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カンパラでウガンダならではのエンターテイメントに触れよう!Ndere Cultural Centre訪問記

こんにちは、旅行ブロガーのヤムです!今回の旅では、ウガンダの首都カンパラにあるNdere Cultural Centreを訪れました。ここは、ウガンダの豊かな文化と伝統を体験できる場所として有名です。訪問当日は、ビュッフェ形式でウガンダのローカル料理を堪能しながら、現地ならではのエンターテイメントを楽しむ素晴らしい時間を過ごしました。この記事では、その日の体験を詳しくご紹介します。

Ndere Cultural Centreの概要

カンパラ郊外にこんこんと光るNdere Cultural Centreの看板

Ndere Cultural Centre(ダー文化センター)は、カンパラ市内中心地から少し離れた静かなエリアに位置しています。ウガンダの多様な文化遺産を保存し、紹介することを目的として設立されました。観光客だけでなく、地元のウガンダ人にも愛されているこの場所は、週末になると家族連れや友人同士で賑わいます。

maps.app.goo.gl

カンパラでは交通網が発達していないことから、一般的に自家用車やタクシーなどで訪れることとなります。Boda Bodaというバイクタクシーを活用しても良いでしょう。

ビュッフェ形式のウガンダ料理

ウガンダ料理を一通り楽しみたい方にもおすすめ

訪問当日は各種演目を見ながら、ビュッフェ形式で提供されるウガンダのローカル料理を楽しむことができました。ビュッフェには、ウガンダの代表的な料理がずらりと並び、どれも美味しそうで目移りしてしまいました。マトケ(蒸したバナナ)、ポショ(トウモロコシ粉の練り物)等といった有名料理は勿論、スープ類、チキンやビーフの煮込み料理など、名前の良く分からないものを含め多彩なメニューが揃っていました。

食事を楽しみながら、演目を眺めます

特に印象に残ったのは、ゴンジャ(フライドプランテン)とエブッタ(魚の煮込み)です。ゴンジャの甘みとエブッタの旨みが絶妙にマッチして、まさにウガンダの味覚を堪能しました。また、ローカルなビールやジュースも楽しめるので、食事とともにリラックスしたひと時を過ごすことができました。

現地ならではのエンターテイメント

食事の後は、いよいよエンターテイメントの時間です。Ndere Cultural Centreでは、多彩なプログラムが用意されており、その日の内容は漫談、演劇、民族音楽演奏、そしてダンスでした。

漫談

ウガンダン・スタンダップ・コメディ。お笑い好きの方は必見です。

最初のプログラムは、英語で行われる漫談(スタンダップ・コメディ)でした。コメディアンの軽妙な語り口とウガンダ特有のユーモアに、会場は笑い声に包まれました。観光客にもわかりやすい内容でありながら、地元の文化や風習にまつわる話題も多く、ウガンダの日常生活に触れることができました。

ちなみにこの日の漫談のネタは、ウガンダ人のコメディアンが、ウガンダ人特有の英語の発音(アクセント)を自虐的に揶揄するというもの。ウガンダ人は旧イギリス植民地だった歴史もあり皆英語が非常に流ちょうなのですが、発音が独特であることで知られます。この日は、実際に最前列に座っていたイギリス人観光客とインタラクトしたり、聴衆のウガンダ人にも一斉に発声させたりしながら、「Heart」と「Hurt」がウガンダでは同じ発音になってしまう!と面白おかしく漫談していました(日本人としては痛いほどに共感する内容でした)。

演劇

その後は演劇の時間です。現地の若者演劇家たちによってウガンダの民話を基にした物語が演じられ、伝統的な衣装や舞台装置が使われていました。役者たちの熱演に引き込まれ、物語の世界に浸ることができました。コミカルな場面や感動的なシーンが織り交ぜられた劇は、観客の心を掴んで離しませんでした。

民族音楽演奏

アフリカンビートが鼓膜に鋭く突き刺さります

次に、民族音楽の演奏が始まりました。伝統的な楽器を使った演奏は、ウガンダの豊かな音楽文化を感じさせてくれます。特に印象的だったのは、カンドンゴ(弦楽器)とアデンデ(太鼓)の演奏です。その独特のリズムとメロディに心が揺さぶられました。観客も一緒に手拍子を打ち、会場全体が一体となる瞬間を体験しました。

ダンス

まるで儀式に参加しているかのような没入感溢れるぴょんぴょんダンス

エンターテイメントの締めくくりはダンスパフォーマンスでした。ダンスというか伝統舞踏というべきか、ウガンダの伝統的な衣装を身にまとった青年たちが、音楽に合わせてぴょんぴょん飛び跳ねるという内容。近年のストリートダンスとは趣向が大きく異なり、最初は少し緩和⑼してしまいましたが、エキゾチックなアフリカンダンスのリズムに合わせたパフォーマンスはとてもサイケデリックに感じ、次第に観客の大歓声を浴びていました。

地元ウガンダ人との交流

Ndere Cultural Centreの魅力は、観光客向けだけでなく、地元のウガンダ人も多く訪れる点にあります。この日は、家族連れや友人同士で訪れている地元の人々が多く、私もその中に溶け込んで楽しむことができました。食事の際やエンターテイメントの合間に、地元の人々と話す機会があり、ウガンダの文化や日常生活について多くのことを学ぶことができました。また、演目も終わりに近づくと、観客もステージヘ乱入して一緒に踊ることが可能になります。「国籍や人種を超えてみんなで踊ろうぜ!」と言わんばかりの空気感に、シャイな筆者も無意識にステージヘと下り、いつの間にか知らない人たちにまみれながらぴょんぴょんと飛び跳ねていました。

会の最後はみんなでステージに降りてもみくちゃに。

まとめ

Ndere Cultural Centreでの訪問は、ウガンダの文化とエンターテイメントを深く体験できる貴重な時間となりました。ビュッフェ形式のローカル料理を堪能し、多彩なエンターテイメントを楽しむことで、ウガンダ伝統と現代の融合を感じることができました。観光客だけでなく、地元のウガンダ人にも愛されるこの場所で、私もウガンダの一部になったような気がします。次回ウガンダを訪れる際には、再びNdere Cultural Centreを訪れ、さらに多くの体験をしてみたいと思います。この素晴らしい場所で過ごした時間は、私の旅のハイライトとして心に刻まれました。ウガンダを訪れる皆さんにも、ぜひこの体験をお勧めします。

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