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インドネシアのお菓子キャッサバチップスとは?日本でも買えるの?指原もゾッコン「Kusuka(クスカ)」など5ブランド食べ比べレポート

皆さま、キャッサバチップスと呼ばれるインドネシアのスナックをご存知でしょうか?バリやジャカルタへ旅行へ行ったことがある方はもちろん、指原莉乃さんのファンの方なら一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?

ポテトチップスに似ていますが、維管束が目立つ断面がキャッサバチップスの特徴です。

Kusukaは、タピオカの原料としても知られるキャッサバ芋(現地語でシンコン(Singkong))をカラッと素揚げして作られたチップスで、ポテトチップスのようなクリスピーな触感が特徴。ポテトチップスのしょっぱさに加えてほんのりとした甘みがあり、とは言えサツマイモほど甘すぎない絶妙な味と硬めの歯ごたえ、そしてポテトチップスに比べてヘルシーなイメージが一部マニアの間で愛されてきました。

数年前に東京フレンドパーク元旦スペシャル(指原莉乃さん登場会)でダーツの景品として大量のキャッサバチップス「Kusuka(クスカ)」が壇に並べられたことで一躍有名に。もともとクスカが大好物だった指原さん、日本での流通はほとんどなくインドネシア現地まで行かないと入手が難しいため、景品をゲットして本人も喜んでいらっしゃったのが印象的でした。

今回食べ比べに使用したキャッサバチップス。インドネシア土産に沢山買ってきました。

今回は、そんな国内入手困難なインドネシアのキャッサバチップスについて、クスカを含む5ブランド食べ比べレポートを紹介します!インドネシアへ旅行に出かけた際のおやつ、そしてお土産の参考として是非読んでみて下さい!

キャッサバチップス食べ比べ

コンビニやスーパーなどで見かけるキャッサバチップスは概ね5ブランド

インドネシア国内で見られるキャッサバチップスは概ね5ブランド。

今回食べ比べをしたのは、インドネシア中で見かけることができる有名どころの、Kusuka(クスカ)、Qtela(ケテラ)、Cassamo(Lemonilo レモニロ)、Chuba(チュバ)、Indomaret(インドマレット)の5ブランド。後述しますが、Indomaretはインドネシア中に店を構える2大コンビニエンスストアの一つです。なので、Indomaretのキャッサバチップスは日本でいう「セブンプレミアム」スナックのような立ち位置ということになりますね。

また各社とも「オリジナル」「バーベキュー」「チーズ」「海苔」「チリペッパー」など様々な味を用意しています。これらの違いも楽しみながら、計13のフレイバーを食べ比べしてみました。

Kusuka(クスカ)

Kusuka ブラックペッパー味

まずは、指原さん推しのクスカから。たまにジャカルタ市内のコンビニで一袋3,000ルピア(約30円)で叩き売られていることもありますが、一般的には1袋6,000~6,500ルピアで売られていることが多いです。

基本味はOriginal(オリジナル)、Ayam Lada Hitam(ブラックペッパー・チキン)、Balado(スパイシー)、Ayam Bumbu Bali(バリ・スパイシー・チキン)、Barbeque(バーベキュー)、Cheese Burger(チーズバーガー)、Jagung Amerika(スイートコーン)、Keju Bakar(グリルド・チーズ)、Rumput Laut(シーウィード)の9種類展開。そのうちお店で見かけるのはブラックペッパー・チキン、スパイシー、バーベキュー、チーズあたりで、シーウィード(海苔)味は新味としてここ最近加わりました。

個人的にはKusukaと言えばブラックペッパー味がお気に入り。素材の甘みがしっかり感じられるKusukaスタイルの味付けがやみつきになります!(オリジナル味も好きなのですが、ここ最近店頭であまり見かけなくなってしまいました)

ちなみに、9つの基本味に加えて、ピザポテトのようなギザギザ成型タイプの「Saos Rasa Balado(チリ味)」や、Super Padass!!(スーパースパイシー)味、Ghost Pepper(ゴーストペッパー)味などの激辛ラインナップも販売されています。マニアの方は是非インドネシアで探してみて下さい!

www.kusukachips.com

Qtela(ケテラ)

Qtelaオリジナル味

次にケテラ。世界一売れてるインスタント麺こと「Indomee(インドミー)」でお馴染みの大手Indofood社が販売するケテラは、クスカと並ぶキャッサバチップス2大ブランドと言っても過言ではありません。味はOriginal(オリジナル)、Balado(チリ)、Barbeque(バーベキュー)、Ayam Saos Lada Hitam(ブラックペッパー・チキン)、Rumput Laut(海苔)、Keriting Ayam Geprek(アヤムゴプレッという現地料理)の6種展開。個人的に、クスカは味が濃いフレーバーがお勧め。バーベキュー味や、チリ味など、インドネシア訪問の際は必ずと言っていいほど食べます。Keriting Ayam Geprekにはまだ店頭で出会ったことがないですね・・・

Qtelaのチップスもコンビニなどで5,500~6,500ルピア(55~65円程度)で売られています。ちなみにQtelaに限らず、飛行場のコンビニではなぜかキャッサバチップスの値段が二倍近くに跳ね上がるので、出国直前に爆買いしようと企んでいる方は要注意です!

www.indofood.com

Chuba(チュバ)

ChubaのBTSコラボ限定パッケージ

Chubaはインドネシアの食品会社、Acefoodのブランドラインで、Balado Ijo(グリーンチリミックス)、Sambal Balad(レッドチリミックス)Barbeque(バーベキュー)の3種のフレーバーを展開。現在はBT12コラボパッケージのものが広く流通しています。
KusukaやQtela等と比べるとインドネシア国内でのシェアは低いように見受けられますが、国外ではChubaを一番見かけるような気がします。

www.instagram.com

こちらが通常パッケージ。

グリーンチリ、レッドチリ味はニンニクの風味もしっかりと効いており、個人的にはかなり好きな味です。BTSファンの方は、今のうちに限定パッケージのChuba Singkongチップスを入手しておきましょう!

www.acefood.co.id

Lemonilo(レモニロ)のCassamo(キャッサモ)

新興ブランド、LemonioのCassamoスパイシーバーベキュー味

こちらはLemoniloというインドネシアの食品会社が販売しているCassamo(キャッサモ)というキャッサバチップス。なんとこの2023年4月にリリースされたばかりの新商品です!

ヘルシーフードを得意とするLemoniloが、「Shake the World, Shake the CASSAMO(キャッサモを片手に世界を震撼させよう!といった意味でしょうか)」とのスローガンのもと食物繊維が豊富でグルテンフリーなキャッサバ芋に目をつけ、忙しい若者世代(Z世代)をターゲットにリリースしたCassamo。また、過小評価されがちな若者世代の味方として、健康的でクリエイティビティに富んだ生活を応援することを目標に掲げ、既存のキャッサバラインナップに新たな彩を加えたいといったメッセージが発表されています。

lemonilo.com

現在は、Smoky BBQ(スモーキーバーベキュー)、Spicy BBQ(スパイシーバーベキュー)の2種展開。新ブランドのためまだラインナップは少ないですが、今後の売れ行きによってはバリエーションが増える可能性がありますね!

ちなみに、味はヘルシーでありながらも他ブランドのキャッサバチップスに全くひけを取らず、キャッサバ芋そのものの味が楽しめるオーガニックテイストが特徴。深夜のスナックやダイエット中の間食など、従来のおやつと比べて罪悪感なく食べられるCassamoの出番が多くなるかもしれません!

www.lemonilo.com

Indomaret(インドマレット)

看板のロゴがお馴染みのIndomaret、塩味

最後に、Indomaret(インドマレット)のオリジナルキャッサバチップスをご紹介。Indomaretは、Alfamartと並びインドネシア国内最大のコンビニエンスストアで、国中至る所で見かけることができるお店。Indomaret店内にはKusukaやQtela等のキャッサバチップスが多数並んでいるのですが、実はIndomaret自身もキャッサバチップスを製造しています。

味は、Tradaisional(トラディショナル)、Asin(塩味)の2種。トラディショナル味が、他のブランドでいうオリジナル味に相当するのかと思いきや、実は結構甘めの味付けになっています。キャッサバそのものの甘みというよりも、甘みがさらに強調されたような不思議な味・・・正直個人的にはあまり口に合いませんでした。どちらかというと塩味の方が他のブランドのオリジナル味に近いです。

indomaret.co.id

番外編: インディーズ・キャッサバチップス

さて、メジャーどころのキャッサバチップスブランドを5つ紹介してきましたがしたが、インドネシアのローカルエリアに行った際は、地域のおばちゃんが作っているような名もなきインディーズチップスを買ってみるのもお勧め。

 

ジョグジャカルタからムラピ山へ向かう道中にて、道端の商店

個人的には、ジョグジャカルタ近郊で現地の仲間たちとツーリングした際に、たまたま通りかかった田舎の商店で売られていた手作りキャッサバチップスが今までで一番印象深かったです。

 

見た目通りの素朴の味わい。だが、それがいい・・!

こちらがムラピ山中腹の名もなき商店で売られていたキャッサバチップス。添加物のない、キャッサバと油と塩だけのシンプルな味付けが、周りから漂う森や土の香りと合わさり爽やかな風味を感じさせました。

個人的には、キャッサバチップスはチップスそのものの味を楽しむだけでなく、チップスの味を通じてインドネシアならではの風土、空気、そして文化に思いを馳せることができる点にこそ、その醍醐味があると感じています。一見衛生的に不安にも見えるローカルキャッサバチップスですが、見かけた際は少し勇気を出してトライしてみてください!

 

いかがでしたでしょうか?

今回はインドネシアの大衆菓子、キャッサバチップスについて紹介してきました。キャッサバ芋は日本ではあまり馴染みがありませんが、ポテトチップスとは異なる病みつきな味がきっとたまらないと思います!インドネシア観光の際は、ぜひ土産に買ってみて下さい!

キャッサバチップスを食べたいけどインドネシアへ行く予定がない、という方は通販で購入してみて下さい!

 

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www.kosupatravel.com