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【モルディブ旅行】「スピードボート」の予約方法・使い方は?実際に使ってアリ環礁のDhidhdhoo島へ行ってみよう:ローカルアイランドのすすめ③

本記事では、モルディブ国内の移動手段「スピードボート」の予約方法や使い方を解説しつつ、具体例としてDhidhdhoo(ディッドゥー)島への行き方を解説していきます。

モルディブ国内に「Dhidhdhoo」という島は2つあります。本記事で紹介するのは、「南アリ環礁(South Ari Atoll)の方のDhidhdhoo」、或いは「Maamigili(マアミギリ)の隣の方のDhidhdhoo」です。お間違え無いようご注意ください!

 

Dhidhdhoo島についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください!

www.kosupatravel.com

 

スピードボートの予約は独力で頑張らず、ゲストハウスやホテルに依頼を

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モルディブ国内の交通事情は他の国と比べて大きく異なる。他の国では、目的地を決めたら電車やバス、飛行機等の運行スケジュールやルートを自分で調べてチケットをとったり、タクシーに行き先を告げて連れていってもらう、というのが一般的だが、モルディブではこれらの方法は一般的ではない。

モルディブは島国のため陸路がほぼ無く、島を越えて移動をしなければならない上、飛行機やスピードボートを外国人が直接予約をするとかなり割高な料金になる仕組みがとられている。バックパッカーの方々は特に面を食らうかもしれないが、自力でモルディブ国内を自由に移動することはまず不可能だと考えていただいた方が良いだろう。

スピードボートは、日本における電車やバスのような位置づけの公共交通機関

代わりにモルディブで一般的なのが、宿泊先のホテルやゲストハウスにマレ空港からの必要交通便を代行予約してもらうという手法。特にリゾートホテルの場合は、宿泊費用の中にマレ空港からの往復水上飛行機をパッケージとして組み込んだプラン等も見受けられるが、小さなゲストハウスもきちんと往復交通便を手配してくれるから驚きだ。

とは言え、小さいゲストハウスの場合はチャーター便ではなく乗り合いのスピードボートなどを利用することになる。実際に我々もアリ環礁のDhidhdhoo島へ行く際には、現地のゲストハウス「White Tern Maldives」に代行予約の依頼をし、マレからの乗り合いスピードボート往復便の席を手配して頂いた。

マレからDhidhdhooまでの所要時間、料金

スピードボートを使用する場合の目安として、例としてマレからDhidhdhooまでの所要時間や料金について見てみよう。

公衆フェリーだとなんと片道8時間も掛かる距離らしいが、スピードボート(または現地の人はJetty(ジェッティー)と呼ぶ)なら2時間に短縮できる。スピードボートの場合は一人往復110米ドル(レートによって変動)で利用できるが、より時短をしたい方には国内線飛行機を使用する、という手もある。とは言え、往復290米ドルもかかる上、結局空港のある別の島からボートへの乗り継ぎが必要となり時短効果がそこまで期待できないため、正直お勧めしない。

スピードボートの予約&利用の流れ

それでは、例としてマレからDhidhdhooへスピードボートを使用して移動する場合のケーススタディを取り上げながら、スピードボートを予約・利用する流れについて説明していく

1. EメールやWhatsApp等で滞在先へコンタクトをとって往復便の予約をする

www.booking.com

スピードボートを予約するためには、滞在先のホテルに協力をしてもらう必要がある。何よりも先に、宿を押さえておこう。

今回我々はBooking.com等でWhite Tern Maldivesへ宿泊予約をした上で、White Tern MaldivesへEメールやWhatsApp(SNSの一種で、グローバル版LINEのようなもの)を通じてコンタクトを行った(連絡先は、+960 949-8300モルディブに限らず世界中の多くの国ではWhatsAppを使用してホテルとコミュニケーションをとることができるので、使い方を事前に覚えておくと良いだろう)。

当日のスピードボートを写真とともに丁寧に説明してくれるWhite Tern Maldives

名前や宿泊予定日等をを告げて、乗り合いスピードボートの手配をお願いしたい旨を伝えれば、料金や出発・到着時間について案内をしてくれる。我々はマレを午前9:45に出発し、12時頃にDhigurah(ディグラー)島へ到着する便を使用することになったが、曜日などによって時間が変わるため事前に確認をしておくことをお勧めする。やりとりは勿論全て英語なので、英語が苦手な方は翻訳ツールなどを駆使しながらトライしてみよう。

今回はErwinaという名前のスピードボートに乗船した

ちなみに、この乗り合いスピードボートがDhidhdhoo島へ直接連れて行ってくれるわけではない。連れて行ってくれるのはDhigurah(ディグラー)という近所の細長い島までで、以降の道程はWhite Ternのプライベートボートがピックアップして連れて行ってくれる。

親切なことにWhite Ternの場合、予約便が決まるや否や乗るべきスピードボートの写真を送っていただけた。ボートには一つ一つ名前がついており、これを手掛かりにどのボートが自分たちの目的地へ向かうものなのかを判別することになる。

2. 現地でSIMカードを調達する

スピードボートの利用方法から少し脱線するが、モルディブに入国したらスピードボートに乗る前にSIMカードを調達しておこう。宿泊先と当日の連絡をしたり、また問題が起きたときの緊急連絡など行う時等に必ず必要になる。

SIMカードの入手方法については別記事で解説をしているので、こちらを参考にしていただきたい。

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3. 出発時間に余裕をもって指定された港(Jetty Port)へ向かう

こちらがマレのJetty Port No.1。写真に写りきっていない左側の港もNo.1の一部なので、ボートを見逃さないよう要注意。

当日は、マレの港(Jetty Port)から船が出る。Jetty Port(読み:ジェッティーポート)はNo.1からNo.7まである。ゲストハウスのスタッフが直接マレへ迎えに来てくれるわけではないので、直前にバタバタしないよう不安や疑問に思うことは前もって尋ねておくことをお勧めする。

ちなみに、我々は「Jetty No.1」からの出航予定だったのだが、「Jetty No.1」の港の範囲が思いの他広くて困惑した。「No.1」の標識の周りだけでなく、周囲広い範囲を見渡して、乗るべき船が到着していないかどうか注意深く観察するようにしよう。

4. 名簿確認をしてもらい、スピードボートに乗船する

我々が乗るスピードボート「Erwina」がやってきた

スピードボートを見つけたら、ボートのクルーにゲストハウスの名前を伝えよう。名簿を照合して、問題なければボートの中に乗るよう指示を受けることになる。大きな荷物がある場合は、ここでスタッフに預ける。

ボートの名前「Erwina」を背負うクルー

ちなみにボートの中には500mミネラルウォーターボトルがたくさん常備されているので、遠慮なくいただいて適宜水分補給をとるように心がけよう。また、もし空いていれば最後尾の窓際の席あたりが風や景色を存分に楽しめてお勧めだ。

海から眺めるマレの都会的な姿がとても綺麗

乗客が揃うと、いざ出発。Dhigurahまでの途中駅(港)は、Velana空港、Mahibadhoo(マヒバドゥー)島、を経由する。計2時間の水上トリップは波でかなり揺れるので、おちおち寝られる余裕がない。せっかくなので、エメラルドグリーンの環礁を鑑賞したり、水面に潜むイルカを探したりして道中もじっくり楽しもう。

途中いくつかローカルアイランドを経由する

途中経由するMahibadhoo島も情緒あふれる小島だ

道中では遠目にいくつものリゾートを眺めることもできる

5. Dhigurah島で、White Tern Maldivesスタッフが迎えに来てくれるのを待つ

Dhigurah島へ到着した

2時間の水上移動を終えてDhigurah島へ着いたら、下船をした。下船の際は、自分の荷物が全て陸に揚げてもらえているか、忘れずに確認をしよう。

Dhigurah島ものどかな南国らしい島。White Ternのプライベートボートを待つ。

やがて、White Tern Maldivesの親切なスタッフがプライベートスピードボートで迎えに来てくれた。DhigurahからDhidhdhooまではボートで15分ほど。いよいよこれから待ちに待ったローカルアイランドでのバケーションが始まる。

White Ternのイケメンスタッフたちがお迎え

荷物を預けて、彼らのプライベートボートに乗り込んだら、あと15分でいよいよDhidhdhooへ到着!

いかがでしたでしょうか?

今回は、ローカルアイランド「Dhidhdhoo(ディッドゥー)」への渡航を例に挙げつつ、スピードボートの利用方法について解説した。目的地によって多少の違いはあるが、基本的な流れは同じなので、是非とも参考にしていただきたい。

次回記事では、より具体的なDhidhdhooでの過ごし方や、島唯一のゲストハウスWhite Tern Maldivesの魅力についてお伝えしていく。

White Tern Maldivesの予約はこちらのリンクからがお得です!

www.booking.com

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