2025年も、だんだんとタイの灯篭祭り(Yi Peng Festival)の記事が近づいてきましたね!少し前の話ですが、念願だったチェンマイのイーペン祭り(Yi Peng Festival)に参加してきました。数千個のコムローイ(熱気球型ランタン)が夜空に舞い上がる幻想的な光景は、写真や動画で見るのとは比べ物にならない感動がありました。
これからイーペン祭りに参加してみたい、あるいは現地の様子を事前に知りたいという方に向けて、忘備録を兼ねて当日の体験を綴ることにしました。文章が長くなるため、前編では準備から夕刻のイベントまで、後編ではメインイベントと全体の感想をお伝えする予定です。
イーペン祭りとは

イーペン祭りは、タイ北部の伝統的な祭りで、毎年11月頃(タイの旧暦12月の満月の夜)に開催されます。「コムローイ」と呼ばれる紙製のランタンに願いを込めて夜空に放つ儀式で、ランタンと共に悩みや災いも空に舞い上がっていくと信じられています。

チェンマイでは大きく分けて2つのタイプのイベントがあります。一つは郊外で開催される有料の大規模一斉放出イベント(数千人規模)、もう一つはチェンマイ市行政が主催する街中の無料イベントです。
私たちが参加したのは後者のターペー門周辺で開催される公式無料イベントです。ここはチェンマイ市の正式プログラムに組み込まれた会場で、観光客だけでなく地元の人々も多く参加し、より地域に根ざした雰囲気を楽しむことができるのが魅力です。コムローイも行政スタッフにより無料で配布されます。
チェンマイ到着:夜行列車からゲストハウスへ
朝、夜行列車でチェンマイに到着しました。飛行機でも行くことができますが、今回は敢えて旅情を味わうため電車で。夜行列車の様子については過去記事で詳しく綴っているので、合わせて参考にしてみてください。
駅からはトゥクトゥクを利用して市内へ向かいましたが、チェンマイの街はコンパクトで、基本的にホテルから市内のエリアは歩いて回れる規模感です。

今回宿泊したのは、ターペー門近くにある「ナイ ブティック ハウス」というゲストハウスでした。

古民家を改修したプチホテルで、チェンマイらしいアンティークな家具や小物が配置された、とても雰囲気の良い宿でした。ターペー門まで徒歩3分程度という立地の良さで、ナイトマーケットや川沿いのイベント会場へのアクセスも抜群でした。

部屋は清潔で、Wi-Fiも完備されており、何よりテラスからの眺めが素晴らしく、チェンマイの街並みを一望できました。
祭り当日:昼間はチェンマイ観光を満喫

イベント当日は昼頃から観光客がかなり増えてくるのを感じました。街中にはコムローイを売る露店が並び、レストランやカフェも特別メニューを用意するなど、街全体がお祭りムードに包まれていました。

ただ、メインイベントは夜になるため、当日は長丁場になります。そこで私たちはチェンマイ観光も合わせて楽しむことにしました。これが結果的に大正解でした。

まずは地元の市場を訪れて、色とりどりの果物や香辛料、手作りの工芸品などを見て回りました。市場のおばちゃんたちも今日がイーペン祭りということで、普段より笑顔多め?お祭りの特別な空気感を感じることができました。

昼食や軽食はストリートフードで済ませました。パッタイ、カノムクロック、そしてチェンマイ名物のカオソーイなど、屋台で手軽に楽しめる料理は、歩き回りながらの観光にぴったりでした。
街歩きの楽しみ:ライトアップと活気あふれる通り

特にこの日は街もかなりライトアップされており、街歩きするだけでも面白かったです。普段は落ち着いた雰囲気のチェンマイが、この日ばかりは色とりどりの装飾で彩られ、まるで街全体がお祭り会場のようでした。

特に印象的だったのがターペー門周辺のTha Pae Walking Streetです。ここは活気に満ち溢れており、通りの両側には露店が立ち並び、大道芸人のパフォーマンスあり、民族音楽の演奏ありと、歩いているだけで楽しめるエリアでした。観光客だけでなく地元の家族連れも多く、子供たちが小さなコムローイを持って歩いている姿が微笑ましかったです。

夕方頃にはMy Beer Friendというクラフトビールの店に立ち寄り、アルコールを補充。地方都市でありながら本格的なクラフトビールが楽しめるのは、チェンマイの街としての成熟度を感じさせてくれます。

今回はタイ語ネイティブの同行者がいたので、店主の方とイーペン祭りについて話をしたり、他の観光客とも自然に会話が弾んだりと、旅ならではの出会いを楽しむことができました。

夕刻からのプレイベント:パレードと民族舞踊
夕刻くらいからだんだんとイベントが始まりました。無料会場となるピン川の周辺エリアでは、様々な催し物が開催されます。ちなみに、最大の無料会場はノーンブアルアン公園だと言われていますが、今回は混雑回避のため敢えて東寄りのピン側周辺エリアを確保。

まず印象的だったのが、伝統的な衣装を身にまとった人々によるパレードでした。きらびやかな装飾を施した山車や、美しい民族衣装を着た踊り手たちが通りを練り歩きます。太鼓や笛の音色が響き、いよいよメインイベントへの期待が高まってきました。

川沿いのエリアでは民族舞踊のパフォーマンスも行われていました。優雅で神秘的な動きの踊りは、タイ北部の伝統文化の奥深さを感じさせてくれます。観光客も輪になって見学し、中には一緒に踊り始める人もいて、国境を越えた一体感を感じることができました。
前編のまとめ
ここまで、チェンマイ到着から夕刻のプレイベントまでをお伝えしました。長丁場となるイーペン祭りの日は、昼間の観光と合わせて楽しむことで、より充実した一日を過ごすことができました。
特にターペー門周辺の立地の良いゲストハウスを選んだことで、徒歩でのアクセスが非常に便利でした。街歩きやカフェ巡りを楽しみながら、徐々に高まるお祭りの雰囲気を存分に味わうことができました。
後編では、最も感動的だったコムローイ一斉打ち上げの瞬間と、地元の人々や観光客との交流、そして実用的な注意点について詳しくお伝えする予定です。