台湾旅行で体験したいユニークなアクティビティの一つに、「釣蝦場」でのエビ釣りがあります。釣ったエビをその場で調理して味わえる釣蝦場は、地元の人々にも愛される台湾のディープカルチャーです。
前編では釣蝦場の魅力について簡単に紹介してきましたが、後編では実体験をもとに、台湾の釣蝦場を初めて利用する方に向けて、利用の流れを詳細解説します。
前編はこちらから!
1. 釣蝦場を選ぶ
台湾には多くの釣蝦場があり、それぞれ料金システムや営業時間、設備などが異なります。事前にインターネットで情報収集を行い、自分の希望に合った釣蝦場を選びましょう。特に深夜便で台湾に到着した直後に利用する場合、なるべく空港に近く、かつ24時間営業の釣蝦場を探しておきましょう。
2. 入場手続き
釣蝦場に到着したら、受付で入場手続きを行います。身分証明書の提示が必要となる場合がありますので、パスポートを持参しましょう。
3. 料金支払い
釣蝦場は時間制、そして海老の種類ごとに料金が設定されています。通常、竿や餌のレンタル料金も含まれています。時間は2時間程度は見ておきましょう。大きい海老を釣りたいなら「大蝦公池」のプランがおすすめ。
4. 釣蝦の準備
受付で竿と餌を受け取ります。餌は練り餌やアミエビなど、釣蝦場によって異なる場合があります。そして、プールの前の席を取りに行きます(自由席ではなく、スタッフによって案内される場合もあります)。
5. 釣り方
釣り方は簡単です。餌を針に付け、水槽に投入して待ちます。エビが餌に食い付いたら、ゆっくりと竿を巻き上げてアワセます。入れ食い状態とまではいきませんが、初心者の竿でも数分~十数分ほどで海老が食いついてくれます。2時間も遊んでいればお腹一杯分のエビが採れることでしょう。
6. 釣りの合間に
エビが引っ掛かるまでの間、ぼーっと待っているのも良いですが、せっかくならば現地の雰囲気を味わってみるとなお楽しさが増すことでしょう。ビールを注文して、一杯やりながらエビ釣りを楽しんだり、他のお客さんがどんな様子で過ごしているのか観察してみても面白いです。中には玄人と思わしき現地釣り師が、自前のオリジナル餌と高級釣り竿を引っ提げて、異色のオーラを放ちながらプールに対面していることも。そんな「ガチ勢」の釣りっぷりを見学したり、コミュニケーションに自信のある方であれば、アドバイスを聞きに行ったりしてみても良いでしょう。
7. 釣ったエビの処理
釣ったエビは、その場で自分で処理する必要があります。釣蝦場には、エビの殻を剥いたり、串に刺したりする道具が用意されています。また、活きの良いエビを絞めるのも自分自身の作業。釣蝦場に置いてあるハサミで、エビの頭をチョキンと切る必要があるので、釣りに慣れていない方だと少しビックリ・罪意識を抱いてしまうかもしれません。ですが、命と向き合い、他の生き物の命を頂くことの重さを実感し、そして感謝する機会として、とても良い経験になることだと思います。
8. 調理
釣ったエビは、その場に設置してある大型コンロを使用して塩焼にして味わえます。醤油や唐辛子などの調味料も置いてあるので味変も可能。釣蝦場によっては、調理代を支払えば、スタッフが調理してくれたり、オプションとして唐揚げなどの調理法で食べることもできますが、せっかくの新鮮なエビ、是非ともご自身で塩を振りかけて丸焼きを作って食べてみていただきたいです。
いかがでしたでしょうか?
台湾の釣蝦場は、台湾の文化を体験できるユニークなスポットです。釣ったエビをその場で味わえるという、日本ではなかなかできない体験を楽しめます。ぜひ、台湾旅行の際には、釣蝦場を訪れてみてください。
香港・マカオ・台湾旅行情報オープンチャットの新設のお知らせ
この度、より有益でコスパ抜群の旅行情報発信や、旅行に関してお困りの方々からの個別質疑応答を行えるよう、LINEオープンチャットを新設しました!香港、マカオ、または台湾旅行を計画中の方や、ご興味のある方はぜひご参加くださいませ!