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【事前準備編】大型客船「橘丸(たちばなまる)」に乗って三宅島まで行ってみた。チケット購入から到着までの流れを大公開!その①

旅行ブロガーのヤムです。先日撮影のため三宅島に行ってきたので、その際の移動について体験レポートを執筆していきたいと思います。

東京から船で気軽に・格安で行ける離島として人気の三宅島。ですが、肝心の交通手段である船(大型客船・橘丸)の詳細についてあまり説明がされているサイトがなく、当日の乗船の流れや必要物資などを知っておかないと、船の中で困ってしまう可能性があります。そこで、本記事では実際に大型客船の乗船チケットを購入し、三宅島で下船するまでの流れを詳細にレポートしていきます。

事前準備①・・・東海汽船のチケットを購入しよう

まずは東京汽船予約サイトから三宅島行きの船の便を確保しましょう。東京~三宅島の航路を運航するのは東京汽船の大型客船である「橘丸(たちばなまる)」。直前になるとチケットが売り切れてしまったり、希望のランクの部屋が取れない可能性があるので、少なくとも渡航予定日の2週間前までにはチケットを購入しておくようにしましょう。

www.tokaikisenyoyaku.com

なお通常往路は、深夜(22:30)に東京を出発して翌日の早朝(5:00)に三宅島へ着く深夜便となり、復路は昼過ぎ(13:35)に三宅島を出港してその日の夜(19:40)に東京へ着くスケジュールとなります。8月の繁忙期は、復路は途中で伊豆大島にも寄港するため、東京への到着が1時間ほど遅くなります。

www.tokaikisen.co.jp

一般的には金曜の深夜に東京を出発し、日曜の昼過ぎに三宅島を発つスケジュールで旅程を組む場合が多いですが、今回我々は敢えて往路便を月曜の昼過ぎにして、1泊分長めに滞在することにしました。

ランクによって変わる部屋(席)のグレード 出展元:https://www.tokaikisen.co.jp/ourship/tachibana-room/

席のランクは2等室~特等室までの5段階のランクに分かれており、2等室は畳の部屋に雑魚寝スタイルで特2等室は簡易ベッド。最上位の特等室はふかふかの高級ベッドとなります。個人的には往路の深夜便は睡眠をとる必要があるので特2等室で、復路は寝る必要がなければ2等室でも十分だと感じました。大人数で予約する場合は特1等や1等室など、占有できるタイプの部屋が良いかもしれません。

飛行機などのような「座席指定」のシステムはないため、決められたランクの部屋の中のどの席・どのベッドになるかは当日紙チケットを受けるまでわかりません。とは言え、複数人でチケットを購入する場合はきちんと連番で発行してもらえるので、同じグループで乗船したのに離れ離れの席になるといった心配は基本的にはありません。

そして購入の際はインター割を適用すること。これにより20パーセントほど安い割引価格でチケットを購入できるようになります(繁忙期は変動する場合があり)。

東京汽船のインター割について

東京汽船の「インター割」とは何なのか?自分は割引対象に入るのか?等とお困りの皆様、ご安心を。インター割とは、単純に「インターネット割引」を意味し、島民割引などと異なりウェブサイトを通じて予約をすれば誰でも利用できます。特にオフシーズンは大幅に割引されるので、使わない手はございません!

 

ちなみに、船で雑魚寝などと聞くとタコ部屋のよな劣悪な環境をイメージしてしまうかもしれませんが、橘丸の船内は清潔でゆとりもあり、色々とリフレッシュのための設備も整っているのでご安心を!

参考ページ:

www.tokaikisen.co.jp

事前準備②・・・必要物資をそろえよう

席を押さえたら、今後は必要物資を揃えましょう。歯ブラシはもちろん、船内にはなんとシャワーもあるため、シャワー用のボディーソープやシャンプー、洗顔フォームなどのフルセットを持参すると良いです。ちなみに小さいハンドタオルは船内で売っていますが、ペラペラであまり質が良くないので、セームタオルなどの携帯型タオルを準備しておくことをおすすめします。

セームタオルはもともとは水泳業界などで使われるタオルですが、吸水性が非常に高く、絞ることで速攻で乾いて何度でも使用ができるため、かさばらず携帯できるタオルとして旅行愛好家の間で重宝されています。三宅島では特に海辺のアクティビティが多いかと思われますので、この機会に常備してみてください!

また、船内ではロッカーの使用のために100円玉が必要になったり、シャワーがコイン式で100円が必要だったり、ドリンクの自販機やご飯の食券機でも現金が必要になったり、と小銭や現金が必要なケースが多くあります。そのため、事前に現金をしっかり用意し、特に100円玉は大目に持っておくようにしましょう。

※三宅島内では結構多くのお店がクレジットカードやQR決済に対応しています。

そのほか、船の上から夜景を望みながら飲むためのお酒やおつまみ、お菓子や暇つぶしのゲームやトランプなども用意しておくと良いと思います!

いかがでしたでしょうか?

今回は、船便で三宅島へ行くための事前準備について解説してきました。次回記事では、乗船当日の流れを具体的に書いていきますので、乞うご期待を!

次回記事はこちらから:

www.kosupatravel.com

 

この記事を書いたライター:
 
楽家や写真家、3Dアーティストとして活動する傍ら年間数十本の弾丸海外旅行に勤しむコスパトラベラー。陸上だけでなく、海の中や空の上の世界も楽しめるような記事をお届けします。