ついに来た、と思った方も多いはずです。
明日3月5日、エミレーツのドバイ発羽田行きEK312便が復活します。領空閉鎖から5日。ドバイから日本への直行便が、ようやく戻ってきます!
便数も3月4日には44便体制まで拡大し、欧州・アジア・アフリカ・南米と行き先も一気に広がりました。復旧は着実に、そして思ったより速いペースで進んでいます。
ところが実際に席を買おうとすると、ある現実に直面します。
公式サイトはすでに売り切れ、残るは代理店の高額チケットのみ

先ほどエミレーツの公式サイトでEK312便を検索しても、空席は確認できない状態です。Google Flightsでは¥395,162という表示が出るものの、購入できるのはkiss&flyという代理店(OTA)経由のみ。通常運賃の数倍の価格です。

エミレーツは一貫して「以前から予約を持つ乗客を優先する」方針を取っており、今回の日本線も既存予約者への振り替えで実質的に埋まった形と思われます。以前この記事で予告した「復旧直後の席枯渇と価格急騰」シナリオが、そのまま現実になっています。
今後も便数は段階的に増えていくでしょう。しかし2月28日からの欠航は12,300便超、影響旅客は150万人以上。この膨大な「帰りたい人」を捌くには、しばらく需要が供給を大幅に上回る状態が続くとみるのが現実的です。
なお、Kiss&FlyなどのOTAを使用して航空券を予約する場合、航空会社正規サイトでの購入に比べて、思わぬトラブルが発生する可能性が高くなります。詳しくは下記記事にて解説しているので、予約を行う前に必ず確認しておきましょう。
欧州発の日本行き直行便も枯渇しつつある
日本に帰れない、という問題は中東に滞在している人に限った話ではありません。
ヨーロッパから日本へ帰ろうとしていた旅行者の多くは、もともとドバイやドーハ経由での帰国を予定していました。その中東乗り継ぎ便が一斉に止まったことで、行き場を失った旅客がルフトハンザ、エールフランス、フィンエアといった欧州発日本行きの直行便に殺到。空席が急速に枯渇しつつあるとの報告が出ています。
さらに一部の欧州系直行便では、中東領空の閉鎖を回避するため北極海・北米上空を大きく迂回するルートに変更されており、飛行時間が数時間延びるケースも出ています。欧州にいるから安心、とは言い切れない状況です。
今この瞬間、何をすべきか
急いで帰る必要がある方は、代理店在庫をこまめにチェックしつつ、エミレーツ予約センターへの直接交渉も試みてください。高くても動かなければならない事情がある場合は、早めに決断する方が選択肢が多い。
数日の余裕がある方は、焦らず待つ方が賢明かもしれません。便数が増えれば競争が緩和され、価格も落ち着いてくる可能性があります。
そして引き続き穴場として注目したいのがエチオピア航空・アディスアベバ経由です。中東を完全に迂回し、欧州・アフリカ双方へアクセスできるこのルートは、競争が集中している中東系・欧州系が取りにくい今こそ、最も現実的な選択肢の一つです。
湾岸諸国に行けないなら、別のイスラム圏へ遊びに行こう
ところで、湾岸諸国への旅行をキャンセルせざるを得なくなった方に、少し朗報を。
現在、外務省がイラン・湾岸諸国を中心に危険勧告を発表しており、事実上これらの国々への旅行は不可能となりました。
ただし、危険地域を避けさえすれば、中東や周辺イスラム圏への旅行に行くことができるチャンスもまだ残っています。続きの記事で、有力な代替渡航先をいくつか紹介しているので、中東旅行の夢を捨てきれない方は是非ご覧になってみてください。
まとめ
ドバイの空は動き始め、日本線も戻ってきました。それは確かな前進です。でも今この瞬間、新規で席を取るのは非常に難しい状態が続いています。ヨーロッパ滞在中で帰国を考えている方も、頼みの欧州系直行便の空席が急速に減っています。
復旧は進んでいる。でもまだ、誰もが簡単に帰れる状況ではない。
状況が動き次第、引き続き更新します。
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この記事は2026年3月4日時点の情報に基づいています。状況は刻一刻と変化しています。最新情報は必ず各航空会社の公式サイトでご確認ください。