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天然のジンベエザメと一緒に泳いでみた!アリ環礁シュノーケリングレポート【モルディブ旅行】

前回、前々回の記事に引き続きモルディブでのシュノーケリングレポートについて綴っていきます。

これまでに紹介したシュノーケリングレポートはこちら

www.kosupatravel.com

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海がきれいなリゾートでお馴染みのモルディブですが、多種多様な海中生物が泳いでいることでも知られています。サメやマンタ、イルカなどの大型生物も多く生息しており、しっかり準備すればそんな海の生き物たちと優雅に泳いだりなんてことも可能。

そんな中、ジンベエザメはホエールシャーク(Whale Shark) とも呼ばれ特に大きく迫力満点な上、模様も目立つことなどから観光客に大人気。またジンベエザメモルディブ国内で絵本の題材になっていたりと、モルディブでも絶大な人気を誇る生き物。モルディブに来たからには、ジンベエザメに会わずして帰るわけにはいきませんね!

モルディブの子供向け絵本。ディベヒ語(現地語)で書かれているため、内容は良く分かりません!

とは言え、ジンベエザメモルディブに中どこにでもいるわけではなく、適当にシュノーケリングをしても出会えるチャンスはほぼありません。ジンベエザメに会うためには、リゾートホテルやダイビングショップが企画するツアーに参加したり、海に詳しい現地ガイドにお願いをして生息ポイントまで連れていってもらう必要があります。その分しっかりと準備をすれば、ジンベエザメをただ見つけるだけでなく、一緒に水中で泳ぐチャンスも得られますよ!

今回は運良く滞在先のゲストハウスのオーナーさん先導で実際にジンベエザメと一緒に泳いできたので、その一部始終をなるべく臨場感たっぷりにお届け致します!

当日の朝、海況やジンベエザメの目撃情報をチェック

White Tern Maldivesでお世話になったハリームさんとハッサンさん。

今回お世話になったのはアリ環礁の小島Dhidhdhoo(ディッドゥー)に構えるゲストハウス「White Tern Maldives」オーナーのハリームさんと、ハッサンさん。宿予約の際に、色々水中生物を見たい旨を告げると、日々のシュノーケリングトリップを企画手配してくれました。リゾートが企画する団体ツアーも楽しいですが、個人規模でアレンジしてくれるシュノーケリングトリップは自由度が高く、またガイドとも仲良くなりやすいのでお勧めです。

White Tern Maldivesの予約はこちらのリンクからがお得です!

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この朝はあいにくの雨天でしたが、ジンベエザメトリップは決行。天気が悪くても、海中の透明度が高くシュノーケリングする上で問題とならないケースもあり、そういった海況を逐一Telegramで確認してくれます。

ちなみに余談ですが、レアモノを観ようと思ったときにとても心強く感じるのが、ツアーガイドたちのネットワーキング力。例えサメやカメが生息するポイントであっても、必ずしもサメやカメが毎日24時間いるとは限りません。彼らだって移動します。そのため、ツアーガイドたちは毎朝他のリゾートのガイドやダイバーたちとコミュニケーションを取り、今日はどこのポイントでどんな生き物が何匹出たのか、何時間前の出来事か、等の情報をこまめに共有しチェックしています。

ハリームさんもTelegramで遠方のダイバーと連絡を取ったところ、ちょうどまさにジンベエザメが複数出現したとの情報を入手。天気の回復を待たずしてスピードボートで赴くことにしました。

Dhidhdhooのゲストハウスを出発!

White Tern Maldivesのスピードボートでジンベエザメの生息スポットへ!

急いで準備を整え、フィンとマスク、シュノーケルの3点セットをボートに乗せ、ジンベエザメの目撃情報があったスポットへ向かいます。ちなみに船の操縦の際に地図として使用するアプリは定番のGoogleマップ。とは言え海上に道は引かれていないので、航空写真モードで使用します。あとはGPSを便りに、周囲の目印となるリーフと現在地を照らし合わせながら、自分達が今どの辺りにいるのかを読み取ります。

今そこにジンベエザメが!と指差すハリームさん。素人目にはジンベエザメがどこにいるのか見当がつきません。

20~30分ほどボートを進めると、ジンベエザメの生息スポットに到着しました。同じくジンベエザメ目当てでやって来たボートが数隻、そしてシュノーケラー達の姿が見えました。ハリームさんが海面を指差しながら、今その辺りにジンベエザメがいた!と教えてくれます。とは言ったものの、ジンベエザメは水面から遠くを泳いでいるのか、素人目には全然どこのいるのか分かりません。意を決して飛び込んでみます。

いざジンベエザメのいる海へジャンプ!

ジンベエザメの生息する海へジャンプ。船の上からも何となく感じましたが、かなり深い海です。底は見えず、おそらく30~40mほどの水深がありそう。動揺しながらも、辺りを見渡してジンベエザメを探してみます。

入水早々にジンベエザメを発見!Telegramコミュニティの情報は確かでした。

ほどなくして大きな影を発見!紛れもないジンベエザメです!入水早々にジンベエザメに出会えるなんて、と心踊る。とは言えジンベエザメまでの距離は遠く、目視でも7mくらいはありそう。もっとお近づきになりたい!高鳴る鼓動を沈め、呼吸を落ち着かせて身構えます。

ふと横を見るとものすごい人の量。彼らは世界各国からジンベエザメを見るために同じくモルディブまで集った方々でしょうか。ざっと見た限り水面に40~50人ほど、そして水底近くにも20人ほどのスキューバダイバーがいました。

周りのダイバーに気を取られていると、下の方からジンベエザメが上がってきました!写真では分かり辛いですが、かなり大きい!

ジンベエザメ目掛けて潜る、腕自慢のフリーダイバー達

すると、腕に覚えのあるダイバー達がジンベエザメ目掛けて一斉に潜り出します。この海域のジンベエザメは中々水面まで上がってこないのか、水深10m近くをうろうろしているので、ダイバー達はお近づきになろうとして深く深く潜ります。「フリーダイビング」という、一息でどこまで深く潜るかを競う競技がありますが、まさに競技のごとくダイバー達が人間の限界を超えた深さに挑戦し、ジンベエザメに近づこうと奮闘します。

凄腕ダイバーも1分も息を止めていると限界が近づき、やむなく水面へ上がっていきます。水面に出たら呼吸を整えて、最後に大きく息を吸って水中カメラを片手にもう一度水中へ挑む。この動作を何度も繰り返しながら、ジンベエザメのシャッターチャンスを伺います。

口を開けて浮上してくるジンベエザメ。このまま飲み込まれてしまいそうです。

また別のジンベエザメが現れました。口をカパァと開けて浮上してきます。大きな口に、まるでこのまま飲み込まれてしまいそう。ちなみにジンベエザメの主食はプランクトンなどなので、人間が丸飲みにされるようなことはありません。

また違うジンベエザメが顔を出しました。口を開けてこちらを向いているジンベエザメと、スイスイ横に泳いでいるジンベエザメ。せっかくのシャッターチャンス、息を止めて力を振り絞りフィンをかきます。

一瞬でしたが、ジンベエザメと共に泳ぎました!

ちょうどそのタイミング、ジンベエザメが浮上してくれて運良く至近距離につくことができました。短い間ではあるものの、そのままジンベエザメの横にポジションキープをして並走。ほんの十数秒程度の短い時間でしたが、ついにジンベエザメと一緒に泳ぐことができました!呼吸も限界を迎えたので、一緒に泳いでくれたジンベエザメにお別れを告げてポイントを後にしました。

いかがでしたでしょうか?

今回は、モルディブジンベエザメを見に行き、一緒に泳ぐまでの流れを説明しました。今回のジンベエザメトリップは1人60ドルの料金でした。ボート代やガソリン代などを考えると、かなりお得だと思いませんか?

モルディブでのシュノーケリングトリップは、替えがたい特別な思い出になります。モルディブ旅行の際は、泳ぎに自信がある方はもちろん、泳ぎに自信がない方もガイドのもとフロート着用の上、是非トライしてみてください!

次回記事はマンタ特集!

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この記事を書いたライター:
 
楽家や写真家、3Dアーティストとして活動する傍ら年間数十本の弾丸海外旅行に勤しむコスパトラベラー。陸上だけでなく、海の中や空の上の世界も楽しめるような記事をお届けします。