夏の思い出作りに最適なアクティビティとして注目されているのが、三宅島の自転車一周旅です。東京都心から約180km離れたこの離島は、美しい自然と独特の地形で訪れる者を魅了します。今回は、三宅島での自転車一周の旅の準備編として、事前に知っておくべき情報や魅力を詳しく紹介します。
人気上昇中の三宅島自転車旅
三宅島の自転車一周旅は、近年その手軽さと魅力から人気が急上昇しています。その理由として、いくつかのポイントが挙げられます。
1. 三宅島の見所をくまなく散策できる
自転車で島を一周することで、観光名所を効率よく巡ることができます。火山地形や美しい海岸線、豊かな自然など、三宅島の魅力を余すところなく体感できます。
2. 主要道路が一本しかなく道に迷い辛い
三宅島の主要道路は一本しかないため、道に迷う心配がほとんどありません。初心者でも安心してサイクリングを楽しめます。
3. 日本本土と比べて気候が穏やかで心地良い
三宅島は、夏でも比較的涼しく、サイクリングに適した気候です。熱すぎず、風が心地良い環境で快適に自転車を漕ぐことができます。
4. 電動自転車だから体力に自信がなくても安心
三宅島観光協会が提供しているレンタル自転車は全て電動アシスト付きです。坂道が多い島内でも、電動アシスト自転車なら体力に自信がなくても安心して楽しめます。
事前に知っておくべきこと
そんな三宅島でのサイクリングですが、安全に楽しむためには、いくつかの事前知識を身に付けることが必要です。以下のポイントを押さえておきましょう。
1. 予約が必要
三宅島のレンタル自転車は台数に限りがあるため、事前に予約しておくことをおすすめします。特に夏の観光シーズンは早めの予約が必要です。
下記の三宅島観光協会ホームページから問い合わせをすることで、事前に必要台数を抑えておくことができます。
2. 料金
レンタル料金は、自転車の種類やレンタル時間によって異なります。1日レンタルで2,500円を基準に、利用する時間や日数によって金額が異ってきます。都内のドコモバイクの1日料金と比べると若干高めですが、その分三宅島でしか味わえない体験を楽しめるので、十分お得と言えるでしょう!
3. 坂道がかなり多い
三宅島は火山島であるため、アップダウンが多いです。平地はほとんどなく、坂道を登ったと思ったら下がり、そしてまた登り、を繰り返すような道のりとなります。電動アシスト自転車とはいえ、ある程度のスタミナと覚悟が必要です。
4. バッテリー管理に気を付けて
長距離を走るため、バッテリーの管理は非常に重要です。貸し出し時には島2周分程度のバッテリーが補充された満タンの状態で自転車を手渡してくれますが、念のためレンタル時に充電状況を確認し、途中でバッテリーが切れないように注意しましょう。
ちなみにバッテリー交換できるのは、原則阿古漁港船客待合所(ここぽーと)内の三宅島観光協会のみで、しかも9時~17時の営業時間に限られています。その他、一部の提携ペンションに宿泊する場合は、宿でバッテリーを充電することも可能です。
5. 島一周で30km
三宅島一周分の道のりは約30kmです。これにどれくらいの時間がかかるのかというと、ちょこちょこ観光スポットに寄り道しながらで大体正味3時間程度のペースでした。実際には、食事をしたり、湖で涼んだり、火山地形でドローンを飛ばしたり、など自転車を降りていた時間も考えると合計6時間くらいの旅になりました。
これらの時間は筆者自身の体験に基づくものであり、個人差がありますのであくまで参考としてください。
6.熱中症にご用心
夏のサイクリングでは、こまめな水分補給が不可欠です。本土より涼しいとは言え、三宅島でも熱中症リスクは避けられません。
特に、道中には商店や自販機がない空白地帯も多いので、あらかじめ水や軽食を準備しておきましょう。
7. 2泊3日の旅を推奨
三宅島は地上だけでなく、イルカシュノーケリングや海水浴、ダイビングなどと言った水中アクティビティも豊富です。1泊2日だと、水中アクティビティを楽しんだ上で自転車旅までする時間的・体力的余裕は中々残っていないため、最低でも2泊3日を確保して、サイクリングに時間を当てるようにしましょう。
8. 火山地形が織り成す見所が沢山
注意点ばかりになってしまいましたが、最後に一番大切なことを。三宅島には、火山地形特有の景観が広がっています。荒涼とした溶岩台地や、迫力満点の崖、青い海と緑のコントラストなど、自然の壮大さを感じるスポットが点在しています。
島を自転車で駆け巡ることは、こういった三宅島特有の異世界感満載の景色を余すことなく楽しむことに繋がります。電動アシスト自転車を手にした者だからこその特権として、思う存分三宅島ライフを楽しんでください!
三宅島をもっと楽しむために
三宅島の自転車一周の旅は、初心者からベテランサイクリストまで楽しめるアクティビティです。主要道路が一本しかなく、道に迷う心配がないことや、電動アシスト自転車の利用で体力に自信がない人でも安心して挑戦できる点が魅力です。島一周・30kmと聞くと身構えてしまうかもしれませんが、実際には電動アシスト自転車のおかげで楽チンにサイクリングでき、あっという間に終わる旅です。
次回の記事では、実際の体験レポートをお届けします。三宅島の魅力をさらに深く掘り下げ、サイクリングいかに最高か、具体的にお伝えしますので、お楽しみに!
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