
今回は中東の真珠と呼ばれるカタールのドーハで、とんでもなく素晴らしいホテルに宿泊してきました。その名も「Souq Waqif Boutique Hotels by Tivoli」。名前からも分かる通り、カタール最大の観光スポットである伝統的なスーク「スーク・ワキーフ」の中心部に位置する、ユニークなブティックホテルです。
スーク・ワキーフとは?
まず、このホテルの魅力を語る前に、スーク・ワキーフについて簡単にご紹介します。スーク・ワキーフは、ドーハ中心部にある伝統的な市場で、「立っているスーク」という意味を持つアラビア語の名前が付けられています。19世紀から続く歴史ある市場で、香辛料、織物、伝統工芸品、ペルシャ絨毯などが所狭しと並ぶ、まさにアラビアンナイトの世界そのものです。
夕方になると地元の人々や観光客で賑わい、シーシャ(水タバコ)カフェからは香り高い煙が漂い、伝統音楽が響く中、猛禽類のファルコンを肩に乗せた人々が歩く姿も見られます。現代的なドーハの摩天楼とは対照的な、古き良きアラブの文化を体感できる貴重な場所なのです。ちなみに、スークそのものの訪問レポートについては過去にも当ブログで紹介しておりますので、合わせて見てみてください。
実は私、スーク・ワキーフには何度も足を運んでいるのですが、かねてよりこのホテルが気になっており、今回ついに念願叶って宿泊することができました!
蒸し暑い夏休み真っ只中だったこともあり、二人で朝食込み15,000円程度というお得な価格で利用することができました。
ホテルへのアクセスと到着体験
ハマド国際空港からは地下鉄で約30分、タクシーなら約15分でスーク・ワキーフに到着します。公共交通機関でのアクセスも良好で、旅行者にとって非常に便利な立地です。

空港からスークに到着し、いよいよホテルへ。到着時の歓待には本当にびっくりしました!スタッフの方々の温かいおもてなしは、期待を遥かに上回るものでした。
チェックインとホテルの独特な構造
チェックインは、Googleマップ上に「Souq Waqif Boutique Hotel by Tivoli」と示されている建物で行います。しかし、ここで驚きの事実が発覚!実は、このチェックイン用の建物には客室は備わっていないのです。

なんと、このホテルはスーク中に客室やレストランが点在する形で展開している、極めてユニークな構造なのです。これまで世界各地のホテルに宿泊してきましたが、こんな造りのホテルは初めて!まさに「スーク一体型ホテル」とでも言うべき、革新的なコンセプトです。
ホテルでは気さくなホテルマンがにこやかに応対してくれます。アラビア語と英語はもちろん、片言の日本語で話しかけてくれるスタッフもいて、心が温まります。一通りのチェックイン手続きを終えたら、いよいよ客室へ向かいます。
ゴルフカート送迎と客室「Musherib」

客室の入っている建物へは、なんと専用のゴルフカートで送迎してくれるのです!距離的には歩いていける範囲なのですが、蒸し暑いドーハでの観光でクタクタだった身には、このサービスが本当に嬉しかったです。このカートは過去にもスーク内でもたまに見かけていたため、どうやったら利用できるのか気になっていたのですが、まさかホテルの送迎用だったとは驚きでした。
カートに乗り込むと、運転手兼ガイドのホテルマンが送迎がてら丁寧にスーク内を案ツアーしてくれます。約5分ほどの短い旅路で、正直歩くのとそこまでスピードは変わりませんが、これがまた特別感を演出してくれる素晴らしいサービスです。

今回宿泊する棟は「Musherib」という名前の建物です。このホテルには8つほどの異なる棟があり、それぞれ部屋の内装や雰囲気が異なるそうです。まさに「スーク内のテーマパークホテル」といった趣で、何度訪れても新しい発見がありそうです。

建物の中に足を踏み入れると、アラビアンで豪華絢爛な内装が目に飛び込んできます。高い天井、美しい装飾、そして上品な照明が織りなす空間は、期待を大いに高めてくれました。

客室と周辺環境


そして遂に部屋のドアを開けると...「広い!」これが第一印象でした。とにかく広いのです。日本のビジネスホテルの3倍はありそうなゆったりとした空間に、大きなベッドと高級感のある家具、そして洗練された設えが配置されています。

水回りも非常に綺麗で、現代的な設備と伝統的な装飾が見事に調和しています。バスルームも広々としており、一日の疲れをゆっくりと癒すことができそうです。
Musherib棟の立地は、市場北側のCamel Pen(ラクダ小屋)や厩の近くです。カートでの移動中、ホテルマンが丁寧に説明してくれたのですが、ここで飼育されているラクダや馬は、カタールの国家プロジェクトとして大切に育てられているそうです。

海外から国賓が来訪した際に乗馬してもらうためのもので、朝には見学することができるとのこと。「朝には是非見に行ってくださいね」と勧められたので、明日の朝は早起きして見に行くことにしました!
ちなみに外は若干の家畜臭がしますが、ホテルの建物内に入れば全く気になりません。むしろ、この少しのワイルドさも含めて「スーク体験」の一部として楽しむべきかもしれませんね。

移動中にホテルマンから聞いた話では、このスーク・ワキーフ全体が一つの巨大な文化保護区のような役割を果たしているとのこと。伝統的な建築様式の保持、伝統工芸の継承、そして動物の飼育まで、カタールの文化を総合的に体験できる場所として整備されているそうです。そんな中にあるこのホテルは、単なる宿泊施設を超えて、カタール文化の体験装置として機能している貴重な存在なのだと感じました。
一日目のまとめ
Souq Waqif Boutique Hotel by Tivoliでのチェックインは、期待を遥かに上回る素晴らしい体験でした。スーク内に客室が点在するという独特な構造、専用ゴルフカートでの移動、そして文化的に豊かな立地での宿泊体験。これまで世界各地で様々なホテルに宿泊してきましたが、ここまでユニークで文化的な深みのあるホテルは初めてです。
明日は早起きしてラクダと馬の見学、そして楽しみにしている朝食体験が待っています。次回は朝の様子と朝食レポートをお届けしますので、どうぞお楽しみに!
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