
フィジーのヤサワ諸島。ナンディから船で4時間の離島に、たった10室だけの小さなリゾートがある。Navutu Stars。きれいな海に恵まれ、デジタルデトックスには最適な場所。
前回の記事で紹介したYaqeta村でのホームステイを終えて、私たちは同じ島の北側にあるこのリゾートに移動した。村での素朴な暮らしから一転、リゾートでの快適な滞在。このコントラストが、旅をより印象深いものにしてくれた。
今回は、実際に滞在してみて感じたNavutu Starsの様子をレポートしていく。
- ヤサワ諸島とは
- Navutu Starsとは
- チェックインからヴィラへ
- 目の前の海とマングローブ
- リゾートの施設
- 文化体験とアクティビティ
- 小さなリゾートならではの距離感
- Navutu Starsへのアクセス
- まとめ
ヤサワ諸島とは
まず、ヤサワ諸島について簡単に説明しておこう。
ヤサワ諸島は、フィジーの北西部に位置する20ほどの島々からなる諸島。火山活動によって生まれた、手つかずの自然が残る離島エリアだ。
そして何より、海がきれい。本島のビチレブ島やデナラウ周辺とは比べ物にならないほど、透き通った海が広がっている。その美しさから、数々の映画の舞台にもなっているほど。

本島周辺の大型リゾートとは違って、ヤサワ諸島には小規模なリゾートや村落が点在してる。アクセスにはナンディから船で数時間かかるけど、その分、観光地化されていない静かな時間が流れている。
Navutu Starsとは

Navutu Starsは、そんなヤサワ諸島のYaqeta島北側に位置する小規模リゾート。
最大の特徴は、その規模感。ヴィラ(ブレ)は全部で10室のみで、それぞれがプライベート感に溢れている。私たちの滞在時には、大人だけのゲストばかりで、静かな雰囲気が保たれていた。

Conde NastやBritish Vogueにも掲載されたことがある、知る人ぞ知る隠れ家リゾート。イタリア人オーナーが運営していて、フィジーの伝統文化と地中海のセンスが融合した、独特の雰囲気がある。
そして、このYaqeta島の特別なところは、同じ島の南側にYaqeta村という伝統的な村落が存在していること。つまり、一つの島の中で、村での暮らしとリゾート体験の両方を味わえる。

私たちは実際、最初にYaqeta村でのホームステイで過ごして、その後Navutu Starsに移動するというプランを立てた。村での素朴な暮らしを体験した後、リゾートで快適に過ごす。このコントラストを楽しみたかった。
チェックインからヴィラへ
今回、Yaqeta村からNavutu Starsへは、ビーチを徒歩で移動。村のホストに見送られて、荷物を担いで砂浜を歩く。15分ほどだろうか。
ちなみに、通常は船でアクセスする場合、リゾートのスタッフが歓迎の音楽で出迎えてくれる。ギターを弾きながら歌を歌って、ゲストを迎える。こういうホスピタリティは、フィジアンらしい。私たちは村から徒歩で行ったのでそのセレモニーはなかったけど、それでもスタッフは笑顔で迎えてくれた。

ウェルカムドリンクを飲みながら、簡単なチェックイン手続き。リゾート内の説明を受けて、ヴィラまで案内される。

ヴィラに到着すると、目の前には真っ白な砂浜と、ターコイズブルーの海。私たちが滞在したのはビーチフロント・ブレ。部屋から一歩出れば砂浜。部屋は広くて、ベッドルーム、バスルーム、それに屋外シャワーもある。プライベートガーデンには、ハイビスカスやプルメリアが咲いていた。

建物はフィジーの伝統的なブレスタイルで、天井がやたらと高い。8メートルもあるらしく、開放感がすごい。室内は白を基調とした地中海風のインテリアで、清潔感がある。ベッドはキングサイズ。
エアコンはなくて、天井ファンのみ。でも、ガラスドアを開けておけば海風が入ってくるから、十分涼しい。夜は波の音を聞きながら眠りにつく。
目の前の海とマングローブ
ビーチに出て最初に目に入るのが、沖にある大きなマングローブの群生。リゾートのビーチといえば、遮るものがない開放的な景色を想像している人にとっては、戸惑いを感じる光景かもしれない。

でも、滞在してるうちに、このマングローブにも面白さがあることに気づく。フィジーは潮の満ち引きが大きい。満潮時には、マングローブの周りで泳げる。カヤックで漕いでいくのも楽しい。
そして、干潮時。

マングローブまで歩いていける。普段は海の中にある根元を、歩いて探索できる。潮だまりを覗き込むと、小さな魚やヤドカリ、ムツゴロウがいる。そんな小さな生態系が、沖縄やモルディブとは違う、フィジー・ヤサワ諸島ならではの独特の景色を形作っている。

カヤック、SUP、カヌーは無料で使える。シュノーケリングツアーや洞窟探検、フィッシングツアーなんかの有料アクティビティも充実してる。「何もしない」を楽しみに行ったつもりが、意外と結構あれこれ遊ぶことができ、思った以上に良い意味で忙しい旅になった。

リゾートの施設

リゾートの中心には、レセプション、バー、レストランエリアがある。
プールもあるけど、目の前に海があるから、ほとんど使わなかった。ただ、プールサイドのデッキチェアで昼寝をするのは気持ちいい。

スパもある。チェックイン日には、無料特典で30分程度のマッサージセッションを受けられた。フィジー産のオーガニックココナッツオイルを使ったマッサージ。一般的なコースと比較すると、ちょっと短くて物足りないかもしれないけど、HSPの私としてはこれで十分すぎるくらい。泳ぎ疲れた体には染み渡る。
なお、施設自体はシンプル。大型リゾートみたいな豪華なジムやスパ施設があるわけじゃない。必要なものは揃ってるけど、過剰な設備はない。
文化体験とアクティビティ
Navutu Starsでは、フィジアンの文化を感じられるアクティビティも多数用意されている。

例えば、カヴァセレモニー。伝統的な飲み物カヴァを、作法に従って飲む儀式。リゾートでも定期的に開催されてて、観光客でも気軽に参加できる。
村訪問のツアーもある。近隣の村を訪れて、村人たちと交流する。学校を見学したり、伝統的な料理を味わったり。ただし、このあたりのアクティビティは日によって違うみたいだから、事前に確認したほうが良い。
私たちはすでにYaqeta村に滞在してたから参加しなかったけど、フィジアンの文化に触れたい人には良い機会だと思う。
また、先ほど触れた通り、Sawa-i-Lau洞窟や、Blue Lagoonビーチへのタツノオトシゴ観察シュノーケリングツアーなども日毎に開催されている。アクティビティの詳細については、別途記事を書く予定だ。
小さなリゾートならではの距離感
10室だけの小さなリゾートだから、滞在中、他のゲストとも自然と顔を合わせる。ダイニングで隣のテーブルになったり、ビーチで挨拶を交わしたり。大型リゾートみたいに、完全に他人と交わらない、ってわけにはいかない。
ただ、この距離感が意外と心地よかったりする。
年越しのカウントダウンの際には、7組のカップルが集まって、一緒にカヴァを飲んで、フィジアンダンスをして、花火を見た。オーストラリア、ロシア、中国、デンマーク、アメリカ、そして日本から。色んな国から集まった人たちと、自然と会話が生まれる。
適度な距離感。プライバシーは保たれつつも、孤立してるわけじゃない。小さなリゾートならではな雰囲気だ。
Navutu Starsへのアクセス
Navutu Starsへの行き方は、いくつかの選択肢がある。
私たちがYaqeta島を訪れるにあたり利用したのは「Yasawa Flyer」。ナンディから約4時間のクルーズで、ヤサワ諸島の各リゾートを巡る。もっと安く行きたいなら「Tavewa Seabus」という選択肢もある。いずれも、別記事で紹介しているので、参照いただきたい。
ヘリコプターという選択肢もあるらしい。一人10万円以上かかるけど、ナンディから30分ほどで到着できる。とことん非日常体験を楽しみたい方にはオススメかも。
まとめ
Navutu Starsは、静かにゆったりと過ごし、それでいて自然あふれる海でのアクティビティを楽しみたいなら、非常にコスパの優れた選択肢だ。
特に、村でのホームステイと組み合わせることで、フィジーの両面を体験できる。村での濃密な交流と、リゾートでのプライベートな時間。このコントラストが、旅をより深いものにしてくれる。
次回の記事では、アクティビティ情報について、もっと詳しく紹介していく予定だ。


