長時間のフライト、乗り継ぎ時間を持て余してしまうことってありますよね。チャンギ国際空港は、ターミナル内に様々なエンターテイメント施設を備えており、乗り継ぎ時間を有効活用できる空港として有名です。そんなチャンギ国際空港の中でも、特におすすめなのが「Butterfly Garden(バタフライ・ガーデン)」。本記事では、そんな「Butterfly Garden(バタフライ・ガーデン)」の魅力を解説していきます。
空港の喧騒を忘れられる緑豊かな空間
Butterfly Gardenは、ターミナル3の出発ロビーにある温室型の庭園です。一歩足を踏み入れると、熱帯雨林のような緑豊かな空間が広がり、空港の喧騒を忘れてリフレッシュできます。ターミナルの中の少し入り組んだ場所に出入り口があるということもあり、思わず空港の中の知られざるオアシスを見つけたかのような感覚になります。
ガーデンの中はこんな感じで、そこまで広くなく狭くもなく。吹き抜けで天井高さのある構造になっており解放感があります。温室かと思いましたが、どうやら外気を取り込んでいるようで、シンガポールの熱帯気候も相まって生暖かい。空港内は涼しく快適ですが、ガーデン内は良くも悪くも蒸し暑い。だけど、空港を出ずしてシンガポールの空気を味わうことができる、という点では嬉しいポイントかもしれませんね。
ガーデンに足を踏み入れるや否や、早速蝶々と対面。こちらはRuddy daggerwingという種らしい。日本では余り見かけない気がします(蝶博士の皆さま、間違ってたらごめんなさい、、)。
こちらはシロオビアゲハか?蝶についてじっくり知りたい方は、立て看板等を見て学ぶこともできます。
こちらはトラフタテハの一種。Blue Clipper Butterfly というらしい。東南アジアならではの種です。パイナップルを使って餌付けがされているのはシンガポールらしいですね。
こちらもトラフタテハの仲間、ウスベニハレギ蝶。その名に相応しく、まるで晴れ着を着ているような美しいオレンジ色をしています。
蝶以外にも面白いものが沢山
バタフライ・ガーデンには蝶々以外にも色々と面白いものがあります。
こちらはサナギのインキュベーションセンター。数百ものサナギが規則正しく並べられ、一定の温度と湿度で管理されています。サナギをどうやってこの状態に配列したのか、とても興味深い。
そしてこちらはウツボカズラ。誰もが知る有名な食虫植物ですが、日本での自生はほとんど見られません。まさか、ガーデン内の蝶を食べて生きているのでしょうか。だとすると、その貴重な捕食シーンを見てみたい、と少し思ってしまいますね。
いかがでしたでしょうか?
今回は、チャンギ国際空港の隠れたビオトープ、「Butterfly Garden(バタフライ・ガーデン)」について解説をしてきました。そこまで広くはありませんが、3時間程度のトランジットを行う際など、少し時間を持て余した際に寄るスポットとして、とっても魅力に満ちた空間になっています。ぜひ、シンガポールへお立ち寄りの際には、訪ねてみて下さい!