海外旅行では、事前の準備を怠ると旅行計画が破綻したり、最悪の場合現地で路頭に迷ってしまうこともあります。そこで本記事では、旅行を失敗させないために必要な下調べ事項を10選にまとめました。これから旅に出かける方々は、最終チェックを兼ねて是非ご一読ください!
1. 空港チェックインとトランジットに要する時間
空港でのチェックインやトランジットは、旅行の最初のハードルです。チェックインカウンターの締め切り時間はもちろん、カウンターの列がどれくらい混雑しているかを事前にインターネットで情報収集しましょう。
また、トランジットの場合、離発着ターミナルが同じかどうかも重要です。同じ空港内でもターミナルが異なると、移動にかなりの時間がかかることがあります。これらをしっかり下調べした上で、余裕を持ったスケジュールを立てましょう。
2. ビザ要件
国によっては、入国のために事前にビザを申請する必要があります。例えば、中国ではコロナ禍以降、日本人は観光目的であっても原則としてビザが必要となりました。そうとは知らず、ビザなしで渡航して空港で門前払いになるケースも実際に多く発生しています。ビザの要件は各国の大使館や領事館のウェブサイトで確認できますので、必ず事前に調べておきましょう。
3. 現地での交通手段
現地の交通手段も事前にリサーチが必要です。東南アジアでバイクタクシーに慣れている人の間では「物価の安い国では現地に行けば移動手段はどうとでもなる」というイメージが染みついている場合もありますが、国や地域によってはタクシー料金が高額だったり、特に田舎の場合はタクシーが全く走っていないケースもあります。
次の目的地への電車や飛行機移動が控えている場合、ぎりぎりになってタクシーが見つからないと大変です。現地でのタクシーの手配方法はもちろんのこと、現地で融通の利きやすい交通手段について事前に確認しておきましょう。
4. クレジットカード設定
海外でクレジットカードを使用するにあたり、事前に設定を確認することが大切です。ショッピングやキャッシングの利用枠は十分か、また海外で利用可能な設定になっているかを確認しましょう。クレジットカードを使う前提で渡航したものの、現地で使えないと分かった場合、非常に困ることになります。カードサイトにアクセスしたり、カード会社に連絡したりして、海外利用の確認を事前に行いましょう。
5. パスポートの期限と名前
意外と忘れがちなのがパスポートの有効期限。パスポートには5年間有効なものと10年間有効なものの2種類がありますが、いずれも意外とあっという間に時が過ぎていくもの。また、渡航直前で有効期限切れに気づいても、パスポート更新には一か月以上もの期日を要するケースが多く、ゲームオーバーとなる可能性があります。
また見落としてはいけないのが、パスポート上の名前。結婚や離婚などを経て名字が変わったのに、パスポートの名前変更を忘れてしまった、というミスは意外にも多いそう。特に、航空券の予約名義とパスポート上の名義が異なる場合、セキュリティ上の理由により航空会社から利用拒否される可能性があるので、入念にチェックをしておくことをお勧めします。
6. 敵対関係国への渡航歴
一部の国では、特定の敵対国への渡航歴があると入国拒否される場合があります。例えば、イスラエルに渡航したことがあるとアラブ諸国への入国が難しくなります。また、イランやシリアなどに入国したことがある場合、アメリカへ入国するためには観光目的であってもビザが必要になります。自分の渡航歴を確認し、問題がないか事前に調べましょう。
7. ワクチン要件
コロナウイルスのワクチン接種歴は不問とする国が増えてきましたが、黄熱病などのワクチンを入国要件として義務付けている国はまだ多くあります。特にアフリカや南アメリカへの旅行を計画している場合、必要なワクチン接種を確認し、事前に予防接種を受けておくことが重要です。
8. 休祝日やオフィスアワー
国によっては土日が休みでないところもあり、また中には休日・祝日には観光地が完全に閉まる場合もあります。さらに、国によっては祈りの時間や昼寝の時間が設けられており、午後に店が閉まったりと、旅行がままならないような状況になるケースもあります。旅行の日程を立てる際には、現地の休祝日やオフィスアワーを確認し、計画に組み込んでおきましょう。
また当然ながら、お目当ての店の定休日も事前にSNSやホームページを見て確認しておくようにしましょう。
9. 観光地入場券予約
海外の人気観光地では、事前に入場券を予約していないと入れないことが多いです。例えば、ヨーロッパの有名な博物館や歴史的な建造物は、当日券がすぐに売り切れることがあるほど。当日行き当たりばったりで行くと入場拒否される可能性が高いので、必ず事前に入場券をオンラインで予約しましょう。
10. 交通機関予約
長距離バスや高速鉄道などの交通機関も、事前予約が必要な場合があります。日本の夜行バスや新幹線と同様に、特に人気路線では当日満席になることが多いため、旅のスケジュールを崩したくない場合は事前にオンライン予約を行い、確実に席を確保しておきましょう。
いかがでしたでしょうか?
海外旅行を成功させるためには、事前の準備が欠かせません。今回紹介した内容を中心に、渡航先の文化や習慣、交通事情については勿論、パスポートやビザの確認など、旅行を行う上で必要な事柄については事前に確認しておくようにしましょう。万全の準備を整えて、安心して旅行を楽しんでください。
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