中東の宝石と呼ばれるカタール。近年、ワールドカップ開催国として注目を集めましたが、その魅力は近代的な高層ビルだけではありません。首都ドーハには、伝統的なアラブの雰囲気を残す迷宮のような市場、Souq Waqif（スーク・ワキーフ）があります。本ブログでは、そんな伝統市場の魅力について、前編・後編の2回に分けて力説して参ります。
スーク・ワキーフとは？
Souq Waqif（スーク・ワキーフ、またはスーク・ワキフ）は、カタールの首都ドーハにある伝統的な露天市場です。14世紀から続く活気あふれる市場と言われており、迷路のような路地には、スパイス、織物、香料、工芸品など、様々な商品が並んでいます。
タイムスリップしたかのような異世界
その迷路のように入り組んだ路地には、スパイス、香料、衣服、テキスタイル、工芸品など、様々な店が軒を連ねています。アラビア語の活気あふれる会話、色とりどりの商品、スパイスの香り・・・まるでアラブの迷宮古都にタイムスリップしたかのような感覚を味わえます。ショッピングを楽しむのももちろんのこと、ただスーク内をぶらぶらするだけでもとてもエキゾチックな気分になれます。
目移りするほど豊富な品揃え
Souq Waqifでは、カタールらしい伝統的な商品から、お土産にぴったりな雑貨まで、様々なものを見つけることができます。スパイスや香料は、種類が豊富で香りも様々。店員さんに相談しながら、自分好みの香りを見つけるのも楽しいでしょう。
夜になるとさらに幻想的な雰囲気に
夜になると、Souq Waqifはライトアップされ、さらに幻想的な雰囲気に包まれます。伝統的な音楽が流れる中、水煙草を嗜んだり、カフェでゆっくりと時間を過ごしたり、夜ならではのアラビアンナイトを満喫できます。
Souq Waqif Art Center（スーク・ワキーフ・アート・センター）
また、スーク・ワキーフ内には、カタールのローカルアーティストとその作品、民芸品などが集うSouq Waqif Art Center（スーク・ワキフ・アート・センター）があります。ここでは、気に入った芸術作品を購入するだけでなく、アーティストと交流をしたり、また今まさにアーティストが絵を描いている様子を見学することができます。
とは言え、芸術活動には常に集中が求められるもの。彼らのクリエイティビティを邪魔し過ぎないように、節度を守って訪ねるようにしましょう。
Souq Waqifを訪れる際の注意点
Souq Waqifは、観光客向けの市場ですが、地元の人も多く利用しています。服装は、肌の露出を控えた服装がおすすめです。また、カタールは治安の良い国であるとは言っても、外国人も多く集まる人ごみの中では携行品への注意は欠かせません。特に、金銭の管理には十分注意しましょう。
まとめ
Souq Waqifは、カタールの伝統文化を肌で感じられる場所です。ショッピングやグルメはもちろん、アラブの雰囲気を満喫したい方におすすめです。次回記事では、Souq Waqif内の食事情にフォーカスをして、後編を綴ってまいります。カタール旅行の際は、ぜひSouq Waqifに足を運んでみてください。
後編はこちらから！
Souq Waqifへのアクセス：ドーハ地下鉄「Souq Waqif駅」下車
営業時間：朝8時から夜11時まで
定休日：なし
