定番ツアーはもう飽きた?ローカル旅行情報発信サイト「コスパトラベル」

パッケージツアーやガイドブックに頼った旅行に飽きてしまった大の旅行好きの方々向けに、ローカルでコスパの良い旅行プランをまとめたポータルサイト

ウガンダのバイクタクシー「Boda Boda」に乗ってみた!「Sina Village」でありのままの現地生活を体験しよう②

前回は、ウガンダビクトリア湖畔にある小さな村Saziまで、おんぼろ舟に乗って湖を渡りきるまでの様子をご紹介しました。

今回は、SaziからSina Villageまでの道のりをウガンダのバイクタクシー「Boda Boda」に乗って旅をしました。バイク運転手の気さくな計らいもあり、面白い旅路になりましたので、乗車レポートを紹介したいと思います。

Boda Bodaとは?

Boda Bodaは、ウガンダをはじめとする東アフリカ諸国で広く利用されているバイクタクシーのことです。料金は交渉次第ですが、短距離であれば100シリング(4円)程度から利用できます。

カンパラ近郊であれば、Safe Bodaという配車アプリが便利です。イメージとしては東南アジアのGrabやGojekのような感覚で、アプリで目的地を入力すると、近くのBoda Bodaがすぐに駆けつけてくれます。

www.safeboda.com

Saziで出会ったBoda BodaでSina Villageへ

Saziの港に到着すると、何台ものBoda Bodaが客待ちしていました。その中の一台に声をかけ、Sina Villageへ連れて行ってもらえるかどうか尋ねてみました。

すると、快く承諾してくれたのが、陽気な笑顔の青年でした。日本語は話せませんが、簡単な英語でコミュニケーションを取ることができます。ちなみに、ウガンダは旧イギリス植民地だった歴史から、わりと田舎に行っても英語が通じます。ただし、ウガンダ方言とも言われる強力なアクセントが特徴的で、その上早口で話す傾向があるので、聞きとり慣れるまで少し時間を要するかもしれません。

バイクの後部座席に同乗させていただく

さて、Sina VillageのあるMpigiという村までは、ほぼ1本道で20kmほどです。舗装されていない赤土の道を、キャラバンが行き交う風景の中、青年のバイクは軽快に進んでいきます。青年は、とても気さくで愉快な性格。こちらも特に急いでいなかったこともあり、途中奇妙なスポットで何度も途中停車しました。

何もない一本道をキャラバンが行き交う

道中に出会った奇妙なスポット

青年が嬉々として指差す茶色いかたまり

まず、小高く積みあがった茶色い盛り土を指差し、「これなんだと思う?」と青年が尋ねます。答えられずにいると、「牛のウ●コだよ!」と教えてくれました。なるほど、道理で臭いわけだ。肥料だったんですね。

中からはシロアリがウジャウジャと出現。なかなかホラーな体験

青年がおもむろにそのウ●コ山を手でちぎると、中からウジャウジャとシロアリが沸いてきました。「これ面白いだろ!?」と、にこやかな笑顔で教えてくれます。これにはさすがに苦笑い。その手で君の愛車のハンドルを握るのかい?と聞き返してしまいました。

道に落ちていたフルーツを紹介してくれる青年。何の実か尋ねたところ、知らん!笑 とのこと

どうやら青年はサービス精神旺盛のようで、道中で見つけた面白いものを一つ一つ紹介してくれているようでした。

道中に自生していたバナナを割って見せてくれる青年。こちらは甘味がほとんどなく、ウガンダの伝統的な主食料理「マトケ」の材料となるバナナ

その後も、バナナや謎の果実を見つけては、バイクを停めて紹介してくれる青年。バイク運転手だけでなく、旅のガイドまでしてくれるなんて、なんとも嬉しいですね。

余談ですが、道中で野菜の無人販売所を発見。無人販売所があるのは治安の良い証ですね。

Sina Villageに到着

30分のバイク旅を終えて、Sina Villageへ到着。

そうこうしていると、Sina Villageの目の前へ到着しました。何てことないただの道を、ワクワク溢れる旅路にしてくれた青年に感謝と別れを告げ、Sina Villageへと入っていきました。

いかがでしたでしょうか?

今回はBoda Bodaを実際に使用した体験レポートとともに、Sina Villageまでの道中での出来事について綴っていきました。Boda Bodaは、乗り心地こそ快適ではありませんが、アフリカのフレッシュな空気を全身で感じ、風を切りながら走る感覚はもちろん、現地住民との交流も相まってとてもオススメな移動手段であると言えます。

Sina Villageでは、どのような体験が待っているのでしょうか?次回をお楽しみに!