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馬祖南竿→北竿へローカルフェリーで移動してみた - スケジュールや運賃・運行詳細について【台湾離島旅】

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馬祖の島間移動といえば飛行機のイメージが強いかもしれないが、南竿から北竿へはフェリーでも渡ることができる。今回は実際に乗ってみたので、チケット購入から北竿到着までをレポートする。

南竿から北竿への移動手段

南竿から北竿への移動手段は大きく2つある。台湾本島から直接飛行機で北竿に入るか、南竿の福澳港からフェリーで渡るかだ。

島最大の集落からすぐのところに滑走路があり、空からのアクセスも容易

飛行機の場合、台北の松山空港から北竿の北竿空港へ直行便が出ている。ただし小型プロペラ機で座席数が少なく、天候による欠航も多い。フェリーは飛行機ほど快適とは言えないが、荷物の制限が緩く、スクーターや自転車ごと乗り込むこともできる。南竿を拠点に北竿へ日帰りや宿泊で足を延ばすなら、フェリーが現実的な選択肢になる。

ちょうどこの時期、台湾本島と馬祖を結ぶ大型フェリー「台馬之星」が波の影響で運休中だった。同じ港から出る島間フェリーも大丈夫かと不安になったが、南竿-北竿間は距離が短いためか、こちらは問題なく運航していた。台馬之星が止まっているからといって、島間フェリーまで止まるとは限らない。

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乗船券の購入と港の売店

当日、福澳港のチケット窓口で乗船券を購入した。南北海運(南北海運股份有限公司)のカウンターで「北竿まで」と伝えればその場で買える。事前予約は不要で、当日窓口に行けば問題ない。

料金は大人普通席でNT$160。割引制度もあり、半票(半額)は26人以上の団体や子ども、学生票は55元など、料金表は窓口に掲示されているので確認してみるといい。

時刻表も同様に窓口に貼り出されており、早朝7時台から17時10分頃まで、概ね1時間に1本前後の頻度で運航している。ただし昼前後は間隔が開く時間帯があり、特に午前中の便を逃すと次まで待ちが長くなることもある。北竿での滞在時間を確保したいなら、なるべく早い便を狙いたい。

窓口には「売票は出航10分前に締め切り」という案内も貼り出されていた。ぎりぎりに駆け込んでも買えないケースがあるので、余裕を持って窓口へ向かうこと。

チケットを買ったら、出発まで港の売店をのぞいてみるのも楽しい。馬祖の名産品や島にちなんだグッズが並んでおり、お土産探しにも使える。なかでも目を引いたのが、台馬之星の就航を記念して作られた陶製のボトルに入った記念酒。2014年の首航(就航)時に製造された限定品で、台馬之星の船体と媽祖像があしらわれた凝ったデザインだ。

こういうものが港の片隅にひっそりと残っているのが、馬祖らしい。なお、この売店ではスクーターの貸し出しも行っており、私も南竿滞在中に利用した。詳しくは別記事で紹介する。

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乗船

乗船券には乗船開始時刻が記載されている。今回の便は10:00発で、乗船開始は09:50。時間になると案内が流れ、乗客がぞろぞろと桟橋へ向かう。

福澳港には複数の乗船デッキがあり、番号で区別されている。今回は3番デッキへ向かうよう案内された。桟橋への通路は橋梁式になっており、干満に合わせて傾斜が変わる仕組みだ。

デッキへ向かう途中、ふと隣を見ると、見覚えのある白い船体が目に入った。台馬之星だ。数日前、まさにこの船に乗って台湾本島から馬祖へ渡るはずだったのが、波の影響で欠航になった。この日はようやく海況が回復したのか、基隆から馬祖へやってきたようで、しばし停泊したのち出港を待っている状態だった。欠航で乗れずじまいだった船がこうして目の前にいるのは、少し不思議な気分だった。

今回乗ったのは「閩珠8號」。南北海運が運航する中型の高速船で、屋内客室と屋外デッキの両方がある。客室内は横並びの座席が並ぶシンプルな造りで、地元の人や観光客が入り混じっていた。荷物を抱えた島民、大きなリュックのバックパッカー、家族連れと、乗り合わせる顔ぶれが面白い。天気がいい日はデッキに出て、潮風を浴びながら移動できる。

航行中の風景

出港すると福澳港の風景がすぐに遠ざかっていく。先ほどまで停泊していた台馬之星の白い船体が、次第に小さくなっていくのが見えた。

所要時間は約15分で、あっという間に北竿の島影が見えてくる。馬祖列島特有の切り立った岩肌と冬枯れした植生、そして砕ける白波のコントラストが印象的だ。この短い航行の間だけでも、デッキに出て海を眺める価値はある。波が穏やかな日であれば、揺れもほとんど気にならない。

北竿・白沙港に到着

頑張れば泳いでこれるかも?って感じの距離感

北竿の到着港は白沙港で、島の南端に位置する。港の規模は小さく、漁船が何艘も係留されており、南竿の福澳港よりさらに素朴な雰囲気だ。港の背後には廟が建っている。港に降り立った瞬間から、南竿とはまた違う島の空気を感じる。

下船後、桟橋を渡って港の広場に出ると、タクシーやバイクが数台待機していた。白沙港は北竿の中心部である塘岐や芹壁からかなり離れているため、ほとんどの乗客はそのまま乗り物を探していた。港の前にはスクーターのレンタル業者もおり、島内を自分のペースで回りたい場合はここで借りるのが便利だ。バスも運行しているが、本数は多くないので時刻表を事前に確認しておきたい。

北竿の最南部に降り立った。タクシーやバスなどの手段もあるものの、今回はここから徒歩で縦断します。

まとめ・アクセス情報

南竿-北竿間のフェリーは、事前予約不要で当日気軽に乗れる移動手段だ。台馬之星のような大型フェリーと違い、島間の短距離航路は比較的安定して運航している。ただし天候次第での運休は起こりうるため、タイトな旅程を組む際は注意が必要だ。

南北海運 南竿→北竿

  • 出発地:福澳港(F3碼頭)
  • 到着地:白沙港
  • 所要時間:約15分
  • 運賃:大人 NT$160
  • 運航時間帯:07:00〜17:10頃
  • 売票締切:出航10分前
  • 事前予約:不要

次回は白沙港に降り立った後、徒歩で島内を歩いた記録をお届けする。