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海外旅行のフライト確認が劇的楽チンに!フライト一括管理ツール「Airhelp(エアヘルプ)」実体験レポート【使い方・レビュー】

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海外旅行での最大の悩みの一つが、フライト管理の煩雑さでした。特に複数の都市を巡る周遊旅行では、各航空会社のアプリをダウンロードし、それぞれでフライト状況をチェックする作業が非常に面倒です。

先日のアジア・中東・アフリカ周遊旅行では、ZIPAIR、カタール航空チュニスエア、ベトジェットエアと複数の航空会社を利用する複雑な旅程でした。東京からマニラ、ドーハ経由でチュニス、そしてジェルバ、さらにマルセイユ、ニース、ベトナムホーチミンを経て東京へ戻るという長期間の旅行で、空港でのゲート確認、遅延情報のチェック、接続便への影響確認など、考えただけでも管理業務の多さに頭を抱えていました。

そこで今回初めて利用したのが「Airhelp」というサービスです。実際に使ってみた結果、フライト管理に対する考え方が完全に変わりました。今回はその体験をもとに、使い方を詳しくレポートしたいと思います。

Airhelpとは何か

https://www.airhelp.com/

Airhelpは、フライトの一括管理と旅行者権利保護を提供するプラットフォーム。2013年にデンマークで設立され、現在では世界中で数百万人が利用しています。特にヨーロッパでの認知度が高く、現地の旅行者からの評価も上々です。

www.airhelp.com

このサービスの最大の特徴は、どの航空会社のフライトでも統一されたインターフェースで管理できることです。また、フライトトラブル発生時の補償申請支援も行っており、単なる情報提供を超えた包括的なサポートを受けられます。

また、Airhelpは独自の航空会社ランキングを毎年発表しており、毎年旅行マニアの間でトレンドをにぎわせていることでも知られています。

www.kosupatravel.com

使い方は予想以上にシンプル

利用開始の手順は非常に簡単でした。Airhelpの公式サイトまたはアプリでアカウントを作成し、フライト情報を「Trip」として登録するだけです。

アカウント作成は無料で、メールアドレスとパスワードの設定のみで完了します。その後、案内に沿って管理したいフライトの便名と出発日を入力すれば、自動的にフライト詳細が取得されます。

視覚的に親切な案内によって、簡単にフライト登録できます

今回の旅行では、東京〜マニラのZIPAIR、マニラ〜ドーハのカタール航空、ドーハ〜チュニスカタール航空、ジェルバ〜チュニスチュニスエア、チュニスマルセイユチュニスエア、ニース〜ドーハのカタール航空、ドーハ〜ホーチミンカタール航空ホーチミン〜東京のベトジェットエアを登録しました。全ての登録作業は5分程度で完了しました。

フライト登録は、いくつかの「ルート」で分割して登録することができます。

旅行中の実際の使用感

実際の旅行中、Airhelpの利便性を強く実感しました。

フライト状況の確認が格段に楽になりました。従来は複数のアプリを切り替えながら確認していた作業が、Airhelp一つで完結します。しかも情報更新のスピードが早く、正確性も高いと感じました。

定刻運航便は緑、遅延便はオレンジ色に表示されます。そして赤色は…

実際に画面で確認すると、定刻通り運航しているものについては緑で、遅延が発生しているものについては橙色で表示されていました。正確な遅延時間も示されている他、色分けで一目で状況を把握できます。

事前通知機能の威力を実感

Airhelpの真価を最も感じたのは、チュニスエアのUG10便(チュニス〜ジェルバ)の欠航対応でした。

フライトキャンセルは赤色表示に

出発の数週間前に、Airhelpから「フライトスケジュールに変更があります」という通知が届きました。確認すると、予約していたチュニス〜ジェルバ便が欠航になっていることが判明しました。実際の画面では「CANCELED」と赤字で明確に表示され、一目で状況を理解できました。

この時点で、航空会社からはまだ連絡がありませんでした。Airhelpは公表されているフライト情報に変更があると即座に通知してくれるため、十分な時間的余裕をもって対応策を検討できました。

もしこの事前通知がなければ、最悪の場合当日空港で欠航を知り、限られた選択肢の中で急いで対応を迫られていたかもしれません。数週間前に欠航情報を得られたことで、代替便の確保、現地での予定調整など、必要な手続きを慌てることなく進められました。特に地方空港では代替便の選択肢も少ないため、この早期情報は非常に重要でした。

補償申請代行サービスも利用

Airhelpのもう一つの大きな特徴が、フライト遅延・欠航時の補償申請代行です。

ヨーロッパのEU261規則では、3時間以上の遅延や欠航の場合、距離に応じて250〜600ユーロの補償を受ける権利があります。しかし、この権利を知らない旅行者が多く、申請手続きも複雑で個人では対応が困難です。

Airhelpは、フライトが補償対象かどうかを自動判定し、該当する場合は申請手続きを代行してくれます。成功報酬制のため、補償金が実際に支払われた場合のみ手数料が発生します。つまり、旅行者側にリスクはありません。

複数都市周遊での価値を実感

今回の旅行で特に感じたのは、複数大陸を巡る長期旅行でのAirhelpの価値です。

従来の方法では、ZIPAIR、カタール航空チュニスエア、ベトジェットエアのアプリを個別に管理し、時差計算や接続時間の確認も手動で行う必要がありました。特にアジア、中東、アフリカ、ヨーロッパという複数の時間帯をまたぐ旅程では、これらの作業は非常に煩雑で、ミスも起こりやすいものでした。

Airhelpでは、全ての情報が一つのプラットフォームに集約されています。ドーハでのカタール航空便の遅延がチュニス到着にどう影響するか、チュニスエアの欠航がその後の旅程にどのような変更をもたらすかも、リアルタイムで把握できました。この統合的な情報管理により、旅行中の不安が大幅に軽減されました。

また、情報の精度も高く、航空会社の公式情報と同等か、それ以上に早く情報を取得できることが多かったです。

特におすすめしたい旅行者

実際の使用経験から、以下のような方には特にAirhelpをおすすめします。

複数都市を周遊する旅行をする方には、間違いなく価値があります。複数の航空会社を利用する複雑な旅程では、その管理効率化の効果は絶大です。

ビジネス出張が多い方にも適しています。フライト管理の効率化により、本来の業務により集中できるようになります。

家族での海外旅行をよくする方にもおすすめです。特に子連れの場合、空港での待ち時間管理は重要で、事前の遅延情報があれば対応策を検討する時間的余裕が生まれます。

結論:必須の旅行ツール

Airhelpを使用する前は、フライト管理アプリに大きな違いはないと考えていました。しかし実際に使用してみると、これは単なる情報確認ツールではなく、旅行体験そのものを向上させるプラットフォームでした。

海外旅行を頻繁にする方、特に複数都市を巡る旅行をする方には強くおすすめします。基本機能は無料で利用できるため、次回の旅行前に試してみる価値は十分にあります。それほど、旅行における基本的な体験を改善してくれるサービスだと実感しています。