エチオピアは、アフリカ大陸の東部に位置する国です。豊かな自然と歴史を持つ国として知られており、世界遺産にも登録されている「ラリベラ」や「アクスム」などの観光地があります。そんなエチオピアには、ハイエナの餌やり体験ができる場所があります。その場所は、エチオピアの東部に位置する「ハラール(Harar)」という街です。
ハラールは、イスラム教徒の街として知られており、街の中心部にはモスクやマドラサ(イスラム教の学校)が立ち並んでいます。また、ハラルはハイエナの聖地としても知られており、街の周辺には野生のハイエナが数多く生息しています。ハイエナの餌やり体験は、ハラルの街の中心部にある「ハイエナの聖地」で行うことができます。この度、実際にハラールでハイエナの餌やり体験に参加してみたので、現地での様子について詳細レポートをしていきます!
ハラールの「Hyena Feeding(ハイエナ餌やり)」
その日、昼の活動を終えて宿で一休みしていたところ、現地のガイドから連絡が入ってきました。どうやら、ハイエナに餌やりをできるチャンスがやってきたとのこと。ハイエナの餌やり体験は「ハイエナ師」の案内で行われます。ハイエナ師は、ハイエナの習性や、餌やりの注意点などを説明してくれるので、どう猛なハイエナと言えど、安心して体験することができます。
餌やり体験では、ハイエナに肉や骨などの餌を与えることができます。ハイエナは餌を見せると、大きな口を開けて餌を受け取ろうとします。その姿はとても迫力があります。
せっかくのチャンスということで、100ブル(260円程度)ほどをハイエナ師に支払い、このハイエナの餌やり体験に参加しました。餌やり体験の中では、ただ手渡しで餌を与えるだけなく、身体の上にハイエナに乗っかられたり、口移し(正確には餌の付いた棒を口にくわえてハイエナへと与える)で餌やりを行うこともできます。
最初2匹だけだったハイエナが、いつの間にかどんどんと増え気づいた時には5匹ほどになっていました。そんな彼らに代わる代わる背中を踏んづけられる始末。端から見ると、まるでハイエナの生贄にでも捧げられたかのよう。
ハイエナの餌やり体験の注意点
ハラールのハイエナは野生の動物です。基本的に人間に対しては友好的ではあるものの「サバンナのスカベンジャー」とも評される彼らは100パーセント無害とは言い切れません。そのため、餌やり体験の際に絶対に身体を噛まれないように気を付けましょう。
ハイエナを挑発することはもちろん、不用意に手や指を差し出すことも、エサと誤って噛まれる原因になります。野生のハイエナは狂犬病をはじめとする病原菌を保菌している可能性が高いと考えられており、例え甘噛みであったとしてもこれら病原菌への感染リスクを負うことになります。また、万が一噛まれた時に備え、エチオピア入国前に狂犬病ワクチンを打っておくことを強くお勧めします。
いかがでしたでしょうか?
今回は、エチオピアならではのディープなローカル体験として、ハラール(Harar)のハイエナ餌やり体験について紹介してきました。ハラールはイスラム情緒あふれるカラフルでエキゾチックな街。加えて、野生のハイエナと触れ合える場所は世界的にも非常に珍しいので、物好きな方は是非ハラールへ尋ね、ハイエナ餌やりにチャレンジしてみて下さい!
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