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中東・アラブに行けない今こそ、別のイスラム文化圏へ!ゴールデンウィークにもまだ間に合う代替旅行先7選【中東情勢】

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本来であれば、卒業旅行のシーズンだった3月。中東の危機的情勢変化に伴い、せっかくの旅行をキャンセルせざるを得なくなった方も多いのではないでしょうか。

ドバイのスカイラインを見たかった。ドーハ経由でヨーロッパに行くつもりだった。モルディブへの乗り継ぎでアブダビに寄る予定だった——そんな計画を立てていた方が、今この瞬間も日本中にいるはずです。航空券もホテルも予約済みで、あとは出発を待つだけだったのに。

外務省はレベル3「渡航中止勧告」を発令し、湾岸一帯の地図は真っ赤になりました。夢を描いていた旅先が、突然消えてしまった。その悔しさは本当によく分かります。

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でも、旅は続けられます。ルートを変えればいい。

イスラム圏はペルシャ湾岸エリアをはじめとした、いわゆる「アラブ世界」だけではありません。世界にはイスラム教徒が18億人いて、その文化圏は中央アジアから東南アジア、北アフリカまで広がっています。今回は外務省の危険情報レベル2以上の地域を外したうえで、イスラムの空気を感じられるおすすめ旅行先を7カ所紹介します。春休みの行き先を急いで探している方の参考になれば幸いです。

【安全に行けるイスラム圏】

①ウズベキスタン——シルクロードの宝石

「中東じゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、ウズベキスタンは中央アジアに位置し、外務省の危険情報は現在レベル1です。

サマルカンドのレギスタン広場、ブハラの旧市街、ヒヴァの城壁都市——イスラム建築の美しさという意味では、ドバイやドーハとは比べ物にならない歴史の重みがあります。青いモザイクタイルに覆われたモスクや霊廟は、まさにイスラム文化圏の精髄。「中東っぽい雰囲気が味わいたかった」という方には、むしろドバイより満足度が高いかもしれません。

アクセスは韓国・仁川経由または中国経由が現実的です。旅慣れた方にとって非常にコスパの高い穴場です。

なお、三月下旬はイスラム断食明け祝祭の「イード」と、ペルシャ新年「ノウルーズ」という2つの祝日が重なります。そのため、ウズベク国民にとっても絶賛旅行ハイシーズン。現地の高速鉄道など、軒並み売り切れつつあるため、サマルカンドから西への移動手段が非常に限られる状況となっているので、早めの鉄道予約をお勧めします。 

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②新疆ウイグル自治区——実は最も身近なイスラム圏

「新疆ウイグル」という名前を聞いて、何となく怖いイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし筆者個人としては、中国の中でもとりわけお気に入りのエリアの一つです。現地の人々は温かく、シルクロードの歴史が息づく街の空気は唯一無二のものがあります。

ウルムチ、カシュガル、トルファン——中央アジアさながらの景観が広がるこれらの都市は、外務省の危険情報も現在レベル1です。アクセスの利点は、日本全国どこからでも中国経由でつながるという点です。成田・羽田に限らず、関西・中部・福岡・札幌など国内各地の空港から中国の主要都市を経由してウルムチへ飛べます(ただし現在は例の緊張により一部路線が運休中となっています)。

カシュガルのエイティガール・モスクや日曜市場の熱気は、アラブやトルコとはまた違うイスラムの顔を見せてくれます。先入観を一度外して、ぜひ検討してみてください。

当ブログでも過去に新疆の旅を詳しく取り上げています。

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③インドネシア——世界最大のムスリム人口を誇る国

世界最多のムスリム人口を抱える国で、国民の約87%がイスラム教徒。バリ島のイメージが強いかもしれませんが、ジャカルタ、ジョグジャカルタ、マカッサルなどイスラムが日常に根付いた都市は数多くあります。

ラマダン期間中の夜市の賑わい、礼拝の呼びかけ(アザーン)が響く街の空気——東南アジアのイスラム圏として、砂漠とは違うもう一つの顔を持っています。日本からの直行便も充実しており、旅のハードルが低いのも魅力です。

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【ギリギリ行ける中東】

ここからは、中東地域の中でも現時点で比較的安全とされるエリアを挙げていきます。以下のエリアは現時点では外務省のレベルが低めに保たれていますが、状況が変わる可能性があります。旅行前には必ず最新の危険情報を確認してください。

④エジプト——カイロ・ルクソールは今のところ影響なし

今回のイラン・イスラエル紛争の直接的な影響は、エジプト本土には今のところ及んでいません。カイロのモスクが立ち並ぶイスラム地区、ルクソールの遺跡群、ナイル川クルーズ——古代文明とイスラム文化が交差する世界は健在です。

ただし一点だけ重要な注意があります。シナイ半島の中部〜北部については現在も危険レベル3が継続しており、イスラエルに近いこともあって今後の情勢次第ではさらに状況が変わる可能性もあります。シナイ半島への移動を検討している場合は、事前に現地情勢をしっかり調べた上で慎重に判断してください。

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⑤チュニジア——かつての革命震源地も今回は平和

チュニジアはかつて「アラブの春」の発信源となった国ですが、今は落ち着いた旅行先として知られています。筆者は現地のチュニジア人の友人と今も連絡を取っていますが、今回の戦争エリアからは地理的に遠く、影響はまったくないとのことです。

シディ・ブ・サイドの白と青の街並み、カルタゴ遺跡、サハラ砂漠への入り口となる南部の風景——北アフリカのイスラム情緒を体感できる場所として、個人的にもイチオシです。ヨーロッパからの便が豊富に飛んでいるため、欧州経由で向かうのが最もスムーズです。当ブログでもチュニジアの旅を詳しく取り上げています。

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⑥モロッコ——旅行マニアからの絶大な人気を誇る観光大国

チュニジアと並ぶマグリブの雄、モロッコも今回の紛争からは遠く、通常通り旅行できる状況です。フェズやマラケシュの迷宮のようなメディナ(旧市街)、サハラ砂漠の砂丘——「アラビアンナイトの世界観」を求めていた方には特に響く場所です。こちらもヨーロッパからの便が豊富で、欧州旅行と組み合わせて計画するのもおすすめです。

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⑦トルコ——現状は問題なし、ただしチケット争奪戦に注意

トルコは現在のところ今回の紛争の直接的な影響を受けておらず、イスタンブールを中心に通常通り旅行できる状況です。ブルーモスク、グランドバザール、ボスポラス海峡——東西文明の交差点としてのイスラム情緒は格別です。

ただし一つ注意があります。湾岸経由便がほぼ全滅している今、旅程変更を余儀なくされたヨーロッパ勢や、ヨーロッパからの帰り便を探しているアジア勢がこぞってイスタンブール経由便に集中しています。目的地として行くこと自体は問題ありませんが、チケットの確保が平時より難しくなっている状況です。予約は早めに、余裕を持って動いてください。

またイラン・イラク・シリアと国境を接する国でもあるため、情勢の変化によっては状況が変わる可能性があります。出発前日にも必ず最新情報を確認してください。

まとめ

春の旅行の計画が突然崩れてしまった方、本当に悔しいと思います。でも旅の気持ちをそのままにしておくのはもったいない。行き先を変えれば、予想外の出会いが待っているかもしれません。

ウズベキスタンの青いモザイク、新疆のシルクロード、インドネシアの熱帯イスラム、チュニジアの白い街並み——どれも中東とは違う顔を持ちながら、確かにイスラムの空気が流れている場所です。

なお、危険レベルは状況によって随時変わります。旅行前には必ず外務省の海外安全情報(www.anzen.mofa.go.jp)で最新のレベルを確認してください。

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この記事は2026年4月1日時点の外務省危険情報に基づいています。各国・地域の安全状況は随時変化します。渡航前に必ず最新情報をご確認ください。