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【海外旅行×空撮】海外でドローンを飛ばすためには手続きが必要!申請に要する日数や注意点、許可取得のためのコツ②

旅ブロガー兼ドローンパイロットのヤムです!前回に引き続き海外へドローンを持っていく際の注意点を紹介していきます。

旅行中ドローンがあれば、スマホでは撮れないようなダイナミックな写真や動画の撮影が可能に。

景色が売りの海外観光地へ旅行に行く際、ドローンを持ってダイナミックな写真や動画を空から撮影したい、なんて思ったことはありませんか?ドローンはそんな夢のある旅を実現させてくれる画期的なツールですが、海外に持ち込むためには知っておかなければならない事が沢山。本記事は(然るべき手続きを踏んだ上で)海外にドローンを持って行き空撮をするにあたり、どんなことを心がけ、どんなことに注意しなければならないか、説明していきます。ドローンをこれから購入する方も、日本国内で既にドローンを飛ばし慣れている方も是非ご覧ください!

※本記事は、海外にドローンを持って行くにあたり一般的に必要とされる手続きの紹介です。実際には渡航先の国によってルールが異なりますので、必ずご自身で現地の法律を確認頂き、適切な手続きを行っていただくよう宜しくお願い致します。

海外にドローンを持ち込むための手続きについての詳細は下記の前回記事をご覧ください!

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海外でドローンを飛ばすにあたり注意すべきこと

それでは、海外でドローンを飛ばす際に注意すべきことをいくつか紹介していきます。ここで紹介する内容の多くは、日本国内で飛行する場合にも当てはまるものですので、既に国内のルールを熟知したドローン経験者の方々にとっては少々退屈な内容となるかもしれませんが、おさらいを兼ねて今一度チェックしてみてください!

1. 飛行禁止エリアに注意f:id:ymdxd:20240110235532j:image

ドローンを飛ばす際、飛行場所が「飛行禁止エリア」として定められている場所に引っ掛からないか、十分に注意しましょう。飛行禁止エリアの規定は国によって異なりますが、例えば飛行場の近くや軍用地、政府機関の近く、建物密集地などはよくある例で、国によっては首都全域が指定されていたり、国境近くが指定されているようなことも。渡航先の法律やガイドラインを熟読して、違反にならないよう気を付けてください。

2. 制限高度に注意f:id:ymdxd:20240110235559j:image

またエリアごとの規定だけでなく、飛行高度についても制限が設けられていることが一般的です。日本国内では地表から150mまでと定められているものの、国によってはそれ以下の高度で飛行をさせなければならないケースも。いつもの設定のままドローンを飛ばすと知らず知らずに制限違反をしてしまう可能性があるので、事前に設定変更をお忘れなく。

3. 目視外飛行に注意

目視外飛行とは、直接目で捉えることが出来る空域を超えた範囲でのドローン飛行を指し、操縦者からドローンまでの距離が遠すぎるケースや、山や建築物などで視界が遮られているケースが該当します。また専用ゴーグルを着用して一人称視点で操縦を行うケース(FPV)も、これに該当します。多くの国では、こういった黙視外飛行は認められておらず、中には具体的に操縦者からドローンまでの最大水平距離が定められている場合もあります。

4. 人に注意f:id:ymdxd:20240110235657j:image

言わずもがな、ドローンを飛ばすときには近くに人がいないか、注意が必要です。万が一人の頭上にドローンが落下すると、怪我ではすみません。国によって規定が異なる場合がありますが、概ねドローンの30メートル以内に第三者が近づかないよう措置を取る必要があります。

5. 極端な気候に注意

意外な盲点ですが、海外ではその極端な気候が災いし、国内では滅多にないようなトラブルに見舞われることも。例えば、一般的にドローンの動作気温は0℃~40℃とされているケースが多いため、砂漠地域での炎天下のフライトや北極圏での氷河撮影などは故障リスクを伴います。その他にも、突発的な地域風やスコールなど、日本の感覚でいると回避しきれないようなハプニングがもれなく勃発するので、天気には十分注意しておく必要があるでしょう。

6. プライバシーに注意f:id:ymdxd:20240110235810j:image

ガイドラインなどで明記されていないケースも多いものの、最低限他人のプライバシーには気を配りましょう。飛行禁止区域ではないからと言って、例えば温泉地でドローンを飛ばしたら盗撮の疑いを掛けられる可能性がありますし、リゾート地などでもせっかくのプライベート気分を邪魔されたとしてクレームに発展する可能性があります。

7. 日の出前、日没後の飛行はNG

多くの国では夜間の飛行は禁止とされており、厳密には日の出前、そして日没後が該当します。知らず知らずのうちに日が暮れて現地警察に捕まってしまった、といったトラブルに発展しないよう、日の出・日の入時刻は予め確認しておきましょう。

8. 土地の管理者の許可取得を忘れずに

特に私有地で飛ばす場合や、私有地でなくても国立公園など政府が管理する土地でドローンを飛ばす場合は、土地の所有者や管理者の事前許可が必要となります(でないと、最悪の場合不法侵入罪などとして起訴される可能性があります)。

一見誰のものでもないと思わしき道路や山なども、誰かが所有していたり、何らかの機関が管理しているケースも多いので、不安な場合は現地政府に事前に相談することをおすすめします。

海外持ち込み用にオススメの空撮ドローン

最後に個人的な経験から、海外へ持ち込むにあたりオススメのドローンをいくつか紹介します!なお、ドローンは価格によって性能が大きく異なります。特に無名メーカー品等はカメラ性能や耐風性が大きく劣るケースが多いので、DJI等の著名メーカー品を購入することをお勧めします。また、実際に旅行中に使用するとなるとドローンのバッテリーは1個だけでは足りないため、ドローン単体を購入するよりも、予備バッテリーや重電ハブ等のオプションを含むキットを購入することをお勧めします。

1. DJI Air 3


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高性能・高画質・軽量を兼ね備えた優等生モデルがこちら。広角・望遠の二つのカメラを備えたドローンが、遠近両用で非常に幅広い構図での撮影に役立ちます。

DJI Air 3を購入する際は、予備バッテリーや重電ハブが付属したこちらのセットがお得!

2. DJI Mini 4 Pro


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より軽さにこだわったモデルがこちら。画質や性能はAir 3に劣るものの、依然として十分なプロフェッショナル品質で、特に旅行時の荷物をかさばらせたくない方にはオススメの一台です。

DJI mini 4 proを購入する際は、予備バッテリーや重電ハブが付属したこちらのセットがお得!

いかがでしたでしょうか?

ざっと海外でのドローン撮影時の注意点を紹介してきました。誰しも、海外での初ドローン体験は緊張するもの。だけど、きっとドローンがあなたの旅をもっと豊かに、そして思い出深くしてくれる。海外ドローン空撮への挑戦にあと一歩勇気がでない方は、是非この機会に騙されたと思って海外ドローンデビューしてみて下さい!

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