ゴールデンウィークも目前に迫る中、旅行計画は順調に進んでいますか?
観光シーズンになるとホテルの料金が一気に高騰し、普段1万円で泊まれる宿が3万円になることも珍しくありません。特にGWや正月、お盆などの入シーズンには「この価格じゃ泊まる気になれない!」と感じたことがある人も多いのではないでしょうか。しかし、ある方法を使えば、観光シーズンでもお得な価格で宿泊できます。
その方法とは、大手ブッキングサイト(OTA)に登録されていないホテルや旅館を狙うこと。多くの人が見逃しているこの戦略について、詳しく解説します。
観光シーズンのホテル高騰の仕組み
ダイナミックプライシングの影響
多くのホテルは、需要に応じてリアルタイムで価格を変動させる「ダイナミックプライシング」を採用しています。これは航空券の価格変動と同じで、需要が高まると自動的に宿泊料金が上昇する仕組みです。特に、ExpediaやBooking.com、楽天トラベルといったOTAに登録されているホテルは、このダイナミックプライシングの影響を強く受けます。
たとえば、ゴールデンウィークやお盆休み、年末年始のような旅行需要の高い時期になると、予約が増加するにつれて価格がどんどん上がっていきます。これにより、通常1万円だったビジネスホテルが3万円以上に跳ね上がることも珍しくありません。
OTAの手数料が価格を押し上げる
またOTA経由の予約には、ホテル側が手数料(10〜20%程度)を支払う必要があります。つまり、ホテル側としては利益を確保するために、この手数料分を宿泊料金に上乗せすることが一般的です。
さらに、OTAのアルゴリズムは「売れ行きの良いホテルは価格を上げる」という傾向があり、人気のホテルほど高騰する仕組みになっています。結果として、観光シーズンには高額な料金を支払わざるを得なくなるのです。
OTAに登録されていないホテルを狙うメリット
価格が安定している
OTA非掲載の宿はダイナミックプライシングの影響を受けにくく、観光シーズンでも通常価格のままのことが多いです。例えば、地方の老舗旅館や家族経営の小規模ホテルなどは、価格変動がほとんどなく、シーズンによって極端な値上げをしないケースが多く見られます。
競争率が低い
大手OTAを利用して宿を探す旅行者が多いため、OTAに掲載されていない宿はそもそも目に入りにくく、予約の競争率が低めです。観光シーズンでも満室になりにくく、直前でも予約が取れる可能性が高いのが特徴です。
直接予約なら交渉も可能
公式サイトや電話予約なら、宿泊料金の交渉や、特典の追加(朝食付き、レイトチェックアウトなど)ができる場合もあります。特に、電話で問い合わせると「ホームページには載っていないお得なプラン」を案内してくれることもあり、思わぬ掘り出し物に出会えることも。
ローカルな体験ができる
また、OTAに登録していない民宿などは、地元のおじいちゃん・おばあちゃんが営んでいるような個人形態のものが多く、まるで実家に帰ったかのようなローカルな体験を過ごすことが可能なケースもあります。現地の民家ならではの暮らしを味わうことで、ただの観光を超えた濃厚な体験をできるというのは、旅のだいご味とも言えますね。
OTA非掲載の宿を探す方法
Google マップで直接検索
ホテル名をGoogleマップで検索し、公式サイトがあるか確認しましょう。公式サイトでの予約が可能なら、そこから予約するとOTA経由より割安なことが多いです。
地域の観光協会のサイトをチェック
地方の旅館や民宿は、大手OTAに登録していない場合があります。自治体や観光協会のサイトには、そうした宿の情報が掲載されていることが多いので、観光協会の公式サイトをチェックするのもおすすめです。
電話予約を試す
ネット予約を受け付けていない宿も意外と多く存在します。特に老舗の旅館や個人経営の宿は、電話予約のみ対応のケースが多いです。電話で問い合わせると、「ネットでは満室と表示されていたのに、実際は空室があった!」ということも珍しくありません。
OTA非掲載の宿をリスト化しているサイトを活用
一部の旅行系ブログやローカル情報サイトでは、OTA非掲載の宿を特集していることがあります。こうした情報源を活用することで、自分では見つけにくい宿を発掘できることもあります。
まとめ
観光シーズンでもホテルの値上げを回避する最善の方法は、OTAに登録されていない宿を狙うことです。Googleマップや観光協会のサイトで探し、公式サイトや電話で予約すれば、相場より安く宿泊できる可能性が高くなります。
次回の旅行では、大手サイトに頼らず、自分でお得な宿を発掘してみてはいかがでしょうか?この方法を活用すれば、観光シーズンでも賢く節約しながら、快適な旅行を楽しめまるはずです。