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【Chips Oman】中東で人気ナンバーワンのスナック菓子「チップス・オマーン」が旨すぎる【アラビアの名物】

超絶病みつきになる「チップス・オマーン」をご紹介

皆さん、海外の有名なポテトチップスと聞いてどのブランドをイメージしますか?Lay's?プリングルス

今回紹介するのは、ちょっと一風変わった「Chips Oman(チップス・オマーン)」という中東のポテトチップス。耳にしたことがない方も多いかもしれませんが、なんと中東では誰もが知る超有名ブランドなのです!

 
 
 
 
 
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SNSなどで「中東で最も人気なチップス」として話題のチップスオマーンは、その名の通りアラビア半島に位置する国「オマーン」で生まれたポテトチップス。その病み付きになる味わいが国内外でファンを増やしており、今やオマーンのみならず、アラブ首長国連邦カタールなど、中東ならどの国に行っても必ず見かけることができます!

本記事では、そんなチップスオマーンの魅力をお伝えいたします!

チップス・オマーンとは?

https://chips-oman.com/

中東はアラビア半島の東端に位置するスルタン国オマーン。日本人にはあまり馴染みがない国かもしれませんが、アラブの文化を色濃く映した町並みや独自の文化、美しい風景が世界中の観光客を魅了する他、美味しい食文化でも知られています。そんな現地の食事の中でも特に人気なのが、国民食とも言える「Chips Oman(チップス・オマーン)」というスナック。Chips Omanは1983年にAl Shaihani Group(アルシャイハニ・グループ)という会社によって発売されて以来、オマーンの中でも長い歴史を有するスナックブランドです。オマーン国内で愛されてきただけでなく、スパイシーな味付けと、絶妙に物騒なパッケージが旅行者の好奇心を刺激し、今や世界的にも注目を集めつつつつあります。

なぜ「オマーンチップス」じゃないの?

余談ですが、なぜChips Omanの名前が「Oman Chips(オマーン・チップス)」ではないのか、ちょっと気になりませんか?日本語や英語の感覚だと、オマーン・チップスと呼ぶ方が自然な感じがしますよね。

これは、オマーン公用語であるアラビア語では、文法上、形容はを修飾する名刺の後ろに置くというルールがあるからです。

ameblo.jp

何の気なしにスルーしまいそうな部分ですが、このようにチップス・オマーンの名前からも、アラビア文化を感じ取ることができますね。

味は一種類のみ

 
 
 
 
 
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さて、気になるチップス・オマーンのラインナップですが、実はチップスオマーンの味は「Chilli Flavour(チリ味)」の1種類しかありません。逆に言うと、1つしか味の種類がないにも関わらず長年飽きられず愛されていることからも、チップスオマーンの味が既に完成された味であり、だからこそ敢えてフレーバーを増やす必要がなかったことの証左と捉えることもできますね!

「チリ味」とは言え決して辛すぎることはなく、またカラムーチョや暴君ハバネロ等とも異なる、独特でエキゾチックな風味。チリパウダーやパプリカパウダー、オニオンエキスの他、現地のスパイスをこだわりの調合で混ぜ合わせた結果の賜物と言えます(レシピは門外不出の企業秘密だそうです)。

ちなみに原材料は全て植物由来のため、ベジタリアンやビーガンでも安心して食べられるとのこと。さすがアラブクオリティー

形状は2種類あり

通常タイプのChips Oman(チップス・オマーン)。

いわゆる一般的なポテトチップス感のあるスライス状。

こちらはプリングルスタイプ?と思いきや

中身はカラムーチョのようなスティック状。

ちなみに、味は1種類のみと述べたものの、チップスの形状は輪切りスライスタイプとスティックタイプの2種類があります。スティックタイプのものは少しレア度が高いので、少し大きめなスーパーマーケットなどを巡って物色することをお勧めします。

チップス・オマーンの入手方法

お菓子問屋の前に陳列されていた業務用サイズのChips Oman

そんなチップス・オマーンがどこで手に入るのか気になった方、ご安心を。チップスオマーンオマーン国内、もといアラブ地域ならどこでも手に入ります。スーパーマーケットやコンビニはもちろん、個人商店のコーヒーショップ等でも必ずと言って良いほどチップスオマーンが置いてあるので、むしろチップスオマーンに出会わずして一日を過ごすことの方が珍しいくらいです。

ちなみに、商店などに置いてあるチップスオマーンは一人分の小袋サイズで売られていることが多いですが、内容量15gと、ちょっと物足りないサイズ感。だからこそ、ついついまた食べたくなってしまうわけですが・・・

パーティーサイズの大容量パック

スーパーマーケットだと24袋入りの大容量パックを購入することができるほか、専門問屋などだと50袋入りの業務用サイズで販売していることも。

旅行者にはハードルが高いが、スーパーや卸業者から箱単位で購入することも可能

様々なアレンジレシピ

 
 
 
 
 
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チップス・オマーンオマーン国民食とも言われる所以はアレンジの幅広さ。Chips Omanは単なるスナック以上の存在で、袋を開けてそのままボリボリ食べる以外にも、様々なアレンジレシピがあります。実際に筆者が現地で試して気に入った食べ方をいくつか紹介します。

チーズペストリー×チップスオマーン

ローカルでは黄金の組み合わせ

ペストリーの中にオマーンチップスをふんだんに挟み込みます

手軽かつ、オマーンでも特にポピュラーなのがこの組み合わせアレンジ。Atyab社のCheese Pastry(チーズペストリー=チーズサンドのような菓子パン)を縦に割り、その中にチップスオマーンを沢山いれてサンドする、という食べ方です。オマーン人なら誰もがやったことがあるこの食べ方。現地に行った際には朝御飯やおやつに是非試してみてください!

ルガーグ×チップスオマーン

カタール、スーク・ワキーフにて

ルガーグはカタールをはじめとするアラブ地域の郷土料理で、しょっぱいクレープのような食べ物。その中には卵やチーズなどを挟むことから、現地では軽いスナックや食事として親しまれています。

このルガーグも、チップスオマーンを混ぜるのが通(ツウ)の食べ方。スークなどの路上で売られているルガーグは、メニュー表などがないため注文方法が分かりにくいものの、実は好みのカスタマイズが可能。ルガーグを売っている女性の周りにチップス・オマーンが積んであればカスタマイズOK!指をさし、ジェスチャーでチップスオマーンを混ぜたい旨を伝えましょう。

いかがでしょうか

Chips Omanはオマーンが誇るおやつのひとつであり、その特有の風味と歴史が人々を引き寄せています。地元の人たちだけでなく、世界中でファンを持つこのスナックは、オマーンの美味しい食文化の一端を味わうことができる絶好の機会です。オマーンのみならず、アラブ首長国連邦カタール、ヨルダンなどの中東各国でも手軽に手に入るスナックなので、旅のお供や、日本へのお土産などに手に取ってみてください。オマーンや周辺アラブ国を訪れた際には、ぜひ地元の人たちと同じようにChips Omanを楽しんでみてください!