韓国では4時間待ちも出ているというニュースを見て、気になっている方も多いのではないでしょうか。IVE・ウォニョンが絶賛した事で爆バズりをし、今やアジアで一番勢いのあるティーブランドといっても過言ではないCHAGEE(霸王茶姬)、日本にはまだ上陸していないこともあって、SNSでは「いつ来るの?」という声が絶えません。
でも実は、中国に行けばいつでも、どこでも、ほぼ待ち時間なしで楽しめるのが今のCHAGEEのリアル。上海でも北京でも成都でも、街を歩けばすぐに緑と金のロゴが目に入ってきます。それくらい高密度に出店していて、韓国のような行列とは無縁のスムーズな体験が待っています。中国を旅する予定があるなら、ぜひ立ち寄ってほしいスポットのひとつです。
ただ、いざ店に入ってみると「レジがない…?」と戸惑う方が多いのも事実。この記事では、外国人旅行者が最初に躓きやすいCHAGEEの注文方法を、実際に訪れた経験をもとに詳しく解説します。
CHAGEEって何?読み方は「チャジー」

まず名前から確認しておきましょう。CHAGEE、「チャギー」と読んでしまいがちですが、正しくは「チャジー」です。中国語の正式名称は霸王茶姬(bàwáng chájī)。
2017年に中国・雲南省で生まれたブランドで、雲南省は中国有数の茶の産地として知られる場所です。その土地柄を反映するように、ジャスミン茶や烏龍茶、中国緑茶など本格的な茶葉を使ったドリンクを軸に据えているのがCHAGEEの特徴。ブランドのコンセプトは「東方美学」で、緑を基調とした落ち着いたビジュアルはどこに置いてもサマになります。店内に入った瞬間から、ちょっと特別な気分になれるのも魅力のひとつ。
価格帯はスタバより少し手頃で、16〜22元前後(約350〜480円)が中心。「甘さよりもお茶の香りを楽しむ」という方向性が他のティーブランドと一線を画していて、タピオカ系の甘いドリンクに少し飽きてきた方にもきっと刺さるはずです。現在はシンガポール、マレーシア、タイなど東南アジアにも展開していて、2026年4月には韓国・ソウルの江南、新村、龍山に同時オープンして大きな話題に! 日本上陸はまだ未定ですが、期待値は確実に高まっています。
まず何を頼む?定番メニューガイド

初めて入るとメニューの多さに迷ってしまいますが、CHAGEEの軸はシンプルで、ジャスミン茶・烏龍茶・紅茶・緑茶などの系統にだいたい集約されます。

伯牙絶弦(Jasmine Green Milk Tea)はCHAGEEの顔ともいえる定番中の定番で、累計販売12億杯を突破した看板メニューです。雲南産の大葉種烘青緑茶に広西横州のジャスミンを合わせたミルクティーで、華やかな香りとミルクのまろやかさのバランスが絶妙。低GIで体への負担が少ないのも嬉しいポイント。初めて訪れた方にはまずこれを試してほしい一杯です!

万里木蘭(Mulan Black Milk Tea)はスリランカ産のセイロンティーをベースにしたミルクティー。鮮やかな赤いカップがとても印象的で、茶葉の豊かな香りと甘みのバランスが取れた飲みやすい一杯です。伯牙絶弦と並んで人気の高いメニューで、どちらにしようか迷ったらこの2つから選ぶのがおすすめ。
烏龍茶系では花田烏龍(Floral Oolong Milk Tea)が人気です。同じミルクティーでも烏龍茶特有のコクと香ばしさが前に出てくるので、甘さを控えめに設定するとお茶の風味がより際立ちます。しっかりお茶の味を楽しみたい方に特におすすめ。「青青糯山」と共にウォニョンが飲んでいたメニューとして注目を集めています。
ミルクなしのすっきりとしたものが飲みたいなら茉莉清茶(Jasmine Pure Tea)がいい選択です。ジャスミン茶そのものの香りをシンプルに楽しめる一杯で、食事の後にもよく合います。
甘さや氷の量はすべてカスタマイズできます。甘さ控えめ・氷少なめなら「少糖少冰」、氷なしにしたければ「少糖去冰」を選べばOKです。
レジカウンターでの注文は無し

CHAGEEに入って最初に戸惑うのがここ。カウンターに注文できるレジがないんです。
スタッフはいるし、ドリンクを作る人もいる。でも「オーダーを受け付けます」という雰囲気がまるでありません。メニューボードはあるけれど、そこで口頭注文できるわけでもなく。

基本はスマートフォンでのセルフオーダー。お客さんは全員スマホを見ながらサクサク注文して、番号が呼ばれたら受け取りに行くスタイルです。この流れに慣れてしまえばむしろ快適で、なんだかおしゃれな体験にすら感じてきます。
カウンターで口頭注文に対応してくれるケースもイレギュラーとして存在はするようですが、一般的な利用方法ではありません。基本はスマホオーダーだと割り切って、事前に準備しておくのがおすすめです。
スマホ注文の流れ

① 店内のQRコードを読み取る
テーブルの上や壁にQRコードが貼ってあります——ライトアップされたカップ型の看板になっていたりして、これ自体がすでにかわいい。スマホのカメラで読み取るとWeChat(微信)のミニプログラムが起動します。事前にWeChatをインストールしておくのがスムーズです。
② 店舗を確認する
ミニプログラムを開くと、店舗が表示されます。注文前に店舗名と地図をしっかり確認しておきましょう。

CHAGEEは繁華街に密集して出店しているため、数百メートル圏内に複数店舗が存在することもあります。支払い直前にも地図付きで「この店舗でよいですか?」という確認画面が出るので、ここでも必ずチェックを。
③ メニューを選んでカスタマイズする

メニュー画面は「経典菜単」(定番メニュー)と「零售周辺」(グッズ)などのタブに分かれています。

ドリンクを選ぶと、杯型(大杯/中杯)、茶底(茶香款/花香款など商品により異なる)、温度(標準冰/少冰/去冰/熱)、甜度(標準糖/少糖/微糖/不另外加糖)を選択する画面が出てきます。それぞれタップして選ぶだけなので、中国語が読めなくてもなんとなく操作できるはずです。
④ 会員登録(任意)

注文自体は会員登録なしでもできます。ただし、ログインすると初回注文で12元分のクーポンがもらえたり、ポイントが貯まったりと特典があるので、滞在中に何度か行く予定があれば登録しておく価値はあります。登録は中国の電話番号とSMS認証が必要です。
⑤ 決済する

カートに入れたら決済へ。店内飲食(店内就餐)かテイクアウト(打包外帯)かを選んで、WeChatペイまたはアリペイで支払います。外国人でも国際版のWeChatPayは比較的使いやすくなってきているので、渡航前にセットアップしておくのがおすすめです。クレジットカードが使える店舗も増えてきてはいますが、WeChat決済の方が確実です。
⑥ 通知を受け取って、受け取りに行く

決済が完了すると取餐番号が発行されます。WeChatと連携しておくと、ドリンクができあがった時点でWeChatにプッシュ通知が届くのがとても便利! 注文から受け取りまで、慣れてしまえばあっという間です。

なお、アプリから事前に注文して指定時間に受け取りに行くことも可能。観光スケジュールが詰まっているときに便利な機能ですが、前述のとおり店舗の取り違えには注意してください。
どこで飲む?——街中から空港まで

時間に余裕があるなら、ぜひ街中の店舗を狙ってみてください! 深センなら東門老街近く、地下鉄国貿駅周辺のエリアがおすすめ。東門老街は地元の若者が集まる活気ある繁華街で、CHAGEEもそういう場所にしっかり溶け込んでいます。韓国で何時間も行列に並ぶのとは違って、地元の人と同じ感覚でサクッと注文してドリンクを受け取れる。あのなんでもない体験が、じつはなかなか贅沢だったりします。

広州なら北京路に2階建ての大型店舗があります。北京路は広州を代表する繁華街のひとつで、ここのCHAGEEはグッズの品揃えも含めてゆっくり楽しめます。旗艦店的な規模感があるので、ドリンクだけでなく物販も目当てにしている方には特に立ち寄る価値あり!
乗り継ぎや移動の合間にサクッと飲みたい場合は空港や高速鉄道の駅を狙うといいでしょう。主要な空港や駅にはたいてい入っているので、搭乗前や改札を出た後に一杯、という使い方も十分アリです。
物販も見逃せません!

ドリンクだけでなく、グッズコーナーも充実していてこれがまた楽しい。タンブラー、マグカップ、保冷バッグ、茶葉パックなど、ブランドのデザインを活かしたアイテムが並んでいます。日本未上陸ということで、帰国後に自慢できるお土産としてもなかなかいい選択肢です。

特におすすめしたいのが茶水分離冷泡杯(98元)。フィルター部分に茶葉をセットして水を注ぐだけでお茶が楽しめる、シンプルかつ実用的なボトルです。見た目も花柄でかわいく、旅行中の携帯にも便利。スタイリッシュな一键开启保温杯(89元)も人気で、こちらはワンタッチで開くタイプの保温タンブラー。ほかにもキャラクターマグのペアセット(149元)など、プレゼントにも喜ばれそうなアイテムが揃っています。

ただし国や都市によって品揃えが異なり、グッズ販売を行っていない店舗もあります。目当てのものがある場合は事前にリサーチしておくことをおすすめします。
まとめ
韓国では4時間待ち、日本ではまだ飲めない。でも中国ではいつでもどこでもほぼ待ち時間ゼロで楽しめます。この差は、今だけかもしれません。
注文はQRコードを読み取ってメニューを選んで決済するだけで、慣れてしまえば数分で完結します。WeChatの準備を渡航前に済ませておけば、あとは特に難しいことは何もありません。中国旅行の予定があるなら、ぜひ一度立ち寄ってみてください。日本上陸を待つより、現地で飲む方が絶対に早いですし、きっとずっと楽しいはず!