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【前編】Yasawa Flyer完全ガイド - ナンディからヤサワ諸島への4時間クルーズ、Captain's Loungeへのアップグレードが断然オススメ

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前回までの記事では、Yaqeta村でのホームステイに向けた準備について綴ってきた。今回は少し本筋から外れて、ヤサワ諸島への移動手段であるYasawa Flyerにフォーカスした記事をお届けする。

ホームステイだけでなく、ヤサワ諸島方面のリゾートへ向かう人も多いと思うので、この記事が参考になれば幸いだ。前編では予約の流れと船の構成、後編では実際の船旅の様子をレポートする。

Yaqeta Villageホームステイ体験レポートはこちらから

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Yasawa Flyer(ヤサワ・フライヤー)とは

Yasawa Flyerは、ナンディのDenarau港からヤサワ諸島の各島々を結ぶ大型カタマラン(双胴船)だ。South Sea Cruisesという会社が運営しており、毎朝8時45分にPort Denarauを出発し、ママヌザ諸島とヤサワ諸島の主要なリゾートや村を順番に巡りながら北上していく。

ちなみに、ヤサワ諸島方面への移動手段は主に2つある。一つが今回紹介するYasawa Flyer、もう一つがTavewa Seabusという小型フェリー(ジェット船)だ。Tavewa Seabusについては別記事で詳しく紹介する予定なので、そちらも楽しみにしていてほしい。

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4時間は結構過酷では?

私たちは、ナンディのPort DenarauからNavutu Stars Resort(Yaqeta島近く)まで、約4時間の船旅を予約していた。

予約後、ふと気づいた。もしかして4時間って結構過酷なのでは?

事前に調べた写真では、一般席(Economy)はかなり狭そうな座席だった。新幹線のような座席に4時間座りっぱなしで船に揺られ続けるというのは、正直きつそうだ。特に、窓際の席が確保できなかった場合、せっかくのヤサワ諸島の美しい景色を楽しむどころか、単なる苦行になってしまうのでは、と思った。

そこで、出発の約1週間前に予約代理店に連絡し、Captain's Loungeへのアップグレードを申し込んだ。

クラス別料金

私たちは最初にEconomy席で予約していたため、途中でアップグレードする手続きが必要になった。もちろん、最初からCaptain's Loungeの席を予約することも可能だ。乗船チケット予約手続きは、Fiji-bookings.comサイトから全てオンラインで行える。

www.fiji-bookings.com

アップグレードの手続きは比較的スムーズだった。予約代理店のRosie Holidaysに電話で問い合わせると、すぐに対応してくれた。

当初のEconomy席の料金は2名で180ユーロ(約3万円)、Captain's Loungeは218ユーロで、アップグレード差額は38ユーロ(約6,000円)だった。つまり、1名あたり約3,000円の追加料金で、かなり快適な空間にアップグレードできるということだ。

メールでのやり取りはスムーズで、支払いリンクが送られてきて、すぐに決済できた。新しいEチケットも数時間以内に届き、確認も簡単だった。

チェックインは早めに

では、当日の動きをレポートしていく。Port Denarauに到着したら、まずはチェックインが必要だ。前回の記事でも触れたが、遅くとも出発30分前にはチェックインカウンターに来るべきだ。年末のピークシーズンはかなり混雑するので、余裕を持って行動することをおすすめする。

South Sea Cruisesのカウンターで予約を照会し、バウチャーを受け取る。リゾート訪問予約者には、専用のタグやリストバンドが渡されることもある。

マリーナには、Denarauを発着する船が多数並ぶ

チェックインが完了したら、いよいよ乗船だ。

Yasawa Flyerの船内構造

実際に船に乗ってみて分かったのだが、Yasawa Flyerは結構大きな船で、一応クルーズ船という扱いらしい。3層構造になっており、それぞれのフロアで過ごし方が異なる。

下層(屋内):Economy席とバーカウンター

一番下の層は屋内になっており、一般の客室エリアとバーカウンターがある。

Economy席は新幹線の座席のような感じで、前を向いて座る形式だ。座席自体は悪くないが、これに4時間座りっぱなしというのはやはり少し大変そうだ。快適さというよりは、単なる移動手段という印象を受ける。自由席早いもの勝ち形式なので、窓側の良い席を確保したいなら早めにチェックインを済ますべきだろう。

また、Economy席には一つ大きな問題がある。ルーフトップに景色を見に行ったり、トイレに行ったりしている間に、席が他の人に取られてしまう可能性があるのだ。同行者に待ってもらったり、荷物を置いておけば大丈夫だとは思うが、貴重品を置いていくわけにもいかず、かといって席を離れるのも心配、という状況になりがちだ。

バーカウンターでは、お金を払えばドリンクや軽食を購入できる。水、ジュース、ビール、サンドイッチなど、一通り揃っている。

屋内エリアから外に出ると、共用トイレがある。清潔で問題なく使用できた。そして、上の階に上がるための階段がある。

中層(屋外):開放的なデッキエリア

階段を上がると、中層フロアは屋外デッキになっている。雨が降っていなければ、このフロアで海を眺めながら、風を浴びながら過ごすことができる。ただし、船が進行中は強風に注意が必要だ。

ここにはEconomyクラス用座席として使われ、1枚ドアを隔てて屋内側がCaptain's Loungeエリアとなっている。

上層(ルーフトップ)

さらにもう一層登るとルーフトップだ。かなり見晴らしが良く、ヤサワ諸島の美しい島々を眺めることができる。

ただし、風と日差しがその分凄まじい。座席もあるが、進行中は風が強すぎて、そして日差しも容赦なく照りつけるため、長時間いるのは厳しい。また、突発的なスコールが降ってくると、みんな一目散に下のフロアへ退散していた。写真を撮ったり、短時間景色を楽しむには最高だが、ずっといるのは難しい。

Captain's Lounge

さて、私たちのCaptain's Loungeは中層階にある。文字通り、船長室のすぐ真後ろに位置する空間である。

かなり広々とした作りで、人が少なければ足を伸ばしたり、寝転べるような広さだ。大きなクッションが置かれたソファのような座席で、Economy席とは雲泥の差だ。

電源コンセントまで完備。電気の乏しい離島に行く前に充電を済ませられるのは嬉しいポイント。

Captain's Loungeは30人限定の特別エリアで、売り切れ次第締め切られる。つまり、いつでも予約できるわけではなく、空いていたらラッキーという感じだ。

人数が限られているため、セキュリティ的にも安心してのびのび利用できる。荷物を席に置いたままルーフトップに景色を見に行ったり、トイレに行ったりしても、Economy席のように席が取られる心配がない。この安心感は、4時間の船旅において非常に大きい。

船旅をリッチにしてくれる数々のサービス

Captain's Loungeには、専属のアテンダントがついてくれる。フィジー人の女性スタッフで、かなり丁寧に案内をしてくれたり、道中の見どころをジョークを交えながら教えてくれる。

「あそこに見える島は○○リゾートよ。あそこのビーチは本当に綺麗だけど、値段も本当に綺麗よ!」といった感じで、終始楽しい雰囲気を作ってくれた。

そして何より嬉しいのが、ウェルカムドリンクとお菓子が提供されることだ。しかも、最初の一回だけではなく、何回でももらえる。

ジュース、水、そしてなんとビールまで飲み放題の模様。お菓子も定期的に補充してくれる。これだけで追加料金の元が取れるのでは?と思ってしまった。

ドリンクの種類も豊富

4時間の船旅も、こうした快適な環境で過ごせば、苦行どころか楽しい時間になる。景色を眺め、飲み物やクッキー、スナックを頂き、時折うとうとしながら、のびのびと過ごすことができた。

アップグレードを断然オススメする理由

結論から言うと、私はCaptain's Loungeへのアップグレードを断然オススメする。

追加料金は1名あたり約3,000円だ。この金額で、4時間の船旅が単なる移動からリッチなクルーズ旅行へと変わる。Economy席で我慢して過ごすよりも、3000円追加して、快適な環境でのびのびと、ヤサワ諸島の美しい景色を楽しむ方が、はるかにコスパが高い。

特に、長時間の移動が苦手な人、リラックスして過ごしたい人、そして少しでも贅沢な時間を過ごしたい人には絶対におすすめだ。むしろ、30人限定で売り切れ次第締め切られるため、予約したくてもできない可能性有り。もし予約できる機会があれば、迷わずアップグレードすることをおすすめする。

まとめ

今回は、Yasawa Flyerの基本情報、予約方法、アップグレードの手続き、チェックインの流れ、そして船内構造について紹介した。

次回の後編では、実際の乗船体験、道中で見た美しい景色、そしていよいよYaqeta村への到着について詳しくレポートする。

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