古村で過ごすゆったりステイ体験レポート③

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前回の【宿泊編】では、この美しい清朝官邸の内部や庭園についてお伝えした。

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今回は、宿での食事体験について詳しくレポートしていく。

食事事情について

民宿に隣接する、四合院农家饭庄(四合院農家飯庄)

「阳朔官邸」の基本プランは素泊まりだが、希望すれば食事を手配してもらえる。特に夕食は必食だ。

宿に隣接して「四合院农家饭庄」というレストランがあり、民宿と仲間同士で運営しているとのこと。注文した料理を民宿の中で食べることができる(私自身、もともとレストランの中で食事をしようと考えていたのだが、民宿の店主さんがこちらで食べたらどうかと提案をしてくれた次第だ)。

陽朔の農家飯を中心に、幅広い地産グルメを味わえる

陽朔を訪れる観光客の多くは西街で夜を過ごすのがポピュラーだが、正直なところ観光地化されすぎていて味気ないと感じる。バーやレストランは確かに多いが、どこも似たような観光客向けの雰囲気だ。私としては、旧県村のこの静かな環境で、のんびりと食事を楽しみたかった。

陽朔名物を注文

今回注文したのは、陽朔名物の「啤酒魚(ピージウユー、ビール魚)」と、これまた現地特産のお酒「桂花酿(桂花酒)」。本当はもっと色々注文して試したかったのだが、宿の店主さんに「ビール魚は量が多いから、あれもこれも注文しても食べきれないと思うよ」とアドバイスされた。

ここで一つ注意。日本人は「中国では食事を残すのがマナー」と誤解しがちだが、実際には現地では食事を残してはならないというのが常識だ。特に最近は「光盤行動(お皿をピカピカにする運動)」というキャンペーンもあり、食べ残しは好ましくない。なので、注文しすぎには注意が必要だ。

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啤酒魚の衝撃的な美味しさ

大きな皿に盛られたビール魚。川魚(おそらく鯉の類?)がぶつ切りにされ、トマト、ピーマン、ネギなどと一緒に煮込まれている。そして、底には濃厚なスープがたっぷり。

箸で一口取って食べてみる。

旨味と、甘みと、コクが渾然一体となっている。スープがとにかく濃厚で、ビールで煮込んだことによる独特の風味と深みがある。魚は柔らかく、骨も取りやすい。トマトの酸味とピーマンのほのかな苦味がアクセントになり、全体のバランスが絶妙だ。

個人的にかなりの大ヒット。これは西街の観光客向けレストランでは味わえない、本物の地元料理だと感じた。白米が進む。

胃のサイズに自信がなかったので、なるべく小さめの魚を選んでいただいたのだが、それでも「量が多いから」という警告の意味がよくわかった。確かに、これ一品で十分お腹いっぱいになる。

桂花酿(桂花酒):甘く芳醇な地酒

そして、もう一つのお楽しみが「桂花酿(グイホアニャン、桂花酒)」だ。キンモクセイの花を使った地元の醸造酒で、この地域の特産品として知られている。以前別の記事でも触れたが、桂林、とりわけ陽朔エリアは、桂花をつかったお茶やお酒などの特産品が多いことで知られる。

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「小」サイズを注文したのだが、運ばれてきたボトルを見てびっくり。思ったよりかなり多い。500mlくらいはあるだろうか。「果たして飲み切れるのか...」と少し不安になった。

ボトルの底には、乾燥したキンモクセイの花が沈んでいる。琥珀色の液体を小さな茶碗に注ぎ、一口飲んでみる。

 

結構強い。体感的に18度くらいだろうか。日本酒のような口当たりだが、もう少しアルコール感が強い。それでいて、しっかりと甘く、いい意味で甘ったるみがあり、さらにキンモクセイの香りがふわっと広がる。

あまり一般的なペアリングではないかもしれないが、この甘さと香りが、ビール魚の濃厚な味わいと意外にマッチする。食事の合間に少しずつ飲むのがちょうどいい。結局、2/3くらい飲んだところで今日のところはギブアップしたが、お陰で残りの旅路の良いお供を入手することができた。

朝食:桂林名物「米粉

朝食はどうしようかと考えていたところ、宿のキッチンで「米粉(ミーフン)」を作ってもらえるとのこと。なお、注文する場合は前日の予約が必要だ。

桂林名物といえば米粉。米から作られた麺で、日本のビーフンに近いが、もう少し太くてコシがある。食べない手はない。

朝、運ばれてきた米粉は、柔らかいけれどしっかりとコシがあり、スープとよく絡む。優しい味わいが朝にぴったりだ。揚げた卵を崩しながら食べると、さらにコクが増す。

前日、陽朔市内で食べた米粉とも少し味が異なる。現地名物だからこそ、それぞれの作り手の個性が光り、違いを感じられるというのはとても面白い。

この素朴な朝食を、中庭を眺めながら食べる。朝の澄んだ空気、鳥のさえずり、そして静かな時間。これ以上ない贅沢だ。

滞在を終えて

「阳朔官邸精品酒店」での滞在は、単なる宿泊ではなく、地元の食文化を体験する機会でもある。西街の喧騒から離れ、静かな旧県村で本物の地元料理を味わう。これもまた、この宿に泊まる大きな魅力だ。

次回は、旧県村の街歩きと遇龍河沿いの景色についてお届けする予定だ。

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