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【散策編】フィジー離島の「Yaqeta Village」で伝統的ホームステイ④ Yaqeta村で覗く、素朴な暮らしと自給自足の島生活の実態

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前回の記事では、Yaqeta村への到着と、ホームステイ先での最初の数時間についてレポートした。今回は、村の中を実際に散策して見えてきた、島の暮らしと構造について紹介する。

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せっかくなので、村の中を一通り散策してみたいと思った。朝、昼、晩と関係なく色々歩き回ってみた。それを紹介していこう。

Yaqeta村の構造

Yaqeta島は南北に細長い形をしており、村はその東岸に面している。西側には村唯一の学校がある。東から西の岸までは歩いて10分もかからないくらいで横断できる、非常にコンパクトな島だ。

村の中心は東側のビーチ沿いに広がっており、そこから西へ向かって芝生エリア、住居、教会、墓地、集会所などが点在し、最後に学校がある、という構造になっている。

東側のビーチ:村のメインポート

東側のビーチは、村のメインの港として機能している。といっても、桟橋などはなく、ただの浜だ。ボートは直接砂浜に乗り上げて、乗客や荷物を乗り降りさせるスタイルだ。

海で戯れる子どもたちもいるし、ボートを出す大人たちもいる。時折、1日に一回なのか、物資を輸送するジェットボートが島にやってくると、村人たちがビーチに集まってくる。

注文していた物資なのか、それをボートから荷下ろして受け取ったり、逆に島から本島へ輸送するココナッツなどをボートに託したりしている様子が見られる。島の経済は、こうした物資の輸送によって支えられているのだ。

夜になると、ここは若者たちのキャンプファイヤー会場になる。焚き火を囲んで、ギターを弾いたり、歌を歌ったり、おしゃべりをしたりしている。私たちも夜に散歩していると、若者たちに誘われて一緒に焚き火を囲んだりした。

村の中:カラフルな住居と教会

東側のビーチから村の中に入っていくと、木とトタンで作られたカラフルな住居が芝生に点在している。水色、ピンク、黄色、緑と、それぞれの家が個性的な色に塗られている。

その中には6つの教会や、墓地、そして集会所などがある。しかし、村に商店はない。みな自給自足、ボートで届けられる物資、あるいは自生している植物などを頼りに暮らしている。

パンの木とココナッツ:自生する食料

この島に来たときから、不思議な実がなっている木をたくさん見かけた。大きな緑色の実が、ボコボコとした表面をしている。なんと、これが噂に聞くパンの木だった。

パンの木(Breadfruit)は、南太平洋の島々で主食として食べられている植物だ。Rustyさんの家でも頂いたが、初めて見るパンの木と、実際にそれを食べる体験は新鮮だった。茹でたり焼いたりして食べるのだが、ほくほくとした食感で、確かにパンやイモのような味わいだ。

その他にも、ミルク用のココナッツ、ココナッツウォーター用のココナッツ、レモングラスなども自生している。村人たちは、これらを自由に採取して食料としている。まさに、自然の恵みで生活しているのだ。

集会所と教会の役割

集会所では、カヴァセレモニーを行ったりする。これについてはまた別の記事で詳しく紹介したい。

教会は、朝からミサが行われており、ありがたい話が聞こえてくる。夕方から夜にかけては、結構遅くまでミサや歌が続く。

実は、この島の人々はかなり音感が良く、歌や器楽に長けている住民が多い。夜に教会から聞こえてくる賛美歌は、驚くほど美しいハーモニーを奏でている。

深夜の教会にて

これは偶然ではない。この島に隣接するNavutu Stars Resortなどへの働き手として、エンターテイナーとしてギターや歌を習得している村人が多いのだ。リゾートで観光客を楽しませるために、音楽のスキルを磨いている。それにしても、かなりのレベルだ。

西側の学校:ラグビー場を持つ立派な施設

村を西へと進んでいくと、学校にたどり着く。結構大きなグラウンド、というかラグビー場を持った学校だ。さすがはラグビー大国フィジー

この日はクリスマス休暇だったのだが、授業がある日には申し出れば見学をすることもできるそう。この日は、窓の外から教室の中をちらりと見学させて頂いた。

年末の大掃除を経てガラリとした教室の中に、まさに最近生徒たちが勉強したのであろう内容が黒板に残っていた。英語と算数の授業内容が混在しており、この島の子どもたちがどのように学んでいるのかが垣間見えた。

西側のビーチ:Sunset Beach

学校を超えると、反対側のビーチに着く。こちらはあまり人がおらず、のんびりするのに良い場所だ。

村人はとにかくフレンドリーなので、どこにいても話しかけられる。それはそれで楽しいのだが、一人で静かに過ごしたい場合は、このビーチが適している。

ちなみに、東側の村正面側のビーチはSunrise Beach、こちらの学校の裏のビーチはSunset Beachなどと呼んだりするらしい。

フィジーの夕日や朝日は非常にきれいなので、天気が許すなら是非見ていただきたい。Sunset Beachからは、西の水平線に沈む夕日が美しく見える。海がオレンジ色に染まり、静かな波の音だけが聞こて来る。

こちらは東のビーチから昇った太陽。朝日と夕日両方を楽しめるのは何ともオトクな気分。

まとめ

Yaqeta村の散策を通じて、島の構造と村人たちの暮らしが見えてきた。

東側のビーチでは物資の輸送や子どもたちの遊び、夜の焚き火。村の中にはカラフルな住居と教会、そしてパンの木やココナッツなどの自生する食料。西側には学校とラグビー場、そして静かなSunset Beach。

すべてがコンパクトにまとまった島で、村人たちは自給自足と物資輸送を組み合わせながら、シンプルだが豊かな暮らしを送っている。音楽に溢れ、人々が温かく、自然の恵みに満ちた島。それがYaqeta村だ。

次回の記事では、夕方から始まるカヴァセレモニーと、それを通じて行われるセブセブの儀式について詳しくレポートする。村の伝統と、人々との深い交流が待っている。

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