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【エラーの恐怖】SEISHIN SPIRITで航空券予約をしたら空港名がバグってた - それでも無事飛行機に乗れるのか?2025年春利用レポート

当ブログでは過去にも何度か「SEISHIN SPIRIT(誠信スピリット)」の航空券予約サービスについて紹介してきました。格安航空券を探せる優れたサービスである一方で、公式サイトが見つかりにくかったり、予約確認の方法が分かりづらかったりと、いくつかの「個性」も持ち合わせています。

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今回は、そんなSEISHIN SPIRITを利用した最新の体験談をお届けします。特に、予約時に発生した「空港名の文字化け問題」と、それが実際の旅行中にどのような影響をもたらしたのかについて詳しくレポートします。文字化けした予約確認書でも本当に飛行機に乗れるのか?その疑問に、身をもって答えていきます。

予約時に発覚した「空港名バグ」

2025年2月下旬、中東方面への旅行を計画し、SEISHIN SPIRITで航空券を予約しました。行き先は、UAEシャールジャ(Sharjah)からイランのシーラーズ(Shiraz)への往復便です。

予約手続き自体はスムーズに完了しましたが、予約確認書が届いた時に気付きました。何と、空港名が明らかにおかしいのです。

- シャールジャ(Sharjah)→「シャガ」

- シーラーズ(Shiraz)→「に栓を」

システム上の不具合による文字化けなのか、或いは、英語からの機械翻訳エラーのようにも見えます。「Sharjah」の発音を無理やり「シャガ」と表記したのでしょうか?それにしても「Shiraz」が「に栓を」になってしまったのは、もはや謎としか言いようがありません。

予約管理画面でも同様の表記になっており、システム全体で発生している問題のようでした。正直に言って、この時点では少し不安になりました。空港名が違う予約確認書で、本当に搭乗できるのだろうか?特に、イランのような入出国管理が厳しい国での問題発生は避けたいところです。

往路:シャールジャ(いや、「シャガ」)での搭乗体験

まず往路について報告します。UAEシャールジャ国際空港は近年急速に発展しており、特に中東やインド方面への中継地点として人気があります。

シャールジャ空港でのチェックインは驚くほどスムーズでした。カウンターでパスポートを提示すると、特に質問されることもなく搭乗券が発行されました。予約確認書の「シャガ」表記を見せる必要すらありませんでした。

シャールジャ国際空港。空港内は撮影NGだっため、外観です。

空港自体も近代的で設備が整っており、保安検査や出国手続きもスムーズに完了。そのまま無事にイラン行きの飛行機に搭乗することができました。この時点では「文字化けの問題なんて杞憂だったのかな」と安心しかけていました。

復路:「に栓を」での緊張の出国手続き

しかし、本当の試練は復路でした。イランのシーラーズ空港は、シャールジャほど国際線の便数が多くなく、施設も比較的こじんまりとしています。そして何より、イランの出国手続きは非常に厳重なことで知られています。

チェックイン前のセキュリティに並ぶ長蛇の列。これは一刻の猶予も許されないが、、

空港に到着すると、予想通り長蛇の列ができていました。出国審査にはかなりの時間がかかるようで、搭乗時刻までの余裕が思ったより少ないことに焦りを感じました。

30分程度列にならび、荷物検査を済ませた後にチェックインカウンターへ。パスポートと予約情報を伝えると、特に問題なく搭乗券が発行されました。この時点では予約確認書の提示を求められなかったため、少し安心。

しかし、次の出国審査では状況が変わりました。イランの出国審査官は、パスポート・搭乗券に加えて「往復の航空券予約確認書」の提示を求めてきたのです。一瞬、緊張が走りました。「に栓を」という意味不明な空港名表記の予約確認書を見せて大丈夫なのか?

しかし、ここで躊躇うわけにもいかず、スマホのなかに用意していた予約確認書を提示することにしました。審査官は書類に目を通し、パソコンで何かを確認すると、多少の時間がかかりながらも最終的にパスポートにスタンプを押して返してくれました。特につっこまれることはなく、あっさりと通過できたのです。

Eチケットは英語表記が正確

結果的に今回は問題なく搭乗できましたが、この経験を通じて重要な発見を得ました。実はシーラーズ国際空港で気づいたのですが、SEISHIN SPIRITの予約確認書は日本語表記でバグが発生しているものの、予約完了時に発行されるIATAの標準形式のEチケット(電子航空券)は英語表記で、空港名も正確に記載されています。

万が一、出国審査などで予約確認を求められた場合は、このEチケットを提示する方が確実かもしれませんね。実際、今回の旅行では念のため両方の書類を保存して持参していましたが、これは正解だったと言えるでしょう。

まとめ:文字化けしてても問題なく飛べる(けど用心に越したことはない)

今回の経験から言えることは、SEISHIN SPIRITの予約確認書に表示される空港名が文字化けしていても、基本的には予約の有効性や航空券自体の有効性には影響しないということです。航空会社のシステムには正確な情報が登録されているため、チェックインや搭乗には問題ありませんでした。

ただし、特に入出国管理が厳しい国では、正確な書類を提示できる準備をしておくことが重要です。具体的には:

1. SEISHIN SPIRITの予約確認書だけでなく、英語表記のEチケットも必ず保存しておく

2. 予約番号(PNRコード)を手元に控えておく

3. 時間に余裕をもって空港に到着する

こうした準備をしておけば、「シャガ」や「に栓を」といった不思議な空港名表記に出会っても、慌てることなく旅行を楽しむことができるでしょう。

最後に、SEISHIN SPIRITは確かに独特の「個性」を持つサービスですが、価格面での魅力は依然として健在です。こうした小さな不具合を受け入れられる方にとっては、引き続き有力な航空券予約オプションの一つと言えるでしょう。

皆さんの旅が、文字化けすることなく、素晴らしいものになりますように!

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