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モッピーからANAマイルへ直接交換が可能に!陸マイラー待望の直接ルートは旅行界隈にどんな恩恵をもたらすのか?

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2026年2月2日、ポイントサイト業界で大きなニュースが飛び込んできました。累計会員数1,300万人を誇る国内最大級のポイントサイト「モッピー」が、ついにANAマイルとの直接ポイント交換を開始しました。

「ポイ活でマイルを貯めて旅行に行きたい」と考えている人にとって、これは見逃せない動き。特に陸マイラー(飛行機に乗らずにマイルを貯める人)界隈では、朝から話題沸騰しています。ただ、実際のところこのニュースをどう受け止めるべきなのか。既存の交換ルートと比べてお得なのか、それとも…?今回は旅行ブロガーの視点から、この新サービスを分析していきます。

これまでのポイントサイト→ANAマイル交換事情

まず、今回の発表がどの程度画期的なのかを評価するために、従来の状況を振り返ってみましょう。

従来は「中継ルート」が必須だった

これまで、モッピーなどのポイントサイトで貯めたポイントをANAマイルに交換するには、複数のポイントサービスを経由する必要がありました。代表的なのが「JQみずほルート」。

モッピー → ドットマネー → JRキューポ → 永久不滅ポイント → ANAマイル

見ての通り、4回も交換作業を繰り返す必要があります。それぞれの交換で数日から数週間かかるため、最終的にANAマイルとして使えるようになるまで、最大8週間も待たされることになります。「面倒くさそう…」と思うかもしれませんが、陸マイラーたちがこの複雑な手順を踏んでいたのには、明確な理由がありました。

それでも使われ続けた理由:交換レート70%

JQみずほルートの最大の魅力は、交換レート70%という高さ。例えば、モッピーで15,000ポイント貯めた場合、これをJQみずほルート経由でANAマイルに交換すると、10,500マイルになります。これはざっくり東京-沖縄の往復特典航空券(レギュラーシーズン)相当。手間はかかるけれど、レートが良い。だから多くの陸マイラーは、この複雑なルートを使い続けてきました。

新しい交換ルートの詳細

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では、今回スタートしたモッピーからANAマイルへの直接交換は、具体的にどんな内容なのでしょうか。

交換レートはモッピー3ポイント→ANAマイル1マイル、つまり交換率は約33.3%。最低交換額は1,500ポイント(=500マイル)、交換手数料は無料、交換所要日数は1〜3日となっています。一見すると、特に交換所要日数の短さは魅力的。従来の最大8週間と比べると、圧倒的に速い。

交換レートを分かりやすく計算すると

ただ、肝心の交換レートはどうか。モッピーの15,000ポイントを例に計算してみましょう。直接交換の場合は15,000P→5,000マイル、JQみずほルートの場合は15,000P→10,500マイル。差額は5,500マイルで、これは実はかなり大きい。従来ルートと比較して、交換レートにはなんと2倍もの開きがあるのです。

JALマイルとの比較、そして他社ポイントサイトとの比較

ここで興味深い事実をお伝えします。実は同じモッピーでも、JALマイルへの交換レートはもっと良い。モッピー→JALマイルは2ポイント→1マイル(交換率50%)、モッピー→ANAマイルは3ポイント→1マイル(交換率33.3%)。同じポイントサイト、同じ作業量なのに、JALの方が1.5倍お得という状況になっています。

加えて、JALマイル交換にはドリームキャンペーンという特典が付くため、実質80%の交換レートでモッピーポイント→JALマイルの交換が実現できるのです。

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実は他のポイントサイトと変わらないレート

もう一つ重要な点があります。実は、一部の他のポイントサイトでは既にANAマイルへの直接交換が可能でした。そしてレートも軒並み30〜35%程度。つまり今回のモッピーの33.3%というレートは、業界標準と何も変わらないわけです。

「業界最大手のモッピーが満を持して参入!」という触れ込みでしたが、蓋を開けてみれば特別お得というわけではない、既存のポイントサイトと横並びのレート。特に、ソラチカ時代を経験している方々を中心に、この点は正直、がっかりした陸マイラーも多いのではないでしょうか。

個人的な評価:恩恵は限定的

ここからは、実際に年間複数回の海外旅行を楽しんでいる私個人の見解をお伝えします。

私の旅行スタイルは、だいたい3〜6ヶ月前から航空券を予約し始めるパターン。特に人気路線の特典航空券は、早めに抑えないとすぐに埋まってしまいますからね。この場合、JQみずほルートの「最大8週間」という交換期間は、実はそこまで問題になりません。計画的にポイントを貯めて、余裕を持って交換すればいいだけ。それよりも、交換レートが70%と33.3%で2倍以上違う方が、私にとっては重要な要素になります。年間で貯めるポイント数が多ければ多いほど、この差は無視できなくなります。

正直なところ、すでにJQみずほルートを活用している既存の陸マイラーにとって、今回の新サービスはゲームチェンジャーにはなりません。「便利だけど、基本的には従来ルートを使い続ける」という人が大多数でしょう。私自身もそのスタンスです。

ただし、こんな時には使えそう。特典航空券の予約期限が迫っているとき、「あと3日後までに予約しないと席がなくなる!でも500マイル足りない!」みたいな緊急時。1〜3日で交換できるのは心強い。あるいは中途半端に1,500ポイント残っているような場合、複雑なルートを経由するより、直接500マイルに変えてしまった方が楽でしょう。

それでも「大きな動き」と評価する理由

ここまで読んで「結局、そんなに良いサービスじゃないんじゃない?」と思った方もいるかもしれません。確かに既存陸マイラーへの直接的な恩恵は限定的だし、レートも業界標準と変わらない。しかし、それでも私はこれを「大きな動き」だと考えています。

モッピーは累計会員数1,300万人という、業界トップクラスのポイントサイト。そのモッピーがANAマイル直接交換に参入したことの意味は、レートの良し悪しだけでは測れません。これまで陸マイラーの世界は、ある意味「情報強者」だけが得をする構造でした。複雑な交換ルートを理解し、最適化できる人だけが高いレートでマイルを獲得できる。しかし今回のような簡単な直接交換ルートが整備されることで、もっと多くの人がマイルを使った旅行を楽しめるようになります。旅行好きとしては、この裾野拡大は素直に歓迎したいところ。

また、ANA側も今回の提携について公式サイトで告知しており、新たなマイル獲得チャネルとして本気で推していく姿勢が見えます。コロナ禍を経て、航空業界のビジネスモデルは大きく変化しました。需要回復の中で、新しい顧客層の開拓が各社の課題。モッピーという大手ポイントサイトとの提携強化は、そうした戦略の一環とも読み取れます。今後、レートの改善や特別キャンペーンの実施など、さらなる動きがある可能性も。その第一歩として、今回の直接交換開始は注目に値するでしょう。

まとめ:使い分けが賢い選択

今回のモッピー→ANAマイル直接交換について、私なりの結論をまとめます。

計画的に旅行を楽しむ人、年間である程度まとまったマイル数を貯める人にとって、JQみずほルート(交換率70%)は依然として最適解。手間と時間はかかりますが、得られるマイル数の差は無視できません。

一方で、新しい直接交換ルートは「持っておくと便利なサブの選択肢」として価値があります。特典航空券の予約期限が迫っているとき、あと少しだけマイルが足りないとき、面倒な手続きを避けたいとき。そんな時に1〜3日で交換できるルートがあるのは、実際に助かる場面があるはず。

モッピーのANAマイル直接交換開始は、「大きな変化の予兆」として捉え、今後の展開を見守っていきたいと思います。

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