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番外編版:B1/B2ビザでアメリカ入国すると別室送りに?真偽不明の風説を我が身でレポート【ESTAキャンセル界隈必見】

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前回の第3回をもって、このシリーズは完結したつもりでいました。ところが、「ビザを取得したはいいけど、実際に入国できるの?」「ESTAと比べて入国審査は厳しくなるの?」という質問もいただき、急遽続編をお届けすることになりました。

幸い、ビザ取得直後に米国へ渡航する機会があったので、そのままリアルタイムでレポートします。

前回記事はこちらから

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ネットで調べると、不安になる情報ばかり出てくる

渡航前にあれこれ調べていると、ビザ取得者の入国体験談としてこんな話がちらほら出てきます。「入国審査で別室に連れて行かれた」「根掘り葉掘り聞かれて1時間以上かかった」「税関でも止められて荷物を全部開けられた」……。

読めば読むほど不安になってくるやつです。そもそもESTAが使えなくなった理由がイランやキューバへの渡航歴という、米国から見ると「要注意フラグ」が立っている状態での入国です。ビザは取れた、でも本当に普通に入れるのか? という疑問は、当日まで頭の片隅から離れませんでした。

しかも最近は、ビザ保有者に限らず米国の入国審査自体が全体的に厳格化しているという話もよく耳にします。ビザ取得者だから特別に厳しいのか、それとも今はみんなそういうものなのか、渡航前の段階ではそれすらよくわかりません。

では果たして実際は・・・?

第一の関門|チェックイン

空港のチェックインカウンターで最初の洗礼を受けました。スタッフから開口一番、「今回はビザでのご旅行ですね」と言われたのです。

こちらから何も言っていないのに、なぜわかるのか。少し不思議に思いましたが、おそらくパスポートのスキャン時点でビザの有無が自動的に確認される仕組みになっているのでしょう。航空会社側もビザの有無を把握した上で搭乗手続きを進めている、ということのようです。

特に追加の書類を求められることもなく、あっさりボーディングパスを受け取り、無事に搭乗できました。第一関門は拍子抜けするほどあっさりでした。

ちなみに、ESTAを利用しない渡航の場合に限ってなのか、書類確認が必要という理由で、オンラインチェックインが使えないケースがあります。*当日カウンターに並ぶ必要があるので、時間に余裕を持って空港に向かうようにしましょう。早めに到着しておいて損はありません。

第二の関門|入国審査

今回はホノルルから入国しました。

飛行機を降り、いよいよ入国審査へ。ここが最大の山場です。審査官にパスポートを渡すと、案の定聞かれました。「なぜわざわざビザを取得したのか?」

「イランへの渡航歴があるため、ESTAが使えなかった」と正直に答えると、そこから深掘り質問が続きました。

「イランには仕事で行ったのか?」「渡航歴が多いようだが、仕事なのか?」「今回の渡航目的は?」「滞在期間はどれくらいか?」「所持金はいくらか?」「ギャンブルをするつもりか?」

質問は矢継ぎ早に飛んできました。途中から、「これ、ビザ関係なく最近の入国審査が全体的に厳しくなっているのでは?」とも感じましたが、それにしても質問の数は多い。一問一問に対して焦らず、正直に、淡々と答え続けました。

結果として、別室送りになることもなく審査を通過できました。とはいえ、それなりに時間はかかりました。正直に答えることが何より大事です。 変に取り繕ったり、答えに詰まったりする方が怪しまれます。渡航前に、自分の渡航歴や今回の目的をあらためて整理しておくと、いざというときに落ち着いて答えられます。

第三の関門|税関

「入国審査を突破したし、もう安心」と思っていたら、税関でも止められました。

受託荷物なし、バックパック1つの軽装だったことが怪しまれたようです。君はこっちを通過して、とスタッフさんに声をかけられる。パスポートを再度確認されながら、入国審査とほぼ同じ内容の質問を再び受けることに。「なぜビザを取得したのか」「イランには何をしに行ったのか」……さすがに同じ質問に3回目の回答ともなると、答えること自体には慣れてきます。ただ、それなりに時間を取られました。

今回の入国全体を通じて、トータルの所要時間が通常より長くなったのは、おそらくこの税関で止められた分が大きかったと思います。入国審査だけであればまだしも、税関でも同じプロセスを繰り返すことになるとは想定していませんでした。

最終的にはOKとなり、無事に通過。荷物が少ない旅行スタイルの人は、逆に目立つ可能性があるということを頭に入れておくといいかもしれません。受託荷物があった方が「普通の旅行者」に見えるのかもしれない、と感じた瞬間でした。

結論|別室送りも長時間拘束もなかった、ただし質問は多め

3つの関門をすべて通過し、無事に米国入国を果たしました。ネットで見かけた「別室送り」「1時間以上の拘束」といった体験談は、少なくとも今回は当てはまりませんでした。

とはいえ、質問の数は通常より明らかに多く、特に税関で止められた分、トータルの時間は普通の入国よりもかかったと思います。入国審査と税関の両方で同じような質問を繰り返し受けることになるので、答える内容をあらかじめ自分の中で整理しておくと焦らずに対応できます。渡航目的、滞在期間、所持金、イランへ行った理由あたりは、スラスラ答えられるように準備しておきましょう。

ビザを持っていれば、入国の扉は開きます。身構えすぎる必要はありませんが、質問には正直に、堂々と答えるだけです。ESTAが使えなくなったからといって、米国旅行を諦める必要はありません。