こんにちは、旅行ブロガーのヤムです!今回は台湾の代表的グルメ「ルーローハン(滷肉飯・魯肉飯・ルーローファンとも)」について、特に美味しい台北市内のお店を独断のランキング形式で紹介していきます。
ちなみに、独断と言いつつなるべく公平を期すため、事前にFacebook台湾現地コミュニティフォーラム上で、現地台湾人の方々から数百ものコメントを頂き、その中から特に推薦数が多かった店舗約30店舗を、我らが取材班、いや滷肉班のメンバーで周りランキングをつけていきました。もちろん、味の好みは人それぞれなので、あくまで一つのご参考として捉えて頂ければ幸いです!
台湾旅行を計画中の方はもちろん、出張や駐在などで台北に長期滞在の予定がある方も、ぜひご覧ください!
※本文中で滷肉飯/魯肉飯の表記ゆれがありますが、基本的に店名やメニュー表示に倣って店ごとに表記を変えていますこと、ご容赦ください!
- 独断と偏見の台北美味しい滷肉飯(魯肉飯)ランキング!
- 第10位・・・三元號魯肉飯(サンユアンハオ ルーローファン)
- 第9位・・・程味珍意麵滷味(チェンウェイチェン イーミェンルーウェイ)
- 第8位・・・黃記魯肉飯(フアンジー ルーローファン)
- 第7位・・・鬍鬚張魯肉飯(フーシューチャン ルーローファン)
- 第6位・・・金峰魯肉飯(ジンフェン ルーローファン)
- 第5位・・・丸林魯肉飯(ワンリンルーローファン)
- 第4位・・・西門金鋒魯肉飯(シーミェン ジンフェン ルーローファン)
- 第3位・・・大稻埕魯肉飯(ダーダオチェン ルーローファン)
- 第2位・・・今大滷肉飯(ジンダー ルーローファン)
- 第1位・・・司機倶楽部(スージージューレーブー)
- 番外編・・・蘭笑軒深夜和牛肉飯(ランシャオシュアン)
- いかがでしたでしょうか?
- 香港・マカオ・台湾旅行情報オープンチャットの新設のお知らせ
独断と偏見の台北美味しい滷肉飯(魯肉飯)ランキング!
第10位・・・三元號魯肉飯(サンユアンハオ ルーローファン)
まず第10位に輝いたのは、三元號魯肉飯。良い写真を撮り損ねていたのでわかり辛いかもしれませんが、奥の小さなお椀に盛られたそぼろ状のルーローが特徴的な魯肉飯です(左側の蘭笑軒については後述します)。
本ランキングでは第10位となりましたが、決してお勧めでないというわけではなく、ローカル客・観光客ともに広く愛されている美味しい魯肉飯です。ただ、今回取材を行ったの滷肉班メンバーが、こぞって「長時間煮込まれて肉と脂が溶け合ったとろとろルーロー」派だったということもあり、三元號魯肉飯のさっぱりヘルシーなそぼろスタイルのルーローは10位に落ち着いた、という次第です。脂が苦手な方や、なるべくヘルシーに旅行したい方などにはうってつけのお店です!
第9位・・・程味珍意麵滷味(チェンウェイチェン イーミェンルーウェイ)
9位に輝いたのは、多数の滷味(ルーウェイ)を揃える程味珍意麵滷味。滷味とは、薬膳の入った醤油ベースのスープで食材を煮込んだ台湾スタイルの屋台料理で、現地では総菜屋の要領で日々の生活に溶け込んでいます。そんな滷味の有名店程味珍がつくる滷肉飯となると、美味しくないわけがありません!
滷肉飯の味はというと、煮込まれてはいるもののトロトロとまではいかない、肉の形をしっかりと残している程度の柔らかさ。こちらも他の9店舗と甲乙つけがたい美味しさでしたが、我々の好みによる独断ジャッジで9位とさせていただきました!
第8位・・・黃記魯肉飯(フアンジー ルーローファン)
第8位に輝いたのは、テイクアウト魯肉飯のパイオニアと言っても過言ではない、黃記魯肉飯。特に夕食前後の時間帯になると多くの地元民が番号札を片手にオーダー待ちしている光景が見られます。
肝心の味ですが、さすがは行列店。めちゃくちゃ旨いです。どろどろに溶けてほぼペースト状になった魯肉が、個人的にはドンピシャです。ただ、ご飯に対する魯肉の量が気持ち少なく感じたため、今回のランキングでは8位止まり。きっと個体差があるのだとは思いますが、あくまで我々が訪問したタイミングでの独断評価ということでお許し下さい!
第7位・・・鬍鬚張魯肉飯(フーシューチャン ルーローファン)
こちら、ひげ面ロゴでお馴染みの鬍鬚張魯肉飯。台湾国内で多店舗展開をしており、一度は見かけたことがある方が多いのではないでしょうか。グルメ人の多い台湾において多店舗展開をできる企業ともなると、やはり相応に実力を伴っているであろうことが期待できますね。
そしてこちらが鬍鬚張自慢の一椀。ご覧の通り、ニンジンの滷味が添えられている点が特徴的ですね。魯肉もトロトロ・テカテカしており、完全に私好みの味です。本当に独断のジャッジで申し訳ないのですが、単に個人的にニンジンがそこまで好みではなかった、という理由で今回は7位に留めさせていただいております。つくづくアンフェアなランキングで申し訳ないです!
第6位・・・金峰魯肉飯(ジンフェン ルーローファン)
言わずと知れた金峰魯肉飯。中正紀念堂などの観光地が多いエリアに立地することから、観光客、特に日本人にはお馴染みのお店なのではないでしょうか。今回紹介している魯肉飯屋さんは現地の方々ばかりが集まるようなお店が多いのですが、その中でトップクラスに国際ウケするのがこちらのお店。
こちらがそんな金峰魯肉飯の一杯。特徴としては、割と大きめなカットで原形をとどめる魯肉と、それに溶け込むシイタケ。特にシイタケの出汁の味は、金峰魯肉飯ならではの香り豊かな味を特徴づけるポイントだと感じられます。
正直1~10位まで、そこまで大きな差はございません。ですが、あえて順位をつけるなら6位とさせていただきたいと思います!
第5位・・・丸林魯肉飯(ワンリンルーローファン)
続いて5位にランクインしたのが、丸林魯肉飯。魯肉飯屋さんとは思えないような高級感のある内装が特徴的な空間です。閉店間際に訪問したため他のお客さんはほとんどいなかったものの、こちらも現地では言わずと知れた名店。
こちらが丸林の自慢の一杯。程よくトロトロな魯肉から滴るエキスがご飯の下の方までひたひたと浸透しています。一緒についてきた排骨湯がまたたまりません。飛び道具的な個性があるわけではないものの、バランスの取れた丸林魯肉飯に栄えある第5位を贈呈しました。
第4位・・・西門金鋒魯肉飯(シーミェン ジンフェン ルーローファン)
先ほど紹介した金峰魯肉飯の分店、西門金鋒魯肉飯が第4位にランクイン。本店とは異なり、黒を基調としたシックなしつらえが特徴的で、また観光客の多い本店に対しほぼ現地客のみしかおらず、ゆったりと落ち着いて魯肉飯を楽しむことができるおすすめのお店です。
そしてこちらが西門金鋒の自慢の魯肉飯。線状にカットされた魯肉はまさに金鋒印。おまけに付け合わせが添えられており上品な一杯となっておりました。お肉は形状をしっかりと保ちながら、口に入れるとトロトロと溶け出すような繊細なつくりになっており、金鋒ブランドの神髄を垣間見るような魯肉飯とすら感じます。雰囲気補正でよりおいしく感じてしまったのか、本店より少し高めの第4位にランクインさせていただきました。
第3位・・・大稻埕魯肉飯(ダーダオチェン ルーローファン)
ブロンズメダルを手にしたのは、テイクアウト店としてもお馴染みの大稻埕魯肉飯。店内でもゆっくり食べることができるのですが、さすがは人気店、訪問したタイミングでは既に満員となっており仕方なくテイクアウトで頂くことに。
大稻埕魯肉飯の特徴は、二色に彩られた魯肉。ペースト状になった肉の赤身部分と、プルプルとした形をとどめる背脂部分とが分離して、メリハリのある一杯となっています。この日は炎天下の中レンタル自転車で移動していたこともあり、魯肉飯のミネラルがうまく感じてしまったのでしょうか。テイクアウトクオリティとは思えないその黄金の一杯に名誉ある第3位の称号を贈呈します!
第2位・・・今大滷肉飯(ジンダー ルーローファン)
準優勝は今大滷肉飯。一位と二位はものすごく迷いました。もはや同率一位にしたい!いや、何ならこの今大滷肉飯こそが私の中での優勝店舗だと言っても過言では無いかもしれない!それくらい個人的に激推しの店舗なのですが、厳密には台北市ではなく新北市(ニュータイペイ)にあるお店だ、ということで無理やり2位とさせていただきました...!まあ、川を隔ててすぐ台北市に入るような場所なのでほぼ台北と言っても問題は無いのですが。
今大の特徴は、何と言ってもそのトロットロの滷肉。噂の域を出ませんが、なんと今大滷肉飯の鍋は開店以来一度も洗っていないとすら言われており、何年・何十年もかけて滷肉をつぎ足しながらキープされてきた秘伝の味が神秘的。他では味わえないような濃厚かつ、薬膳の香りも高い滷肉に芸術美すら感じてしまいます。
今大の滷肉飯は観ての通り、奇を衒わず、率直に美味を追及していることが椀からも伝わります。すっかり溶けてしまった赤身部分がエキスとなってご飯をひたし、その上では脂がサイコロ状の形を留めながらも、溢れんばかりの濃厚スープを蓄え口に運ばれる時を今か今かと待ち望んでいるようです。
文句なしの第2位です。台湾中心地からは少し外れた場所にありますが、滷肉ファンの皆様はぜひ訪ねてみて下さい!
第1位・・・司機倶楽部(スージージューレーブー)
そして本ランキングで優勝を手にしたのは、松山區に店を構える司機倶楽部。台北中心地からは少し外れたエリアにあり、まさに隠れた名店という言葉がぴったり。地元台湾人からの支持も厚く、我らが滷肉班からも絶大な人気を誇りました。
見るからにバランスの取れた魯肉。魯肉飯を称えるための語彙を2位までの間に出し尽くしてしまったので、敢えて多くは語りませんが、写真から見て取れる通り、脂感、濃厚さ、汁気、薬膳風味、等全てのパラメーターが完璧。台湾旅行の際には、誰しも是非一度訪れて頂きたい名店です。
番外編・・・蘭笑軒深夜和牛肉飯(ランシャオシュアン)
最後に番外編ですが、変わり種の魯肉飯屋さんも紹介いたします。それがこちら、週末深夜にしか現れない魯肉飯屋さん「蘭笑軒深夜和牛肉飯」。一般的な魯肉飯とは少々味付けが異なる新感覚の魯肉飯ですが、地元グルメの方々を中心に近年話題を呼んでいました。
残念ながらこちらの週末ポップアップショップは2023年4月をもって休業となってしまったものの、なんと現在はいくつも固定店舗を構え、実店舗販売をしている様子。週末のFacebook告知を見て、深夜23時ごろから名もなき携帯ショップの前に行列を作り、リヤカーの到来を1時間ほど待つ、といったあの頃のカルチャーは味わえなくなってしまったものの、蘭笑軒の味は今でも健在。ぜひ、上記ランキング10店舗と合わせて訪問してみて下さい!
いかがでしたでしょうか?
今回は台湾の代表的グルメ「滷肉飯(魯肉飯・ルーローファンとも)」について、独断と偏見で美味しい台北市内のお店を紹介してきました。台北には、今回紹介したお店以外にも沢山、名もなき名店が並んでいます。台湾旅行を計画中の方はもちろん、出張や駐在などで台北に長期滞在の予定がある方も、ぜひ参考にしてみて下さい!
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