🇨🇳中国
蘭州に行っても、蘭州ラーメン以外に何もない。こんな声を耳にすることは少なくありません。確かに、西安のような派手な観光名所があるわけでもなく、成都のようなパンダがいるわけでもない。北京や上海のような大都市の華やかさもなければ、桂林のような絶…
西寧ーー青海省の省都であるこの街は、チベット高原への入り口として知られている。せっかくこの地を訪れるなら、チベット文化を肌で感じたい。 渡航前、小紅書(シャオホンシュー)をスクロールしていると、一枚の写真が目に飛び込んできた。暖色の照明に照…
近年、中国高鉄の予約競争は想像を絶するほど熾烈になっています。予約開始とほぼ同時に席が埋まってしまうことも珍しくなく、特に寝台列車や週末などの人気時期には予約が取れず、旅程全体が破綻するリスクさえあります。私自身、広州から成都への夜行列車…
本場蘭州市内の蘭州ラーメン屋さんから食レポをお届けします 最近、日本でも徐々に店舗が増えつつある蘭州ラーメン。SNSで見かけることも多くなり、気になっている方も多いのではないでしょうか。しかし、本場中国・蘭州で食べる蘭州ラーメンは、果たして本…
前回記事では、バスガイドのリンさんによる20分間ノンストップの早口ルール説明から始まったストイックなバスツアーの導入をお届けした。分刻みの集合時間、WeChatグループでの逐一報告システム、遅刻したら全員に謝罪…。想像を絶するストイックさに、私は必…
「個人旅行より、もっとディープな旅がしたい」 青海省。中国西部、チベット高原の玄関口に位置するこの地は、天空の鏡と称される茶卡塩湖や、中国最大の湖・青海湖など、息をのむような絶景が広がる場所だ。 私は普段、海外旅行では個人行動を好む。自分の…
現在、中国で急速に姿を消しつつある「ニーハオトイレ」。かつて全土に広く存在し、地域住民の交流の場としても機能していたこの独特なトイレ文化も、都市開発と共に過去のものとなりつつある。 www.kosupatravel.com しかし今回、青海省の奥地でまさかの現…
前回の記事で、中国ビザ免除措置が2025年末で期限を迎える可能性について書いた。仮に延長されなくても、トランジット特例(通称:240時間ルール)があるから実質的にほぼ自由に観光できるだろう——そう思っている人は多いだろう。 www.kosupatravel.com だが…
前回記事はこちら www.kosupatravel.com 3回にわたって敦煌砂漠キャンプの魅力をお伝えしてきたが、今回は、実際に利用してみて分かった設備の詳細と、これから砂漠キャンプを検討している人に向けた注意点をまとめたい。 ここで紹介する内容は、今回私が利…
前回は、砂漠でのテント滞在と日中の散策体験をレポートした。午後から夕方にかけての砂漠散策では、足を取られる砂の感触や、見渡す限り続く砂丘の美しさを存分に体験できた。 www.kosupatravel.com 第3回となる今回は、いよいよ砂漠キャンプの真の醍醐味で…
前回は、砂漠キャンプ場への到着までをレポートした。強面のスタッフさんに迎えられ、第一印象は正直「大丈夫かな」という不安もあった。100元で予約していたベーシックテントでのサバイバル体験は無事実現するのだろうか? www.kosupatravel.com 第2回とな…
今回宿泊した敦煌云飞月特色沙漠露营帐篷特色民宿 敦煌といえば莫高窟、月牙泉、鳴沙山といった観光スポットが有名だが、せっかく砂漠の町を訪れるなら、本格的な砂漠体験をしたいと思っていた。ホテルに泊まって観光地を巡るだけでは、どこか物足りない。シ…
「ディープ中国」好きの皆様に、暗雲が迫る 2024年11月、ようやく再開された中国へのビザ免除措置。しかも滞在期間は15日から30日へと倍増した。これまでのトランジット特例では主要都市の滞在が中心だったが、30日あれば雲南の山奥や甘粛省のシルクロード、…
前回の乗車編では、期待していた賑やかな酒盛りとは裏腹に、他の乗客は既に就寝モード。一人静かに星空を眺めながら晩酌を楽しみ、その後は耳栓をして翌朝7時まで爆睡することができました。思っていた以上に快適な睡眠でしたが、果たして朝は交流のチャンス…
前回の準備編では、青稞酒やカップヌードル、紙コップにコンセントハブまで、様々なアイテムを揃えて万全の体制を整えました。月光を浴びながらの酒盛りという夢を胸に、いよいよ西寧駅のプラットフォームへ。ここから敦煌駅へ向けて、河西回廊10時間超の夜…
前回の記事では、中国の鉄道チケット予約の激しい争奪戦について詳しくお伝えしました。携程旅行(Ctrip)アプリを使い、発売開始と同時にスマホにかじりついて予約ボタンを早押し。日曜深夜発という比較的空いていそうな便でも、あっという間に売り切れてし…
深夜の硬臥(ハードスリーパー) 中国の寝台列車旅は予約から戦いが始まる 中国を旅するなら、ぜひ一度は体験してほしいのが寝台列車の旅です。ゴトゴトと揺れる車内で横になりながら、車窓から流れる広大な景色を眺める。飛行機では味わえない、陸路ならで…
前回までの記事で、UOMでの実名登録と機体登録を完了させる方法をご紹介しました。 www.kosupatravel.com 今回は、実際にドローンを飛行させる前に必要となる「飛行活動申請」について、詳しく解説します。これは日本でいう飛行通報に相当するプロセスです。…
前回記事では、UOMへの実名登録ステップについて紹介してきました。 www.kosupatravel.com 今回は、いよいよ飛行予定のドローンをシステム上に登録するための方法を紹介します。なお、前回はブラウザ版を例に紹介してきましたが、ここからは速度の安定してい…
前回に引き続き、UOM(民用無人駕駛航空器綜合管理平台)でアカウント登録(実名登録)を完了させる具体的な手順を、実際の画面に基づいて解説します。 前回記事はこちら www.kosupatravel.com UOMプラットフォームについて UOM(https://uom.caac.gov.cn/)…
中国のオンラインサービスを利用する際、必ずと言っていいほど直面するのが「中国の携帯番号による認証」という壁です。今回は、WeChat内のミニプログラムを使って+86から始まる中国の電話番号を取得できる「易博通(eSender)」について解説します。 易博通…
前回の記事で、中国でのドローン飛行には原則として実名登録が必要であることをお伝えし、また外国人でも登録は可能だが、海外在住者にとっては技術的にかなりハードルが高いという現実についても触れました。 www.kosupatravel.com 今回は、そのハードルを…
福建土楼をドローンで撮影してきました 黄山の雲海、張家界の奇岩群、福建土楼の独特な景観など、中国には息をのむような絶景が数多く存在します。これらの景色をドローンで撮影できたら素晴らしい思い出になるでしょう。しかし、ドローン大国中国とは言えど…
記事最終更新日:2025年10月14日 上海は、アジア屈指の国際都市であり、多くの航空会社が乗り入れているため、上海空港経由の乗り継ぎ便を利用する機会も多いです。私も仕事やプライベートで上海を利用することが多く、乗り継ぎ時間の有効活用には常に頭を悩…
2025年のSkytrax World Airline Awardsで世界第10位に輝き、中国の航空会社として唯一のベストテン入りを果たした海南航空。中国の航空会社というと、サービスの質や清潔さ、スタッフの対応などに不安を感じて、なんとなく身構えてしまう人も多いのではない…
以前、当ブログで中国東方航空について「コストパフォーマンスが高い」「予想以上に良い」と評価する記事を書きました。しかし、その後に私自身が実際に体験した出来事により、その評価を大きく見直さざるを得ない状況となりました。今回は、中国東方航空のJ…
今日は中華料理の中でも特に人気のあるマーラータン(麻辣湯/麻辣烫)について、知っているようで知らない「コスパ術」をご紹介します。 マーラータンといえば、辛くて痺れる四川風のスープに好きな具材を入れて楽しむ料理。多くのお店では量り売り方式(1グ…
巨大な楊貴妃(?)が出迎えてくれる華清宮 西安といえば兵馬俑。多くの日本人旅行者が中国を訪れる際に必ず訪問リストに入れる世界遺産の一つです。しかし、その兵馬俑のすぐ近くに、歴史と温泉が織りなす魅力的なスポット「華清宮(ホアチンゴン)」がある…
日本からも直行便が飛ぶ西安。この街にはシルクロードの拠点ならではのユニークな食文化が広がる。 西安を訪れるなら、絶対に見逃せない体験がある。それは、地元の人々に愛され続けてきた伝説の麺料理「ビャンビャン麺(biángbiáng miàn)」を味わうことだ…
はじめに:外国人が中国でタクシーを利用する際の壁 中国を旅行中の外国人にとって、移動手段の確保は大きな課題のひとつです。特にタクシー配車アプリについては、一見すると「DiDi(滴滴出行)」などのアプリが使えるように見えても、実際には外国人ユーザ…