2024年4月27日、東京・日比谷シャンテに、フランス発の老舗マカロン専門店「ラデュレ」がオープンしました。サロン・ド・テ併設の新店舗でここだけの限定アフタヌーンティー「オデッセイ」が楽しめるとのことでしたので、早速初日に訪問してきました!今回は、そんなアフタヌーンティーの食レポを交えながら、店内の様子や雰囲気についてもシェアして参ります!
店内の様子
店内は、ラデュレの象徴的なカラーであるグリーンを基調とした、華やかでメルヘンチックな空間が広がっています。まるでフランスの宮殿に迷い込んだような、優雅な雰囲気を味わえます。実質的「銀座店の移転」と言われることもあるものの、内装デザインはかつての銀座店とは大きく異なりますね!
テーブルや椅子はゆったりとしたサイズで、居心地抜群です。窓からは日比谷の街並みを眺めることができ、開放感も中々です。
日比谷店スペシャルアフタヌーンティー「オデッセイ」
さて、今回の訪問のメインの目的が、日比谷シャンテ店限定のアフタヌーンティー「オデッセイ(ODYSSEE)」!こちらは2024年4月27日(土)から6月30日(日)までの期間限定で提供されます。
アフタヌーンティーの内容
- 日比谷店限定マカロン 2種類
- 日比谷店限定パティスリー 2種類
- フィンガーサイズのセイボリー 5種類
- ドリンク (コーヒー、紅茶など)
今回は、シャンパーニュとミニパルフェ付きのもりもりプランを利用しました。それでは一つ一つ詳細食レポして参ります!
セイボリー
2008年にラデュレが日本に初めてオープンした際の人気メニューを、フィンガーサイズで再現したセイボリーです。ラインナップは以下の通り。
- サラダコンコルド
- フォアグラムース フリュイルージュ
- グラデラックスサーモン レモン風味 クレームエベス添え
- パイと野菜のアンサンブル
- ハムとチーズのサンドイッチ
2008年創業当時のラデュレの人気メニューを再現したセイボリーが楽しめるというのは、ファンとしては非常に嬉しいポイント。
ところが、今回店舗が予約内容を勘違いしていたらしく、ストックを切らしてしまったとのことで、こちらのセイボリーは提供してもらえませんでした。その代わり、5月17日までの期間限定で提供をしている「母の日アフタヌーンティー」のセイボリーに差し替えて頂くことに。日比谷店限定セイボリーを期待していただけにちょっと残念。結果的にサービスとしてマカロンとウジェニーを無料で頂いたので良しとします!
ちなみに母の日アフタヌーンティーのセイボリーは以下の内容でした。
- スモークのタルタル
- シューフルールのタルトレット
- 帆立のムースと青さのチュイル
- オマールのヴォル・オ・ヴァン
マカロン
マカロンの台には、ココシトロネルとショコラオリーブが。どちらも日比谷店限定フレーバーです。
ココ・シトロネル:レモングラスが香るココナッツ風味クリームを挟んだマカロン。ひと口食べると、ココナッツの風味と甘さがふわっと広がり、爽やかなハーブが鼻に抜けます。
ショコラ・オリーブ:ほんのりオリーブオイルが香るダークチョコレートのガナッシュを挟んだマカロン。フレッシュなオリーブの香りが爽やかな、大人の味わい。
ココシトロネルは、メニュー上は「ココアシトロネル」と誤記されていましたが、正しくはココアではなく、ココナッツのココです。ショコラオリーブは非常に上品な味に感動。個人的にもイチオシのフレーバーです。
パティスリー
パティスリーの段には、日比谷店限定の2品。
ペピット・イスパハン: ラデュレの代表的なスイーツ「イスパハン」の味わいをベースにした、日比谷シャンテ店限定のパティスリーです。オレンジブロッサム・ハニーが香るビスキュイやマスカルポーネのシャンティクリームなどを、ローズとフランボワーズのシュトロイゼルで包んでいるとのこと。ふわっと軽い口当たりと、ベリーの甘酸っぱさ、ローズの華やかな香りが絶妙に調和した、まさに至福のひとときを味わえる一品でした。
余談ですが、「イスパハン」はイランのイスファハンという地名が語源になっています。 かつて「世界の半分が詰まっている」と評されたほど美しいイランのイスファハン。 この地で生産されたバラの美しさや優雅さにちなみ、今ではスイーツの名前に使用されているそうです(という旅行ブログらしい雑学を僭越ながら提供させていただきます!)
タルト・オ・ショコラ: 濃厚なチョコレート好きにはたまらない、日比谷シャンテ店限定のチョコレートタルトです。カカオニブのクランチ、チョコレートと焦がしバターのビスキュイ、濃厚なガナッシュをタルト生地に重ねた一品。カカオの実を模したチョコレートの飾りとビスキュイ・トリュフが華やかに彩ります。ひと口食べると、クリスピーな食感と濃厚なチョコレートの風味が口いっぱいに広がり、幸せな気持ちに包まれます。
ペピット・イスパハンががつんと甘めなのに対し、タルト・オ・ショコラは甘さ控えめ、かなりビターで深い味わい。キャラクター異なる2つのパティスリーがメリハリを産むとともにそれぞれの個性を補完しあっており、絶妙なバランス感によって非常に充実したアフタヌーンティーを演出していました。
ミニパルフェ
そして、今回オプションとして追加したのがミニパルフェ。ラズベリーをふんだんに使った見た目もかわいいパフェですが、その中はクリームやアイスが何層にも折り重なった複雑な構造。小さいパフェにも関わらず、表層の生クリームから最下層のライチジュレまで、繊細な変化に富んだドラマティックな一品でした。
シャンパーニュ
こちらもオプションで追加しました。1,650円、と少し値が張るものの、ボトルでオーダーすると1万円掛かることを考えると少量&お得に頂けるのは嬉しいですね。
ラデュレ印のラベルが光るオリジナルシャンパン。ラデュレ店舗でしか味わえない一杯なので、アフタヌーンティーとともに予約しておくことをおすすめします。ちなみにアフタヌーンティーにももちろん合いますが、これはこれでチーズや生ハムと一緒に飲んでも良さそう。美味しく、かつバーサタイルな味わいに満足しました。
気になるお値段
限定アフタヌーンティー「オデッセイ」の金額は、通常は2名で15,400円ですが、今回はグラスシャンパンとミニパルフェをオプションとして付けていたので、合計22,000円となりました(実際には、前述のとおり一部メニューが差し替えになったため、少しお値引き頂き19,800円で利用できました)。オプション有り無しで金額が結構変わってきますが、個人的な感想としては、せっかく日比谷シャンテで限定アフタヌーンティーを食べるのなら、オプション無しだと勿体無い、と感じました。それくらいに、ミニパルフェが非常に美味しかったです!
お菓子の購入・持ち帰りももちろん可
ラデュレ日比谷シャンテ店では、定番のマカロンをはじめ、ケーキ、ショコラ、焼き菓子など、豊富なスイーツが販売されています。オデッセイにも含まれている店舗限定マカロン、パティスリーについても単品購入・持ち帰りが可能なので、アフタヌーンティーは予算的にちょっと、という方でも気軽に利用可能です。
注意点
最後に注意点。ラデュレに限らず飲食店はどこも、オープン直後はオペレーション面で非常に混乱します。店舗運営は人の手によって行われるので、特に繁忙時にはオペレーションミスは避けられません。実際に私達も、予約内容が正しく伝わっておらずメニュー変更を余儀なくされましたが、この例に限らず例え事前にコース予約をしていたとしても、遅い時間ほど在庫切れ・メニュー変更リスクが高まることが考えられます。
そのため予定していたメニューが食べられないのは絶対に嫌!という方は、なるべく早めの時間帯で予約することをおすすめします。また、予約無しでの利用もできますが、混雑を考えるとできれば避けたいところ。今日は予約無しで来たがために、最大で3時間以上待ったお客さんもいたほどでした。明日以降も、空席待ちにかなりの時間を要する可能性があるので、可能であれば事前に予約をしておくと良いでしょう。
いかがでしたでしょうか?
ラデュレ日比谷シャンテ店は、マカロンやスイーツ、アフタヌーンティーを楽しめる、素敵なお店です。日比谷にお越しの際は、ぜひ事前予約の上足を運んでみてください!
※このレポートは、あくまでも個人の感想であり、ラデュレ日比谷シャンテ店を代表するものではありません。
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